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Corporate Engineer Night #2参加レポート

2020/1/29に開催された「Corporate Engineer Night #2」にblog枠として参加してきましたので、そのレポートをお届けします。

■Corporate Engineer Nightとは

KANMUの長谷川さん(@12bannn
ツクルバの栗田さん(@clikanist
・hikkyさん(@ken_hikita
・なーねこさん(@na2neko
の4名が主催する、コーポレートエンジニアや情シスの方々をメインターゲットとしたイベントです。
Connpassのイベント紹介は以下の通り。

意識高い人も低い人もなんとなく気軽に集まれるそんなコーポレートIT&セキュリティ系イベント
東京在住、地方在住に限らず、情シス / コーポレートエンジニア / セキュリティエンジニア / CIO / CISOが集まって共感し、気づきを得て、お酒やつまみを楽しむ、そんなホッとくつろげる空間 / 隠れ家です。

つまりコーポレートエンジニアや情シスの方々が集まって、LTをしたり懇親をしたり、そんなイベントです。
今回は2回目の開催。
テーマは「おれたちは愛されコーポレートITになる」

■会場

今回も会場はツクルバさんが運営する「co-ba」というシェアードワークプレイスのうちのひとつ、「co-ba JINNAN」を使わせていただきました。
渋谷の神南にある、落ち着いた隠れ家的なワークスペース。
co-baについては後ほどスポンサーLTの枠で紹介させていただきます。

オシャレで使いやすく、今回のような交流会を伴うイベントにも最適な環境でした!

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■スポンサーLT

今回はツクルバさんとJamfさんがスポンサーとして参加してくれました。
まずはスポンサーLTからスタート。

・ツクルバ 栗田さん

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今回も会場提供をしてくださったツクルバの栗田(@clikanist)さん。
前回も情シスとしてLT登壇してくださいましたが、今回はアイスブレイク的なLTをしていただきました。
ツクルバでは社内イベントにも力を入れており、代官山の有名なライブハウス「UNIT」を貸し切りで使って全社キックオフを実施されたそうです。

こういったイベントで表彰や懇親を実施することによって、現場と情シスとの距離も近くなり、仕事も円滑に進むようになったとのこと。

栗田さんも実際にステージに立って上半身を脱いでドラムを叩いたらしく、
「情シスも時にはステージに立って人肌脱ぐことも必要かもしれない」
という体を張ったメッセージが胸に響きました。

・ツクルバ わださやさん

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今回の会場、「co-ba JINNAN」のコミュニティマネージャであるわださやさん(@sayawada38)から、「co-ba JINNAN」の紹介。
「co-ba」は他のコワーキングスペースとは違い、スペースごとにコンセプトが設けられており、それに沿ったデザインになっているとのこと。

「co-ba JINNAN」では「憤れ、スタートアップ」というワードを掲げており、起業家やフリーランスの方々を応援しているそうです。
実際のワークスペースも、コラボレーションしやすいように円形のテーブルを配置したり、あえて配管をを剥き出しのまま使ったりDIY感を醸し出すデザインになっていました。
イベントが開始する直前まで多くの利用者で賑わっていましたし、様々なエリアに展開しているので、いろんなco-baに足を運んでみたいなと思いました。

・Jamf 河野さん

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続いてはJamf河野さん(@yoshifin)から、Jamfの紹介。
もはやデファクトスタンダードになりつつある、Apple製品の運用管理に特化した製品であるJamf。
河野さん自身がJamfに入社した際に配布されたMacは、開梱するだけでゼロタッチ展開が実現されたという話を聞いて「さすがだなあ」と感心しました。

Jamfのシェアを説明する一環で、Okta社が毎年発表している「BUSINESSES @ WORK 2020」のレポートを紹介されていましたが、これが本当に参考になる資料!
IDaaS製品であるOktaの利用実績を集計して、その年で最も使われたSaaSや伸び率などを集計しているレポートなのですが、Jamfはその中の「Fastest Growing Apps」で7位にランクインしたとのこと。
他にもJamfのユーザーグループであるJMUGの紹介など。
Jamfへの愛、Appleへの愛、そして河野さんご自身も元情シスということもあってか、コミュニティへの愛を熱く語る様子が印象的でした。

■参加者LT

前段が長くなりましたが、ここからが本編です。
今回のテーマが「おれたちは愛されコーポレートITになる」ということで、「課題を感じてる枠」から2名、「課題を解決した枠」から2名、計4名にLT登壇して頂きました。

