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ラッセン原画展【日記】

月曜はラッセン原画展に行きました。

休みの日に映画見たり、パソコンやって部屋に籠もっているのが好きな僕にとっては久しぶりの外出。買い物や、散髪、友達との約束、映画鑑賞を平日に済ませるぐらいの籠もらーにとっては服を選ぶのも新鮮な気分。
ラッセン原画展に行く事になった経緯を少し。ハワードダック似の騒ぎ屋で評判なダッ君がラッセンの原画展に無料で入場できる上に、特典も貰えるから行かないかと誘ってくれ、あまりラッセンには興味が無かったものの、こういうのも良いかもしれないなと思い行くことにしました。そんな事より僕が落書きをしているとふざけて消しゴムで消してくる暴君ダッ君が、まさかラッセンに興味をもっていたとは。ちょっとした衝撃でした。しかし、それがまさか祝日の月曜だとは。そこまでがっかりする事じゃないんですけどね。
そういう訳でラッセン原画展に入場。入ってすぐの所に年代が10才ごとに分けられ20代の初期作品から今の作品まで8枚程原画が壁に掛けられてました。それが綺麗。いや、綺麗だってことは知ってたんですけど、やっぱ綺麗です。ツルツルしたイルカ描いてる人だろってイメージで行ったんですが、普通にびっくりするほど綺麗でした(何回言うんだよ)。また、原画で見れるのでラッセンがなぞった線が見ることが出来て、本当に筆で描いてるんだと驚きました。
順序に沿って進むと曲がり角を曲がった所からは版画が何十枚も壁に飾られている一室に出ました。版画なので、もう筆の感触が見ることが出来ず全てCGのようでした。そして、絵の下には紙が貼ってありそこには名前が書かれていました。その隣には値段が。どうやらこの一室は絵を買う場所のよう。ところどころで黒服の人がマダム達に絵を勧めている姿がみうけられました。やべー場違いだ。ダッ君に「ちょっとここ居づらくない?」的なこと言おうと隣を向くといない!
何処にいるんだ?と、順路を逆向きに歩いていくとまだ一番最初の絵の所に。
長くない?いくらなんでも見すぎじゃ、…
近づいてていくと、ダッ君が語りだしました。
「これどうしてこの視点から描いたのか?」
「このイルカはこっちのイルカと描き方が違くない?」
「これは自分が海となって海の目線から描いてるんじゃない?」
「綺麗だな。」
ダッ君の知られず美的感性に気付かされました。普通に勉強になった。聞いてると楽しいし。見方が変わり、今まで見ていた作品もまた違った印象を与えてくるし。
場違い僕だけだ。

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