星組「柳生忍法帖」キャスト別感想②
引き続いて名脇役の皆様
●沢庵和尚(天寿光希)
美僧侶その2。でもやっぱお上手ですよね、お顔が美しいがゆえに若々しくなりそうなところを、僧侶としての経験値が見え隠れする名バイプレイ。
剃り上げでも三蔵法師みたいで素敵だったんじゃないだろうか…妄想。
あとは、あんなに天海の死を阻止しようと、途中別人のようになってたのに、天海が自害したあと(いろいろあったとはいえ)あんな和やかに終わってよかったのか?と思ってしまったのでした。笑
●加藤明成(輝咲玲央)
前回ヴェローナ大公?!という、180度真逆な権力者の役。威厳のカケラもない演技もさすが…
しかも道化的な役所でやりようによってはオーバーになってしまうところも、公演中に調整がかかってたように思えました。
明成公は銅伯に利用される女好きのバカ殿としてコミカルに描かれてはいるが、「この村にはあと2人しか女がいないんだ‼︎」的な台詞を聞くに、共産主義圏の独裁者レベルのヤバさ。沢山の女性がこいつのせいで不幸のどん底に突き落とされた一方、こいつ自身は流罪で済んでしまい、見てるこっちとしては「くそぅ…」と思ってしまう。
●多聞坊(天飛華音)
前回ロミジュリでは役が付かなかった一方、今回は一番美味しいといっても過言ではなく、さすが推されボーイ。出てくるたびホッコリするマスコット的役柄で、初見だと絶対フフッとなること必至。
●堀一族の女たち
目立つ役所は、お千絵(小桜ほのか)、お圭(音波みのり)、お笛(澪乃桜季)かな??
お千絵の武家の娘らしい上品かつ凛とした姿、十兵衛との絡みも多いため美貌が映えるお圭、そしておてんばなお笛、と正直堀一族の女はキャラ分け的には3名くらいでもよかったような…と思ったけど、原作から7人だし、そこは変えちゃいかんですよね。
柳生は堀一族以外にも、娘役にたくさん役がついていて、いろんな場面で星娘たちが哀愁の演技で締めているのが大変良き。
●千姫(白妙なつ)
登場シーンで拍手したくなるのは私だけでしょうか。武家の姫として覚悟がキマってるゴッドマザー。威厳のある声は千姫にピッタリ
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