【課題を感じてる枠】
・ういちさん
・レバレジーズ 久松さん

【課題を解決した枠】
・Kyash 渡辺さん
・ユナイトアンドグロウ ばるすさん


・課題LT1 ういちさん

LTトップバッターはういちさん。
まずは自社のインフラ構成の説明。
事情により会社名・インフラ構成図はお出しできないですが、モダンなSaaSやセキュリティ製品だらけで、まさにゼロトラスト時代に向けたクラウドネイティブな構成!
インフラ構成図を披露した際の、会場のどよめきが凄かったです。
しかもそれらをたった一人で導入されたとか…

グローバルに事業を展開されているということもあり、1つ目の課題は「中国で実際に使ってみてよかったグループウェアを知りたい」とのことでした。
ご存知の通り中国はグレートファイアウォールの関係でアクセスできるサービスが制限されており、そのままではG Suiteは使用できません。
SD-WANを使ってG Suiteにアクセスさせるなどの方法も試してみたものの、今ひとつ決定打に欠けるそうです。

2つ目の課題は、人材の確保。
これは他の多くの会社も同じだと思いますが、優秀な人材がなかなか採用できない。
特にコーポレートエンジニアとなると母数も少なく流動性も低いので、なかなか良い人がいない。
なのでこのようなコミュニティの場でも、積極的にメンバーを募集されているようです。

という訳で、
「中国で実際に良い感じのグループウェア使ってます!」
「モダンな社内インフラ環境で働いてみたいです!」
という方がいらっしゃれば、ぜひういちさんにDMを!


・課題LT2 レバレジーズ 久松さん

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課題感じてる枠二人目のLTはレバレジーズの久松さん(@makaibito)。

「コーポレートエンジニアとキャリアとマッチングと」というタイトルと、「コーポレートエンジニアの守備範囲広すぎ問題」という問題提起に、以前似たテーマでLTをした私は共感の嵐でした。

昔の情シスは「PCに詳しい人がやればいい」といったイメージでしたが、現在のコーポレートエンジニアに求められる領域は多岐に渡ります。
登壇資料をご覧いただければ分かるかと思いますが、非常に幅広いスキルが求められます。

課題に感じられているのは、「業務の幅が広いことで採用のミスマッチが起こりやすい」ということ。
企業側と求職者それぞれにとってマストな条件と譲歩できる条件があり、それらがなかなか上手く噛み合わない。
そういった問題を解決するためにも、コーポレートエンジニアの仕事をきちんと体系化し、求人票や職務経歴書に反映させたり、キャリアパスや評価制度をきちんと整備する必要があるというお話でした。
自社でマッチングサービスを提供されていることもあり、このあたりのマッチングの非対称性についての話が非常に分かりやすかったです。

久松さんの登壇資料はこちら。

・課題解決LT1 Kyash 渡辺さん

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続いて課題解決した側のLTに移り、一人目はKyashの渡辺さん(@rela1470)。
Kyashに入社してから7ヶ月経ち、その間に成し遂げたことの総括。
渡辺さんが入社する前は情シス専任がおらず、様々なことが未整備でしたが、IDaaSの導入・MDMの導入・EDRの導入などなど、様々な改善をこの7ヶ月で実践したとのこと。
登壇資料にも一覧が出ていますが、これだけの改善を一人でたった7ヶ月の間に、しかもFinTech企業で実践したというのは、本当に偉業だと思います。
「従業員数が50人を越えたあたりから、やるべきことが一気に増えてくる」
「社内IT環境整備で最初に手を付けるべきはディレクトリ(IDaaS)」
などなど、スタートアップベンチャーで働いていた自分が共感する内容が多かったです。

KyashはOneLoginをIDaaSとして導入しており、そのOneLoginの魅力について語った渡辺さんの素晴らしいblogエントリがあるのですが、「OneLogin社が何の断りもなく自社のニュースリリースにそのリンクを掲載していた」という話に笑いました。


渡辺さんの登壇資料はこちら。


・課題解決LT2 ユナイトアンドグロウ barusuさん

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課題解決LT二人目にしてトリとなるのは、ユナイトアンドグロウのbarusuさん(@Flat_flag_man)。

情シスSlack関係のイベントでの登壇でもお馴染みのbarusuさん。
毎度のことながら、「パチンコ屋8年→焼肉屋2年→情シス」という略歴のインパクトがすごい。
ユナイトアンドグロウは、情シス専門の「シェアード社員」を提供するサービスを運営されているので、この業界ではお世話になった方々も多いのではないでしょうか。(私も何度かお世話になりました)

今回のLTテーマは、Salesforceでの業務プロセス改善。
業務プロセス上で二重入力が必要など冗長になっていたフローを解消したり、別システムから見積を出す必要があったところをSalesforceから出せるようにしたりといった業務改善を行ったというお話でした。

