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弱小ゲーム開発者のためReddit完全攻略ガイド

自己紹介&概要

三流プログラマーのもんがー(このnote書いた人の名前)は作った同人ゲームをもっと売りたいと、海外展開を考えました。しかし、英語だけでも翻訳費用は大金が必要です。
同人ゲームの英語版が出るよ!というのは日本のユーザーにとってはどうでもよく、ターゲットは海外ユーザーになります。ですので、日本では知名度は低いものの、英語圏で知名度の高い「キックスターターで翻訳費を集める」ことを思いつき、同様に英語圏で知名度の高い「Redditで宣伝」しようとしました。

レディット(Reddit)とは?

アメリカ発のネット掲示板です。「お、2ch(5ch)みたいなもんか?」と思ったあなた、非常にまずいです。
欧米ではTwitterのユーザー数と利用時間を超えており(wikipedia調べ)機能もユーザー数も2chとは比較にならず、それゆえにルールが非常に多く、なんとなく投稿すれば宣伝になるかな?と考えていると痛い目に会います。会いました。

なんか悲しいね レディットって

まず、私はIndieGamingというサブレディットで宣伝することに目を付けました。サブレディットというのは特定の話題をする集まりで、IndieGamingならIndieGameの話題が集まっているわけです。サブレディットは2chの板みたいなもん」という説明がされることもありますが、これは明確に誤りです。以下の画像を見てください。

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「InedieGamingのサブレディット」のスクショで、InedieGameの開発者が自分が作っているゲームの動画を貼り付けて投稿、その投稿に他のユーザーがコメントすることが分かるかと思います。
しかし、ここで注目したいのは左上の赤い〇右下の赤い〇の部分です。左上の〇はこのサブレディットのwikiへのリンクで、このサブレディットのルールが書かれています。右下の赤い〇にはこのサブレディットのルールが書かれています…なんでルールの記述が2つに分かれての?

次に、「MonsterGirlのサブレディット」を見てみましょう。

画像2

上の赤い〇の部分に、「InedieGaming」にはあったwikiが無い代わりに、複数の項目があります。また、右下の赤い〇の部分にはこのサブレディットのルールが書かれています。
そう、サブレディットはそれぞれ、ルールどころかUIも異なっているのです。なので、英語の使えない日本人からすると、ルールを把握するだけでも大変なのに、それが書かれている場所も異なるという二重苦が待っているわけです。上の画像はレアケースじゃないの?と思った方は以下を見てください。

比較

左と右で違うサブレティットのスクショで、それぞれ、投稿に対してVoteボタンが表示されています。右の画面ではそのまま「Vote」と「上方向矢印」「下方向矢印」が表示されているのでわかりやすいですね。
しかし、左はよくわからないアニメアイコンでVoteとも上や下を示す記号のない、謎UIになっています。ルールの記述だけでなく、こんなUIの違いがごろごろ存在しているのでレディットなんです。

特にひどいと思ったのは「Gamesのサブレディット」で、ここは目立つ位置にルールを説明しているWikiへのリンクがないのですが、実は1万文字を超えるWikiがあり、投稿後にWikiのルールに反していないか、モデレーター(管理者)のチェックが行われ、それが通るとようやく投稿が表示されます。

重ねし約束 レディットとふたり

なんやかんやであなたは、投稿する予定のサブレディットのルールを理解し、投稿しようとしました。すると、以下の投稿機能があなたの前に立ちはだかります。

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これはサブレディットのGamesの投稿機能です。Gamesに限らす、既に投稿されている東湖を見ると、画像や動画が最初に表示され、その後にテキストが続くスタイルになっています。しかし、上記投稿機能のImage&Videoはグレーアウトされて使用できません。…なんで?

Linkというのも良くわかりません。押すとURLの入力欄がでてきますが、本文に入力するのと何が違うのでしょうか?下の赤い〇のFlairというのも厄介です。これは投稿内容がどういった内容かを示すタグのようなもので、「アナウンス、ディスカッション、レビュー」などを設定できます。
Flairの内容もサブレディットごとに異なるのですが、何となく自分の投稿に近いものを選ぶだけだとおもいますよね?しかし、サブレディットによっては、投稿後にFlairはちゃんと設定しろ、適切でないと投稿消すからな(意訳)と表示され、慌ててwikiを見てFlairの解説を見ることになります。それ投稿前に教えてくれよん。

わたしが負けるわけがない

ここまで、日本人故に生じる難しさばかりを書いてしまいましたが、ユーザー数は多さから、適切に使えば間違いなく宣伝効果はあります。以下の画像を見てみましょう。

レディットでは投稿のViewが見られるのですが、2月前にしたこの投稿は約1万Viewもあります。勿論このViewを見た全員が、キックスターターのページまで飛んでくれるか、キックスターターで支援してくれるかというのはまた別です。一方、以下の画像を見てみてください。

これは私がすでにnoteで書いた2件の投稿ですが、併せて約300です。頑張って書いたのに…このView数なら、この記事もnoteにまとめる必要がないような気がしてきました。
日本人限定でないコンテンツの宣伝にレディットを使用する。ぜひ検討し見てくださいね。

あ、キックスターターはレディットでの宣伝むなしく、目標未達成で終わりました。


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