こむら返りとマグネシウム欠乏
こんにちは、いつもごひいきにしていただいてありがとうございます。
今回はごひいき様の話。
いつもの体調管理のための往診の後、二、三日経ってすぐに連絡が来た。
背中がぐねって激痛で立てないからとにかく来て欲しいとの依頼。
「部下に調べてもらったら、肉離れを起こしたのかも」とのメール。
「兎に角痛い、経験したことないような痛み」
東洋医学では心の表裏は小腸。小腸は精と濁にわけ、栄養を吸収し、不要分を排泄する。
お宅に到着して、ピンポンを押す。玄関の施錠が解除される。
ごひいき様は出迎えてくださる。背中を深く前屈みに曲げて慎重に歩行する。
「よし、歩行ができてる」心の中で最悪の事態のシナリオが書き換えられる。
ごひいき様は痛みでイラついたご様子。立位から横になるのも痛みが伴う。先月の健康診断では特に血液検査に問題はなかったと仰っていた。
ただ前回の往診では、仕事がしんどい、ストレス負荷が強すぎると珍しくぼやいていた。
震源地のポイントを辿って触るように依頼を受け、触ると。
圧が強すぎると怒られる。喜按ではなくなっている。
脊柱起立筋は腰から肩上部まで緊張。
イライラ。
背中に熱感と腫脹はない。
痛がるが触ってほしがる。
二、三日便秘が続いている。
腹診するも、腸鳴なし。
こむら返りと仮説を立てて、
芍薬甘草湯を提案。こういうのがありますが、飲んでみませんか?
とお伺いを立てる。
「買ってきて欲しい」
そのほかに
マグネシウムが入っている。炭酸水。
ごひいき様は炭酸水を常飲していたため。ごくごく飲んでいらした。
マグネシウム不足ではい場合も考慮して高栄養飲料メイバランスも
https://www.meiji.co.jp/meiji-eiyoucare/products/nutritionfood/meibalance_mini/index.html
翌日には普段通りの姿勢が可能になり、
翌々日には部下に「もう、治ったんですか」といわれるまでになる。
対応もいつも通りの紳士的なやさしい人柄を取り戻す。
ドキドキしたけど良かったねという話。
調べると、小腸は強いストレス環境下で特定のマテリアルを吸収しないことがあるという。日本の大都会で栄養不足になるなんて、怪現象だが。栄養を摂取していても吸収できていない場合もあるのかもしれない。
翌週には海外に出張にでかけるとのこと。
お気を付けて行ってきて、無事に帰ってきてくださることを祈る。
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