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ドミニオンを10年ぶりに遊んで2つ気が付いたこと

昨年末に「イーオンズ・エンド」を小学校4年生の甥と遊んでみましたところ、デッキ構築ゲームの魅力が伝わったみたいでした。そこで元祖となる「ドミニオン」でデッキ構築ゲームの魅力を伝えたいと思い、年明けの三連休に「ドミニオン:第二版」を遊びました。

10年前までは、ドミニオンだけを遊んでいました。しかし多くの方と同じように拡張第8弾の「ギルド」から拡張第9弾の「冒険」が発売されるまでの2年の空白ですっかり仲間内では冷め切ってしまい、ただ拡張セットが発売されるたびに遊ばない拡張セットが積みあがっていく状況でした。
仲間内では「世界の七不思議」、「テラミスティカ」、「アンドールの伝説」に置き換わり、中量級のゲーム志向に変わったのだと思います。

第二版も日本ではアップデート版を販売しないことに疑問を感じながら、半ば機械的に購入していました。

日本では未発売の差分カードだけのバージョン

1. 久しぶりのドミニオンは圧巻だった

甥以外は10年前に遊んだ面々でしたが、ドミニオンの準備をしてインストを開始しました。サプライは「ドミニオン:第二版」の説明書に紹介されている「最初のゲーム」です。

まずインストがとても説明しやすいと思いました。インストだけで終わるのではと錯覚するゲームを経験すると、これは大きな魅力に感じました。また1ゲーム終了時の得点計算も簡単です。最近の「ウイングスパン」とか「エバーデール」などは得点計算に紙とペンが必要です。そう考えますと、ドミニオンのシステムに改めて感心します。

2. 機械的に集めていた私は気づかなかった

そんな中、義姉がふと「カード印刷の色が違わない?」という発言にハッとしました。このとき「ドミニオン:第一版」をベースに第二版で差し替えられたカードを追加して遊んだのですが、たしかに印刷の発色が経年劣化レベルでない差があることに気付きました。
捨て札を裏向きにシャッフルしてデッキを作成するドミニオンのルールではあまり好ましくありません。

(左)第二版 (右)第一版

このとき、なぜ日本語版のアップデートパックを出さないのか察しました。

3. いつから印刷の色は変わっていたのか

そうすると気になるのは「いつから変わっていたのか」です。そこで「ドミニオン」を遊ばなくなった「冒険」から見ていきましたところ、第11弾拡張の「夜想曲」から印刷の色が変わっていることが分かりました。

まとめると以下のようになります。

2017/03/01発売 第10弾拡張「ドミニオン:帝国」発売

-------- 印刷切り替わり -------

2017/12/31発売 「ドミニオン:第二版」発売
2019/01/12発売 第11弾拡張「ドミニオン:夜想曲」発売

結局、気付いてしまうと気になってしまい、第二版、陰謀 第二版、海辺 第二版は新しいカードにすべて差し替えました。異郷 第二版と来月発売の繁栄 第二版は、5月の「ゲームマーケット2023春」でワケアリ品で出ないか期待しています。ぜひ帝国まで第二版を出してほしいなと思います。

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