実際に業務プロセス改善を行ったことで、情シスと現場の距離が近くなり、目に見えて効果も出るので経営陣からも理解されて情シスの話を聞いてもらえるようになったそうです。
こういった業務改善は文字にすると地味に見えますが、現場に足を運んでヒアリングしたり泥臭い仕事が多かったり、ステークホルダーや影響範囲が多くてなかなか上手くプロジェクトが進まなかったり、本当に大変な仕事だということは、私も経験があるのでよく分かります。
「ニーズは現場にある」という言葉の重みがすごい。
それにしても、業務委託という立場でありながら、経営層までアプローチしたり、いろんな部署を巻き込みながら業務改善までしてくれるユナイトアンドグロウの方々の凄さにいつも驚かされます。

barusuさんの登壇資料はこちら。


・総括LT KANMU 長谷川さん

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最後に主催者のひとりであるKANMUの長谷川さん(@12bannn)から、飛び入り的な総括LT。
今回のテーマ、「おれたちは愛されコーポレートITになる」ために、コーポレートITが評価される仕組みを考えてみたというお話。

一般的に経営陣はITに詳しくなく、コーポレートITや情シスは「何をしているか分からない」「価値が分からない」と評価されづらい立場になりやすいです。
そこで、我々の価値を伝えるには「言葉ではなく数値で伝える必要がある」ということで、COBITの成熟度モデルを参考にして、コーポレートITが行っている業務の価値を数値化して経営陣に示すことで、理解を得られたという実例を紹介してくれました。

長谷川さんの登壇資料はこちら


そして総括LTに続き、サプライズ次回予告が…!
既に次回開催を計画中とのことで、スポンサー予定の会社の名前がいくつか挙がっていました(かなり有名な会社だったのでびっくり)。
詳細はまた後日発表されると思いますので、Connpassでフォローして期待しながら待ちましょう!

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■懇親会

LTが終わった後は、みなさんお待ち兼ねの懇親会タイム。
ピザとお酒やドリンクを片手に、わいわい盛り上がっていました。
フードスポンサーとドリンクスポンサーのおかげで無料で頂けることに感謝…!

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懇親会では他社のコーポレートエンジニアや情シスの方々とご挨拶したり、情報交換をしたり、時間も忘れて盛り上がっていました。
情シスSlackやTwitterで繋がりがある方々の参加が多かったこともあり、インターネット上での交流はあったもののリアルでははじめましてという方が多く、顔とアイコン・IDが紐づく貴重な場。
やはりお互いに直接合って話をしたことがある方が、ネット上でのコミュニケーションにおいても心理的安全性がぐっと上がる気がします。
他にもオープンにはできない生々しい話やリアルな社内インフラの実情を聞くことができたり、話が尽きません。
遅くまで残ってらっしゃる方も多く、時間がいくらあっても足りないくらいでした。

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■配信

今回のイベントはYouTubeでの生中継にもチャレンジ。
配信担当は、流しの配信屋としてもお馴染みで他の数々のイベントでも配信を行っているhikkyさん(@ken_hikita)。
自前の機材を持ち込み、30分という限られた時間でセッティングして、なんとか無事に間に合ったようです。
多くの方がスクリーン越しに見守るプレッシャーの中、お疲れさまでした…!

東京でさえコーポレートエンジニアや情シス関連のイベントは少なく、地方では滅多に見かけないので、こういった配信があると地方のエンジニアの方々や参加者抽選から落ちた方もLTを聞けますし、本当に素晴らしい試みだなと思いました。

Twitterで #CorporateEngineerNight のタグで検索してみたところ、配信参加の方々も楽しんでくれている様子がうかがえました。

■おわりに

そんな感じで盛況に終わった「Corporate Engineer Night #2」。
今回も他社のいろんな事例が聞けたり、沢山の人と交流できたり、非常に有意義な時間でした。
スタッフの皆様も参加者の皆様も、ありがとうございました。

今回はblog枠として参加してみましたが、そこまで負担は大きくなく、一般参加と特に変わらず楽しめました。(みなさん資料のアップが早くて助かりました)

blog枠として気をつけていた点は、以下の通りです。

・各登壇者と会場の写真を撮っておく
・各登壇者に懇親会で挨拶しておく
 ※合わせて写真・社名・本名の公開可否を確認する
・登壇社の発言の中で、登壇資料には表現されていない重要な
 ポイントをメモしておく
・イベントの余韻が冷めないうちに、遅くとも翌日中にはアップする
 ※これが一番大変でした

こうやって文字に起こすことで改めて内容の理解にも繋がりますし、開催の履歴としても残りイベントの雰囲気を伝えていくことができるので、良い経験をさせてもらったなと思います。

次回の開催も心待ちにしております。

それではまた!

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