「トランスフォーマー/ビースト覚醒」を見てきた感想(ネタバレあり)

この感想はネタバレを含みます。

「トランスフォーマー/ビースト覚醒」を見てきました。
一言で感想を言うと「勿体無い」でした。

あらすじは
ノアは電子工学が得意だが持病持ちの弟を心配するあまり、注意散漫でなかなか職につけない日々を送っていた。弟の治療費の為、車上荒らしを決行するが実はターゲットの車がオートボット「ミラージュ」だった。偶然からオートボット、地球の危機をしるノアは地球の滅亡を阻止する為に闘いに挑んでいく....

これは良かった点はトランスフォーマー初心者でもわかりやすいストーリーだった事です。トランスフォーマーの作品数が関係しています。
トランスフォーマーは今作で7作目です。
ここまで続いているとどうしても昔から知ってる。分かってるいわゆる「古参」が多くなります。その為、トランスフォーマーに興味があるけど作品するから手が出せない「新規」が入りづらくなってしまいます。
その点、今作は昔からのオプティマスとの因縁の相手「メガトロン」やメガトロンが率いる「ディセプティコン」も登場しません。
新しく登場した悪役キャラも名前が登場したのも1人だけと誰が誰だっけ?となる心配はなく、見ることが出来ました。

イマイチに感じた点は
緩急が少なかったこと
変形シーンが少ない
です。

この作品はとても戦闘シーンが多いです。
戦闘をしていないシーンはノアがミラージュに会うシーンまでぐらいです。残りはオートボットのメンバーが戦闘をしているかまた違った出来事が起こるかです。その為、私だけかもしれませんがかなり見てて疲れました。
では他のトランスフォーマー作品がどの様に緩急を付けていたかと考えると「スローモーション」です。激しい戦闘シーンが続けばゆっくりだけど観客を惹きつける様な戦闘シーンを挿入して上手く「間」を作っていました。その様な工夫があまりなく、見ていて疲れる映画になってしまっているのではないかと考えられます。

変形シーンが少ないのは緩急が少ないことに関係しています。
戦闘が多くなり、オートボットのメンバーは変形後の姿で戦うシーンが多くなります。
その結果、見ている映画はトランスフォーマーだけど戦闘はただの激しい戦闘で作品名に名前負けしてしまっている感が否めません。

総評すると面白かったし、新規を取り込みたいんだろうなという挑戦的な意欲作とも捉えられますがこれまでのトランスフォーマーを見てきた人には物足りないと感じてしまう様な作品でした。
決して面白くないわけではないので
・トランスフォーマーが好き
・戦闘アクションが好き
と言う方にはおすすめできると思います。

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