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読書について

読書の秋というせいか
秋になるといつも以上に本を読みたくなる。


子どもの頃は休みの日に近くの図書館に
いつも入り浸っていたせいもあり
未だによく図書館に行って本を借りる。


今までは何冊か借りたら
全部読まなければ!と思っていたけど

最近は
読みたいものは最後まで読めばいいし
読み終わらなかったら
それは今回ご縁がなかったということで
やめても、また借り直してもいいや!
と思うようになってきた。


学生の頃はSFがとても好きで

「ウォッチャーズ」やオッド・トーマスシリーズの
ディーン・R・クーンツと、


「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」や
「宇宙の眼」、「時は乱れて」などの
フィリップ・K・ディックをよく読んだ。

ディック作品は「トータル・リコール」や
「ブレードランナー」、「スキャナー・ダークリー」
「マイノリティ・リポート」など
映画化されることが多いので
そこから読み始めた気がする。

ちなみに映画オッド・トーマスのヒロインは
一目惚れするほどに可愛い!好き!



小学生の頃からハリーポッターで育ったので
海外の作品を無意識に選んでいた気がする。

映画が面白かったので
原作も読んでみるということが多くて

エズラ・ミラーの
「少年は残酷な弓を射る」や
「ウォールフラワー」は
映画の帰りに小説を買っていた。

ウォールフラワーは刺さりすぎて何回も読んだな。


日本の小説にはあまり興味がなかったけど
「蜜蜂と遠雷」という映画を見て
面白いなーと思っていたら

職場のマダムに
「小説がすごく良いから!読んで!」と
言われて読んでみた。


表現方法が何とも綺麗で優しくて

物語だけじゃなくて言葉遣いも好きすぎて

読むことってこんなに楽しいのかと

初めて体感する嬉しさにびっくりした。


そこから日本の作家さんの
恩田陸さん、小川糸さんなどを読み、

たまたま本屋さんで見つけた
青山美智子さんの「お探し物は図書室まで」を読み

こんなあったかい気持ちになる小説があるのかと

感動して青山さんの小説を片っ端から読んだ。


どれもあったかくて
登場人物を応援したくなる。


これまで短編集という形は苦手で

愛着が湧く前に終わってしまうのが嫌だったけど

これは色んな人の視点になったり

大まかなところで繋がっていくのが安心する。


そこから古内一絵さんの
マカン・マランシリーズにハマり

日本の作品もよく読むようになった気がする。


学生の時はヒリヒリするSFばかり読んでいたけど
今は穏やかな作品が好きだなと思う。


あと、本屋大賞などの受賞作品を店頭で見かけると

それほどたくさんの人の心を動かす作品って

何なんだろうと読みたくなる。帯がズルい。





そういえば中学生の頃、夏休みの宿題で
読書をしてその本に自分で手作りの帯を作る
という課題があった。


ホラー映画はシャイニングがトラウマなので
一切見たくないのだけど

ホラー小説は案外(グロい描写がなければ)平気で
中学生の頃はよく角川ホラーを借りていた。


その流れと表紙のインパクトから宿題に選んだのが

韓国のホラー映画の原作「箪笥」

後ろでお母さんが若干微笑んでる感じが怖い。


なんでこんな物騒な物を選んだのか
今考えてもよくわからないけど
これに帯をつけて持って行った。



算数の時間に暇になって机の中で読み返していたら

国語担当なのに覗きに来た担任に見つかり

その本でしばかれるなどした。



他にも友達に勧めてもらった
有栖川有栖のミステリーを読んで
こんな隅々まで細かな伏線を考えられるなんて
とんでもないなと驚いた。


単純なのでミステリーは最後まで予想が外れて
へぇー!となるので楽しい。

昔から父の本棚にあった
アガサ・クリスティの
「そして誰もいなくなった」が大好きで
オチを分かっていても楽しいので
何回も読んだ気がする。

一緒に並んでいた司馬遼太郎は
一度も手をつけたことがない。

われはロボットなどの古典SFもたくさんあって
読んだような気がするけどあまり覚えてない。


母の本棚には吉本ばななや
シドニィ・シェルダンが並んでいたけど
それも手をつけたことがない。


本はそこまで親の影響を受けてないのかも。


たまに芸能人の人が
好きな本として紹介するのを
図書館で借りてくるけど

わかる!という時と
全然わからん!という時があって
人の好みって本当にこんなにも違うんだなと
改めてびっくりする。


人にオススメするとしたら
自分は何にするだろう。


電気羊はやめておこうな🐏






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