肩書から考える大人の学び直し
2021年春、肩書がないのはつらいとしみじみ思っていた(Voicyを聴いたり、noteを読んだりしてくださる方は、こいつまだ言っている!と思ってるよね。すまぬ)。
取材を受けたり、お仕事の依頼を受けたりすると聞かれるのが「肩書は何ですか? どう記載しましょうか?」である。
その度に「とりあえず、そちらの媒体に合わせてお好きなものを……」とチョイスをお願いしていた(Voicyパーソナリティとか、ヨガスタジオ経営とか、文筆業とか)。
強くてわかりやすい肩書があればかっこいい。所属や専門分野、職業や資格など(研究者、弁護士、株式会社〇〇代表など)やりたいこと、やっている世界観を示すのもいい(畳み人、〇〇エバンジェリストなど)。
わかっているのに、語りたい肩書がない私。どれもしっくりこない……。
「マイ肩書」について数カ月以上、暗中模索。
手探りの中、暗闇でつかんだのは……私は今後「どんな肩書を名乗りたいのか?」「どんな人になりたいのか?」という根本的な問いだった。
今日は「その問い」を見つめ直して、大人のリカレント教育を選んだ話。
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肩書問題から気づく自分の欲求
「どんな肩書を名乗りたいのか?」「どんな人になりたいのか?」
心理学系? ヨガ系? 物書き系? 〇〇起業系? コミュニティ代表? サバティカルタイム実践者?
サバティカルタイム1年目、金銭的報酬をもらえるようになったのは「ヨガ、Voicy、文筆、講演」である。
これらのどれかを極めていき、そこから専門家になっていくというのが、第2の職業人生の描き方であろう。サバティカルタイムに入って1年4カ月、これまでは「何が第2の職業人生になりそうか?」という観点で過ごしてきた。「金銭的報酬」という意味では、「職業」になりそうな「しっぽ」をいくつかつかめたことは幸運と考えるべきだ。
しかし。
しっぽがだんだんと具体化していくと、今度は「職業=食べていける」ではなく、「どんな肩書で呼ばれたいか?(=どんな人生にしていきたいか?)」という考えが深くなってきた。肩書問題に直面する度に、私が見ていたのは、この金銭的報酬が発生している場所(ヨガ、Voicy、文筆、講演)の共通点である。ここに私の価値(=肩書のヒント)が隠れているんじゃないかと考えるようになってきたのだ。
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