スクラムチームからタスクフォースというアプローチ

目次


はじめに

(年内滑り込み!下書きに入れたまま忘れて年を越すところだった!)
これはCAMPFIRE Advent Calendar 2023 18日目の記事です。

こんにちは、CAMPFIREでエンジニアをやっているkabeです。

今回は今年自分が所属しているスクラムチームからタスクフォースというアプローチを取った経緯について書いてみようかなと思います。

スクラムチームの背景

この1年ほど自分は「ユーザーからのプロジェクト申請率向上と管理画面の運用改善によるプロジェクト承認率を改善」を目的としたチームに参加しています。
大きな改善施策が昨年末から始まり、4月に1stリリースを迎え、6月からはチーム改善を求めてスクラムの導入が行われました。10月ごろにはこの施策が一段落を迎え、チームとしてもスクラムが安定し新たな施策に取り掛かろうとしていました。

タスクフォースの導入

幾つかある新たな施策の内1つがセキュリティ関連のもので、以下の理由からチームで取り組めるように調整を進めていました。

  • 管理画面の改善という枠組みであること

  • 自分がチームに参加する前からやりたかった施策であったこと

しかしながら本来のチームの目的からずれた施策であったための優先度を上げる判断が難しく、停滞しがちな状況が続いていました。

具体的なアクションが進まないまま日々が過ぎていき、これはスクラムではなく1人で進めたほうがいいのではないか?と考え始めていたころ、ちょうどスクラムのオールアジェンダで行う中で、PdMからタスクフォースの提案があり、意見の合致とともに急遽タスクフォースが結成されました。

PdMからの提案は本当にタイミングがよく驚いた記憶があるのですが、振り返るとスクラムで常日頃からチーム全体で課題の認識、共有ができていたことで、同じタイミングで課題解決〜提案に進むことができたのかなと思います。

実施したアクション

今回はステークホルダー1人、エンジニア2人(自分と経験豊富な別チームのメンバー)の計3人でチーム横断的なタスクフォースを結成しました。
またタスクフォースの課題に全力で取り組むために、普段活動しているチームからのタスクはブロックする状況を整えてもらいました。

実装に関しても、スクラムでの複数段階を踏むプロセスとは異なり、プロトタイピングと迅速なフィードバックのループによって、ステークホルダーとの密なコミュニケーションを取りながら効率的な課題解決と実装を行っています。他タスクを可能な限り排除することで短期集中的に施策に取り組むことができるのはタスクフォースの有用性でした。

まとめ

今年のCAMPFIREではCTOの就任があったり体制変更があったりと、スクラムの導入も大幅な組織変更の内の1つだったのかなと思います。
スクラムが安定する中で「スクラムで全てを解決できるのでは?」という期待もありつつ、扱い難いタスクをスクラムで解決できないかという雰囲気があったのも確かでした。
そんな中で全てのプロジェクトがスクラムチームに適しているわけではないことがわかったのは今回の学びです。
また浮きがちではあるが重要度の高い課題への対応方法として、短期集中的なタスクフォースは効果的な取り組みだということもわかったのかなと。

今年は考え方のベースがスクラムに当てはめるならば、、、となるぐらいにはスクラムに尽力した1年だったなと思います。

来年も色々挑戦していきたい所存…なにとぞ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?