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RG35XX(GarlicOS)のアップデート情報(2)

前回の記事ではv1.08にアップデートしたときの追加機能を紹介しました。
それから1ヶ月も経っていないのですが、2023/3/11時点でv1. 24となっています。つまり16回バージョンアップしていることになりますので、その中でも気になりましたアップデート内容を見ていきたいと思います。

1. 早送りとステート機能の最適化(v1.09)

早送りと、ステートの保存と読み込み時にCPUのトップクロックになりました。

GarlicOS Changelog

ステートの保存と読み込みは、その場でセーブデータを保存、読み出しできる機能で、個人的には使用頻度の高い機能です。ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータでいうところの「中断ポイント」です。
こちらの動作レスポンスがRG35XXの性能的に最も早く動くようにしたということです。RG35XXでは早送り、ステート保存、読み込みの操作は以下のように行います。

Menu + R1:
早送りします。もう一度押すと戻ります
Menu + R2:ステートを書き込みます
Menu + L2:ステート読み込みます

2. ゲームメニューの表示修正(v1.11)

PS1ゲーム(および320x240でレンダリングする他のシステム)に影響を与えたメニューのスケーリングの問題を修正しました。

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PS1でゲームメニューを表示しますと画面左下に隠れたように情報が表示されていましたが、画面下中央に表示されるようになりました。個人的にはステートを保存する場所を変えるときに使います。しかしFPSやメモリの使用量を表示するオプションを設定しますと、ステートを保存するスロットが見えなくなりますので注意してください。

Menu + 十字キー左右
:ステートを保存するスロットを変更します
Menu + セレクト
:遊んでいるゲームのFPSや各種情報を表示

3. PS1のDualshock動作修正(v1.12)

PS1のゲームパッドがDualShockタイプだと多くのゲームがプレイできないため、デジタルタイプに戻しました。アップデートする場合は、アップデート前に「CFW/retroarch/.retroarch/config/remaps/PCSX-ReARMed」ディレクトリを必ず削除してください)。

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こちらは私が遊んでいましたグランツーリスモ2でも該当する問題が発生していました。RG35XXの振動モーターが動くようになったのですが、操作が効かなくなっていたのです。こちらの修正は個人的にはありがたい内容です。

4. 外部コントローラーに対応(v1.20)

GarlicOS UIに外部ゲームパッドのサポートを追加しました(8bitdo XInputコントローラーでテスト済み、より多くのゲームパッドをサポートするには、ベンダーと製品IDのキーレイアウトデータベースが必要)

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HDMIでRG35XXをテレビ出力したときにゲームパッドも接続すればRG35XXが据え置きゲーム機のようになるというのがおもな使い道でしょうか。手元にUSB接続の8bitdo製のゲームパッドがないので確認はできませんが、テレビで遊んでいる方には待望の機能かもしれません。

5. 大容量マイクロSDカード使用時の修正(v1.21)

一部のユニットで発生していたブート問題を修正(256GB以上のカードをチェックするにはRG35XX自体以上のRAMが必要なため、チェックしない)

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こちらも手元にないため確認はできませんが、256GB以上のマイクロSDカードもAmazonなどで見ますと、だいぶ手ごろな価格になってきましたので使っている方もいらっしゃるのかもしれません。

6. メニュー画面の日本語対応(v1.24)

日本語のローカライズを追加(NonStopComboに感謝します)

GarlicOS Changelog

最近のアップデートでメニュー画面のローカライズが進められていますが、v1.24で日本語も追加されました。変える方法はRG35XXを起動してメニュー画面が出ましたらSTARTボタンを押しますと、いままでは時刻設定だけでしたが、表示言語も選択できるようになります。十字キーの右で項目を変更し、上下で表示言語を変えます。

新機能よりも機能改善、不具合修正、ローカライズ(追加言語対応) などが多くなってきましたのでリリースしてまだ3ヶ月ですが、成熟期に入っているのかもしれません。

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