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フィギュア作りと言う趣味 〜複製をしてみよう〜

こんにちは、詫)僭越のeeichiでございます。

趣味の域を決して越えない、本格的趣味探しの時間でございます。

今日は、その1つ自作フィギュアの第三弾、フィギュア複製への道でございます。張り切って参りましょう。

前回、オリジナルフィギュア
「セクシー口裂け女〜お綺麗ですよ!朽裂杏奈さん」を作ったのですが、次は塗装だな、と思っていたおりました。


しかし、オリジナルフィギュアなわけで、塗装自由。
うーん、リアルにホラーな感じ?ポップでキュート?ディープでドープ?かわいい系?きれい系?和風?洋風?中華風?と、悩んでおり、

複製して、色んな塗装をしよう!

と、決めました。とても素敵にできたら、あわよくば販売も。なんて思いつつ。

1.分解

複製するには、型取りです。型取りするには分解です。じゃあ、杏奈さんを分解だ。

渾身の力作、杏奈さんを分解。デザインナイフやカッターで分解しましたが、結構ぼろぼろに。

杏奈さん....

▪️分解の際、壊れた部分をスカルピーを継ぎ足して焼く。
▪️パーツとパーツが組み合うよう形にパテも使いつつ修正。

をして、なんとか組み立つように。

組み合わせてなんとか自立

お帰り、杏奈さん!

修正した箇所をやすりでキレイに整えて、サーフェイサーも吹いときました。

▪️切るためのデザインナイフ
▪️パテ(柔らかタイプ)
▪️パテが片方だけ付かないようにするためのメンソレータムリップ(それを塗るための筆)
▪️紙ヤスリ

を用意しました。

2.型取り -配置-

パーツに分けたら、シリコンを使って型取りです。まずはパーツ毎に型取りの配置決め。

何も考えず、配置

こんな感じかなぁ。と、配置。

しかし、この時の私は、まだ知る由ももなかったのです。この配置がとても大事であることを。


配置が決まったら、平にならした粘土の土台に、各パーツの形に穴を堀り、埋め込み、スパチュラを使って、隙間を無くしたり、平らな面をキレイに整えます。

(周りのブロックは一旦外してあるだけです)

あまり平になってませんねぇ。なかなか難しい。

完成後、レジンを流し込む道と、空気の抜け道である湯口を作ります。木の棒を使いました。

しかし、この時の私は、まだ知る由もなかったのです。この道の作り方が大事であることを。そして木の棒なんかを使わない方が良いことを。

湯口をつくったら、外枠にガッチリ噛むための枠と全体がしっかり噛み合い隙間を作らないためのダボ(四角いボツボツ)を作ります。

整ったら、シリコンがキレイに取れるよう、シリコンバリアーを塗ります。

▪️型取り用ブロック 2セット
▪️シリコーンバリアー(それを塗る筆)
▪️型取りよう粘土 3個
▪️湯口用の棒 角型、丸形
(100均の湯口入口はパンナコッタようストロー太め)
を用意しました。


3.型取り -シリコン投入-

ここまで出来たら、シリコンを投入。市販されているシリコンはシリコン主材と硬化剤が別々になっており、

主材100gに対して、硬化剤4gを混ぜ、流していきます。

あらかじめ、どのくらいの量が必要か見当をつけ、シリコンを作りましょう。

投入!豆乳?お豆腐か?程なく固まり始めますが、12時間は置きました、私は。

固まったら、ひっくり返して、裏の粘土を残らないよう取ります。細かいところはスパチュラを使ってかき出します。

そもそもなぜ木の棒チョイスなのか

キレイに粘土が取れたら、今度はこちら側を表として、シリコンを流し込んでいくわけですね。

ブロックの壁がシリコンを流す以上の高さになるよう、作っていきます。

外側の噛み合いをつくる枠だけ外して、シリコーンバリアーを良く塗ります。

しかし、この時の私は、まだ知る由もなかったのです。このシリコーンバリアーをしっかりと塗ることの重要性を。

再び、シリコン投入。

お豆腐なの?

しっかりと固まったら、周りのブロックを外し、シリコンを上下でパカっと外します。実際にはパカっとはいかないので、慎重に外してみましょう。

それっぽいけども

外れたら、中のパーツも取り外し、型の完成!

湯口がしっかり取れていないところや、空気の抜け道が塞がってしまっているところは、削ってしっかり道を作ってあげます。

▪️ワッカーシリコン
▪️測り
▪️シリコンを混ぜる容器
▪️シリコンを混ぜる棒

を用意しました。


4.レジン投入

①作った型のレジンキャストが流れる部分にシリコンバリアーを満遍なく塗る。型を合わせて、板で挟み、隙間ができないように輪ゴムでぎゅっと留めます。

レジンは2つの液体になっており、同じ量を混ぜて使います。120秒で硬化するため、混ぜたらすぐに流し込まなければなりません。

②型の流し込み口には、じょうごを設置して、必要数量のレジンキャストを混ぜ合わせ、流し込む!

③時間が経ったら、型を開けて、パーツを取り出す。

と、言う流れです。

▪️レジンキャスト
▪️レジンキャストを混ぜる容器
▪️じょうご
▪️型を挟む板
▪️輪ゴム 大きめ何本も

を用意しました。


5.結果

で、私の型はと言うと、ここまで説明して、何ですが、失敗でした。てへっ。

型の全てにまでレジンキャストが行き届かず、形成出来たパーツと出来ないパーツが。

要因は
▪️配置がミスっている。
 ◾︎液体の流れや行き届く水位が考慮されていない。
 ◾︎空気が溜まらないような配置になっていない。なので、空気が溜まる箇所ができてしまった。
▪️湯口の道取りがおかしい
▪️閉じた際の圧力が弱いのか、ダボが浅かったのか、隙間にレジンキャストがしみ流れた。

と、言うわけで、本気で複製を考えている方は、


こちらを。モデラー柚Pさんの解説、完璧です。私もこのサイトをもっと早くちゃんとみていれば良かった。

モデラー柚Pさん、ありがとうございます。

うん、はなっからこちらを紹介しろよ、と言う話ですよね。

私のこれまでを読んで頂いた方々は、失敗もあるのだと言う注意喚起的なものだと思って頂きたく、宜しくお願い申し上げます。

大まかな流れは、合ってますから。

なので、作れましたから。

複製完了!

でも、全ての型を作るのに、なかなかの量のシリコンを使いましたねぇ。

5個くらいでしょうか。

これで今後はレジンキャストさえあれば、複製が可能。

仮組

組み立てても、一応経ちましたね。これは一号なので、より良い複製を作れるよう励みます。


今回は、「勢いとノリだけで作っても失敗する」と、言うお話でした。

複製したい方は、予め良いサイト、良い記事、良い動画をご確認のうえ、トライして下さい。

以上、本日もありがとうございました。

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