グローバルシンメトリー株式会社

離婚はテクニカルな戦い【2】

離婚決断の決定的理由

とにもかくにも「なんで離婚しないの?」と知人に言われてきた私ですが、先にも書いたとおり、将来絶対に後悔しない、決定的な理由がほしかったのです。私だけが我慢すればよかったのに・・なんて思う日が来ては困る。

そのためには当然、養育費をもらわなくても生活できる経済力と、そしてなにより子どもにとって父親であるメリットがない事由があること。一人で双子を育てていくために、そこそこ普通の暮らしができるだけでのチカラはどうしても欲しかった。そして万が一シングルになっても、一人で不自由なくやっていくことができる仕事環境。いつそんな日が来てもいいように、私はこどもが産まれてからずっとそのことを意識して仕事をしてきました。職場環境にも恵まれたし、もちろん努力もしたけれど、その準備がある程度整っていたことは離婚を決断できた大きな理由の一つ。

そして父親として子どもたちと一緒にいさせることがいいことかどうか。どんなに私が父親失格と思っていても、こどもにとっては父親であることには変わりない。その判断はとても難しい。どんな父親であっても幼いこどもからしたらお父さんはお父さん。いて当たり前の存在。

こどもが年中のある日。元夫は仕事が休みだったので子どもたちをお願いして残業して帰宅すると、お風呂場からシクシクと小さな声でなく娘の声が聞こえました。お風呂場を覗くと娘が洗い場に裸で横たわって泣いていました。顔は鼻血で真っ赤。聞けばお父さんに怒られ、殴られ放置されたと。もう、この瞬間に私の決意は固まりました。娘を病院につれていき診断書をとりその時の状況も写真に収めました。ここから先はもう何が合っても元夫を問い詰めたり話を聞くことは一切しませんでした。ひたすらに離婚に有益になりそうな証拠だけを集める。下手に言及して逆ギレされたり、その怒りがまた娘たちに向かっては困る。そしてちょうどその頃辺りから浮気もチラホラわかっていたので同時にそちらの証拠集めも始めたのです。

大胆になっていく行動

元夫は注意力がだいぶ欠陥しているからなのか、それ、バレバレだろっていうような浮気の痕跡も数々。間違えて私にLINEを送ってくることも数回あったし、泊まりの出張が日帰り出張になった私に気づかず、外泊したり。でもそれ、全部私はスルーしてました。あからさまな間違いLINEも既読スルー。そこで気を引き締めて細心の注意を払うのが普通だと思いますが、元夫はこれはいける?大丈夫?と思ったのか、行動はどんどん大胆に(笑)もちろんこれらは保存!保存!そして記録。不思議なもので証拠集めのためだと思えば腹も立たないんですよね(笑)

そして明暗を分けることになった、とある日が来たわけです。

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