絵本について

私は、絵本を読むのが好きだ。

11ぴきのねこは意外と排他的で登場ゲストへの圧が強い



小学生の頃は、授業中に
ハリーポッターのでっかい本を
教科書に挟んで読んでいたし、


中学生の頃は、BOOKOFFで買った小説を
机の下に入れて読んでたら担任にしばかれたりもした。



子どもの頃、家の裏に図書館があったので
夏休みは毎日のように涼みに行ってた気がする。

バーバパパやスイミー、がまくんとかえるくん

お気に入りの絵本は 何回読んでも楽しくて
次のページをめくる前から
そのページのセリフが頭に浮かんでくる。

優しいお話やハッピーエンドのお話が好きだった。 


なんとなく楽しいなと思って
気になるものを 片っ端から読んでたけど

当時から海外の作品ばかり好きだった気がする。





そんな中たまたま見つけたのが


おじゃる丸の作者さんなの今知った😳


ピンク色と料理と編み物が大好きなカブッチが
男らしくしろと怒られて家出してしまうお話。


小学生低学年の頃は、かっこいいものが好きで
姉とお揃いのシカゴブルズのTシャツを着て
父とお揃いのエアジョーダンを履いて
いつも男の子に間違えられてたりしていたんだけど



遠くだったはずの絵本の世界が

生まれて初めて自分のことみたいに見えて

カブッチが
なんで男の子らしくしないといけないの?
って言ってる姿が

なんでスカート履かなきゃいけないの?
って言ってた自分みたいだなって。



スカジャンがほしいって言っても
遊戯王のカードがほしいって言っても
家族に反対されたことはなかったけど


この本を読んでたら
何が好きでもいいんだなーって。
世の中には男の子向けが好きな女の子も
女の子向けが好きな男の子もいるのかもって思えた。



それからは定期的に読みたくなって

何回も 何十回も読んだ気がする。



職業柄、今でも絵本は読むし、

仕事で週に2回くらいは読むようにしてるけど


大人になってからの方が

なぜかやたらとお話が突き刺さる。




ねずみくんのチョッキは

「すこしきついが似合うかな?」と
みんなキュウキュウで着ていくのが面白かったけど


大人になってから読むと

お母さんが編んでくれた
大切な大切なチョッキを
どんどん伸ばされたのに

誰のことも怒ったりしない
ねずみくんの優しすぎる人柄に驚かされる。

全てはここから始まった・・・


しかしそんなねずみくんも
意外と意地悪なことをしたりして
痛い目にあって反省するのがまた良い。
そんな時もある。






がまくんとかえるくんのお話では、

子どもの頃は、

がまくんは子どもっぽくて
かえるくんはいつも大人っぽくて

かえるくんががまくんのお世話を
してあげてるなとか思っていたけど


大人になってからは、

二人ともお互いが大好きで
お互いをいつも思いやって
何か自分にできる事があれば
何だっていつだってしたいと思っている。

「ひとりきり」が好きすぎて全世界におすすめしたい。


一つひとつの言葉や行動に
思いやりが感じられて
何度も何度もジーンとくる。


2年生の教科書に出てくる「お手紙」では

初めての手紙を
幸せな気持ちで待つ二人だけじゃなく

4日かけて二人のために届けた
かたつむりくんのがんばりすらキラキラ光る。





レオ・レオニやショーン・タンなど
絵本の原画展に行くと、

絵本が生み出される過程が知れて
こんな風に生まれて
ずっとずっと愛されてるのかとか

こんなにも素敵な絵本を
今まで知らなかったのか!!とか


嬉しいも可愛いも
悲しいもびっくりも
いっぱいで


大人も楽しめるように作られているのか

心がいつまで経っても子どもなのか。




絵本でも 映画でも 舞台でも

気持ちを揺さぶる何かに出会えるって

年齢や気持ちとか色んなタイミングがあって

それをひっくるめて巡り合わせなのかな。




大好きだと思えるものにたくさん出会えたことが

改めてとても幸せだなと思うなどした。

20:15


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