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坂本和加のゆるいい話

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カラダにピースなど、みなさんが知ってるコピーをたくさん書いてきたひとの、ゆるい話。たまにいい話、かもしれない。言葉好き。日本語好き。基本的に考えすぎ。笑
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2020年9月の記事一覧

考える子供は考える大人になる

考えさせるトレーニング利便性を追求していくことは考えるということを、「削ぐ」ことだとしみじみと思う。その利便性がどこから来たのか、というのは、わたしたちの日本人気質のおおきなところにある「おもいやる」というところにつきる。 デコボコ道は不便だから地面をコンクリートにしておこう。みたいな話。もともとは車が通るから、なんだけど。結果、便利になり、「転びにくい世の中」をつくっている。 転びにくい世の中は考えないをつくる転ぶって、みんな、イヤなので。転ばないようにしてあげる。転ぶの

この国の資本主義が、なくしそうになってるもの

コロナで大打撃を受けた着物業界コロナで学校がストップしたのが3月。たしか9月の卒入を視野に入れた検討がはじまったころだったと思う。わたしも「それ、有りかも」なんて思っていたひとりでした。ちょうどそのころ。なじみの悉皆屋(和裁屋さん)から電話がかかってきた。6月末で店をたたむという。ものすごいショックでした。たくさんのお針子さんたち、ザ・職人さんたちを何人も抱えた老舗だったので。 その和裁屋さんは10数年ほど前、ネットで探して電話をして始まったような個人のおつきあいでした。私