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やめる✗やりたい=濃くて狭い世界


今回は雑談noteです。

私はラーメンズ、そして小林賢太郎さんが好きです(突然の告白)。ファン歴20数年。学生時代から何度も舞台を見に行ったし、DVDからグッズまでいろいろと持っています。

そのラーメンズのブレインといえば、小林賢太郎さんです。昨年、引退を発表されました(40代よ……。作り手として活動はするけれど、パフォーマーとしては引退。第2の職業人生ですね)。



そんな小林賢太郎さんが、noteを始められていました。

スクリーンショット 2021-04-23 9.18.32

noteで近況やお考えをつづるマガジン(月額1,000円)をやっておられます。


もちろん私は購読しているのですが、「このマガジン、月100文字で1本しかなくても購読する、いや更新されなくても買う」と思っているファンがたくさんいる気配を感じます。

小林賢太郎さんのnoteフォロワー数は5,000人弱(宣伝してないからね)です。それでもマガジン一記事に500〜1,000の「いいね」がついています。

マガジン購読者の半分が「いいね」を押していると仮定しても「1,000〜2,000人」は購読しているはず。フォロワー数5,000人でもマガジン購入率は20〜40%。すごい(語彙力)。

note記事の中身は写真ゼロ、改行ほぼなし、文字数も多くない。でもコンテンツに(小林賢太郎さんの頭の中に)みんな興味があるし、応援している。引退したのに、もう舞台で見られないのに応援しているんです!!(語気荒め)

本当に小林賢太郎さんの活動が好きで、作るものが好きで、濃いファンが集まってきている。1,000人がマガジンを購読していたら、月100万円。これで小林賢太郎さんが「創作に没頭してくれるなら、安いもんだよね」というファンたちの無言の声を感じます。


もちろんコンテンツが先です。コンテンツ オブ キング。小林賢太郎さんの創るものは素晴らしい。でも、その他多くのコンテンツクリエイターは、ここまでの濃いファンを集められるでしょうか?


(無駄なものが何もない舞台と衣装↑)


小林健太郎さんはやらないことを決めていく達人です。

「テレビに出ない(NHKは除く)」
「取材も受けない(舞台関連は除く)」
「舞台の装飾をしない(必要なものだけ)」
「やりたくない(表に出る)仕事はしない」
「ラーメンズの活動をしない(残念)」
「パフォーマーをしない(今年)」
「東京にいない(発信者なのに東京出た)」

そのうち出家するんじゃないかと感じますが(おい)、コンテンツだけでなく「自分にしかないもの、できないこと」を深めていった結果(やらないこと、捨ててきたものも多かった)これだけの濃いファンがついているんだろうなと思います。

役に立つもの、有効なものを追いかけなかった。やりたいことをやるために「やらないこと」をどんどん決めていったから、何者でもない「小林賢太郎」になったのだ!

狭くて濃くて深い世界(これだけ著名になったので狭くないけどね)を創る理想像。村上春樹さんの活動スタイルにも通じるなと思いながら、雑談として私の思いを書いてみました。

小林賢太郎さんは、私の分人ロールモデル(分人ロールモデルについては、ライフシフト習慣術に書きました)です。noteという世界で、袖振り合うも多生の縁(大げさ)。うれしい。

ますますのひっそりとしたご活躍を願っています。


息子はこれで田中角栄を覚えた↓


私の熱い思いは、プレミアムVoicyで話しております。

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