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グリーンマイル(The Green Mile)

こんにちは。

今回は先日Netflixで鑑賞したグリーンマイル(The Green Mile)についてお話ししたいと思います。

あらすじ

刑務所の看守主任であるポールは、不思議な力をもつ死刑囚のジョン・コーフィ(coffeeとスペルは違う)と出会います。やがてポールは正義感が強くて優しいジョンが本当に罪を犯したのか疑問を抱き、ついに彼はジョンが無実であることを知ります。そして彼は真実を知りながらも職務を全うしなければならなず、葛藤を抱えつつもジョンを電気椅子へと送り、死刑を執行するのでした。

感想

結論から言うと、最後は泣きました。
でも全体的にはファンタジーいや、ホラーの要素が強くて、不明な点も多かったです。有名な作品だったから期待値が大きかったのかもしれません。
コーフィの能力、特に口から出ているのは一体なんだったのでしょうか…。虫?ホコリ?塵?無数の黒い物体がうウァーっと出てくるのはなんだか気持ち悪かったです。

さらに、死刑囚を収容する刑務所の雰囲気がなんだかアットホームすぎる気がしました。刺激しないように努める割にはコーンブレッドを差し入れしたり、ネズミの曲芸を一緒に楽しんだり、一度脱獄まがいのことをしたり…

あと、ジョンがポールに長寿を授けたこともちょっとよくわからなかったです。

ここまで批判的なことをばかりを書きましたが、ジョンの死刑が執行される瞬間は泣いてしまいました。無実であるのに、無念の死を迎えるジョンが本当にかわいそうでした。

印象に残っているのは、ポールの同僚であるブルータスが死刑が執行された囚人の遺体に唾を吐くパーシー(コネをもつ嫌な部下)に対して、「ビターバックは罪を償った。もう誰にも借りはない。彼に手を触れるな!」と言う場面です。
いくら大罪を犯したとはいえ1人の人間の命を奪って良いのか、死んだことで罪を償ったことになるのか、正しいことはわかりません。この映画ではところどころで死刑に対する受け止め方の違いが描かれているので、観ているこちらも考えさせられます。

また、映画の中では死刑執行の様子も描かれています。私は死刑に電気椅子が使われていたことや見物人がいることを初めて知り驚きました。スポンジを濡らすことで、長い時間苦しまずに絶命させるという工夫がされていることも初めて知りました。

総じて、超大作ではありますがちょっと微妙だったでした。ちなみにポール役のトム・ハンクスではなく、ブルータス役のデヴィッド・モースの方が好きでした。主人公ではなくサブキャラを好きになってしまうのは、私のあるあるです。

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