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非課税で子どもに相続できる資産を探したら投資教育に行き着いた。バーチャル投資口座を妄想する。


「子孫に美田は残さず」とはいうものの、やっぱり可愛い我が子にはできるだけのものを残してあげたい。そう思うのが親心です。

では、何を残すか?

現金も土地も有価証券も、ほとんどの資産には相続税がかかります。そして残してあげられるものが多くなるほど、節税対策を考える必要が出てきます。特に我が家は一人っ子。法定相続人の数が少ない分、基礎控除の額も少なくなります。また、二次相続時(片方の親が亡くなった際の相続が一次相続、その後もう一人の親が亡くなった際の相続を二次相続という)には、配偶者控除がない分、一次相続時以上に相続税がかかる可能性が高まるなんて話も。「いやいや、相続税対策なんて一部の資産家の話でしょ」とは思いつつも、相続税課税対象は拡大の傾向。将来自分達が課税対象となる可能性もないとも言い切れません。夫婦共働きで時には寂しい思いもさせ、育児との両立にもがきながら必死で資産を貯めたとして、いざ渡す際にその全額が子供の手に渡らないなんて‥なんとか効率的に子どもに残せる資産はないだろうか?

あれこれ考えた結果、それは「投資教育」ではないかという結論に至ったのです。

投資教育によって子ども自らが資産を管理、運用する能力を身につけることができれば、自分達の残せる現金等の有形資産とは比べ物にならないほどの可能性が広がります。もちろん子どもが身につけた能力は無形資産であり、当然に相続税はかかりません。

自分達親世代が子供の頃に受けたお金に関する教育といえば、お年玉を銀行に預けたり、お小遣い帳をつけることくらいでした。しかし、この低金利下で普通預金に預けてもお年玉程度の元本ではたいして利息もつきません。お小遣い帳も資産の管理という面では大切ですが、そこにはお金を増やす発想はありません。

実際に少しの元本を渡して投資を始めてもらうのが一番いいのでしょうが、少額取引では取引コストもかさみますし、購入できる銘柄に限りが出てしまいます。そこで考えているのが、バーチャル投資です。我が家の長男はまだ4歳。バーチャルでも投資はさすがに難しいので、ここからは妄想です。

バーチャル投資を妄想する

目的は投資デビューの準備です。なので、細かいルールは設けません。当初資金は100万円(バーチャルなのでもっと高額でもOK)、投資対象は新聞に終値が掲載される上場株式、投資信託、ETF。約定価額は当日の終値、売買手数料や売却益への課税はなし。少々乱暴ですが配当金、分配金もなし。取引はママ証券がノートに記帳すれば成立です。発注時には投資判断の理由も書いてもらいましょう。
売却益はキャッシュ化も可能とし、たとえば売却益1万円=リアルの100円で換金可能とします。売却益を再投資するか、お小遣いに回すかも本人次第です。性格が出そうですね。

「今朝の新聞記事はどう株価に反映されるのか」といった相場感覚や「分配金なしのルールなら毎月分配型の投資信託は選ばない方が良いのでは?」といった金融商品の仕組みなど、いろんな事を自分なりに考えて身につけて欲しいのです。

さあ、我が家の長男はどんなプチ投資家ぶりを見せてくれるのか。バーチャル口座を開設する日が楽しみです。











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