温泉訪問記__静岡県_弓ヶ浜温泉_

温泉訪問記【静岡県 弓ヶ浜温泉】

娘のレースの遠征のため弓ヶ浜へ。
静岡といえど南伊豆は高速がないので弓ヶ浜はとても遠い・・・
そのため民宿に前乗りすることに。

泊まったのはこじんまりとした古い民宿だったのですが
そこの温泉がまぁ最高!
というわけで弓ヶ浜温泉のレポです。

■弓ヶ浜温泉の泉質

なんと弓ヶ浜温泉は海が近くにあることもあって
高張性のナトリウム、カルシウム塩化物泉です。
この高張性温泉とはなんぞや?ということですが
温泉には
1、低張性
2、等張性
3、高張性
と浸透圧による分類がされています。
人間の身体を作っている細胞液と等しい浸透圧をもつ液体を等張液といい、この等張液を基準にして高と低に分類します。
と、難しい話になりましたが、簡単に言うと高張性温泉は浸透圧が高いので身体に成分が入りやすい(お湯から体内に成分が移動)という特徴があります。
逆に低張性は身体から水分が出やすいので皮膚がふやけやすい。(体内からお湯に成分が移動)という特徴があります。
日本の温泉の多くは低張性温泉で、高張性は貴重です。(あの有馬温泉は高張性温泉)
高張性温泉は火山がほとんど関与していない、古代の海水などが数千年という時間を経て濃縮された温泉なので、塩分が多いことが特徴です。
随時湧き出る火山性の温泉とは違うため将来的には枯渇します。
なのでとっても貴重な温泉なのです。
そう聞いて入るとまたありがたみも増すってやつです。
その高張性の塩化物泉なのでとにかく身体があたたまり保湿効果が高いのが特徴です。冷え性の方にはもってこいの温泉。保温性が高いので筋肉の疲労回復の効果もあります。
あ、あと高張性温泉はお腹がとても空きます。

■弓ヶ浜温泉の楽しみ方

先に説明したように高張性は温泉成分が濃く体内に浸透することから、長湯は禁物。逆に体調を崩すこともあるので要注意です。お腹を下すこともあるくらいです。お湯から上がり、適度な休憩を取りながら入浴することがおすすすめ。保温効果が高くのぼせやすいのでお子さんやご高齢の方は注意が必要です。
湯口の周りには塩分の塊がびっしり。
お湯は透明で無臭ですが成分の濃さを実感できる温泉です。

■弓ヶ浜温泉の入浴後

とにかくずっとポカポカです。
筋肉疲労によく効くので、身体のこわばりが抜け、入浴後はぐっすりと眠ることができると思います。肌の保湿効果でしっとりします。
肌寒い日でしたが、こどもたちは夜暑い暑いと布団を掛けずに寝ていました(笑)

■弓ヶ浜温泉データ

私が入ったのは民宿のお風呂だったので弓ヶ浜の共同浴場をご紹介。

南伊豆町営弓ヶ浜温泉公衆浴場 みなと湯
静岡県賀茂郡南伊豆町湊972
東名高速沼津ICから120分
ナトリウム-カルシウム塩化物温泉
14:00-20:00(最終受付19:20)
※夏季10:30~21:00
大人400円 小学生200円

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