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ドタキャンされたのでAKIRAを見た話

宅飲みする予定ががドタキャンされて突然暇になった日曜の11:30。

雨の日だから外にお出かけするのも違うし、かと言って今から誰かTwitterで呼びかけて遊ぶのも面倒に思ってしまった帰り道でふと
「あ、映画見よう」
などと思いたった。

雨の日に映画を見るというのは決して社会的テンプレではない気がする(いや、割とメジャーか?)。とりあえずなんとなく風物詩的な要素を感じずにはいられない。如何せん、普段からyoutubeの実況動画を垂れ流して生活する人種なので映画などというものとは疎遠だ。久しい感情に少しドキドキしながら、1.5Lコーラとポテチを買って直帰。人と会うつもりだったもんだからオシャレもしてたけど速攻メイク落として部屋着に着替えて電気を真っ暗にしてガンガンクーラーとNetflixをつけた。

進撃の巨人以外の映像を放送できるとなって、すこし嬉しそうなNetflixちゃん。さて、何を見るか問題だが、あなたへのオススメに登場してきたのが当記事タイトルにある通りAKIRAだった。サブカルの金字塔とも言えるAKIRA(金字塔の意味は知らない)だが、ただ見た事がなかった。ので、時間をもてあましていたぼくは2時間越えのこの映画の再生ボタンを軽率に押した。


いや、軽率だった。
あんまり内容については言及しないけれどなんと言っても映像美がすごかった。舞台は基本的に深夜ということもありハロゲン管の灯りが多い画面で、その橙色の表現が性癖に刺さった。それでいてストーリーもしっかりしてる、原作ありきだとは思うのでこれは本筋からはそれますが(原作知らないし、)。音楽もオリエンタル要素もありつつ荘厳なクラシックまで取り入れた恐怖を感じさせる音楽演出もすこい。

あとはやっぱり膨大な制作費がかかっているだけあって1枚1枚のカットが美しい、本当に。色々調べて見たところ通常のアニメ作品では母音を3つにするところを、本来の日本語と同様に5つで作成しているとか、そういった細かいところまでいくと本当に映像作品と呼べる気がします。

最近のアニメはそれこそ進撃くらいしかリアルタイムでおってないのであまり言える立場ではないですが、デジタルアニメにはない魅力が大いにあるとおもう。単純にカット数が増えたり、エフェクトが増えたり、リアルな映像であったり、複雑なモーションやアクションシーンを3Dにより可能に!とかっていうよりは、セル画時代の絶妙な色合いと絵画感の方がぼく的には魅力を感じる。

そんな感じで大満足の日曜でした。
AKIRA見たあとはゴロゴロしておつまみ作ってビール飲んで最高の日曜だな?多分やってることはゴミみたいないつもの日常だったけど、旧作アニメを見たことでいつも以上の休日になった。

結論としてはドタキャンされたらAKIRAをみろ、そういうこと。

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