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こんなことを妄想します。

相手の行動を変えるときに、「ご褒美」を使って促すことがあります。

どのときに。

なにを。

どのように。


たとえば、コロナ感染症を拡散させないために、「出かけないように」するにはどうしたらいいか。

まず、「望ましい行動」を「~しない」という文法で考えるをいったん止めます。「~しない」は人が死んでもできる行動なので、生きている人間ができる行動に置き換えます。

なので「出かけないように」は「家にいる」という風に置き換えます。

つまり、家にいることによって「ご褒美」があれば、人間はその行動を自分から選択する頻度が上がります。


「ご褒美」はその行動をとったらすぐに与えられるときに効果を示します。

自動販売機のボタンを押したらすぐにジュースが出てくるような。



でも、それよりももっと強いご褒美があります。

それはパチンコの原理です。「ごくたまに、すごいご褒美が出る。」

これはパチンコをしている人が操作できないランダムによって出るご褒美です。


この原理を使うと、たとえば「そのとき家にいれば、現金1万円がもらえる。」という「ご褒美」を用意してみてはどうでしょう。

外出する際に「もしかしたらもらえるかもしれない1万円」と比べて、その行動をとるかを考えます。


このシステムのメリットは、「家にいる行動」について新しい価値が与えられるところにあります。

そもそも拡散を防ぐためには、家にいることに価値があるわけですから、sの行動に「ご褒美」を与えればいいわけです。


もちろん、現在在宅による悪影響も話題になっていますので、すぐにこれをやればいい、というものではなく、一つの考え方として読んでいただけたらありがたいです。

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