手紙 (Prod.15MUS)

目が合って はにかんだ きっとそれだけで充分だった
今でも忘れないよ 今更忘れられないよ
こんな気持ちは君だけ 残されたからこその運命
まだ少年だった俺は 砂埃の中

もしも もう一度だけでも会えたら この願い 許されるのなら
何を言おう 何を伝え 何を渡そう
顔にかかる髪をかき分け 夜のしじまに見せる面影
遠く離れる程 綺麗になってく

※淡く掠れた手紙をただ 開けば君はあの頃のまま
飾らずに笑ってくれてる 幸せに と願った
最初で最後の手紙の中 二人はまだ変わらないまま
ため息に吹かれ揺れてる 百合の花を見ては君を思い出す

恥ずかしがり屋だった俺は 君に上手くさよならも言えず
歩き始めた別々の道 なんて思ってるのは俺だけかな
ほんの僅かな期待抱き 目を閉じて記憶を辿った先
気付けば走るペンの先 綴る言葉たち

錆びた 動かない時計を巻き戻す 絡まった時を徐々に解く
今度こそ この手紙を君に渡そう
毎日毎晩 祈りを さしも知らじな燃ゆる思ひを
想い思い出す程 遠ざかってく

(※Repeat)



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