【外部院試】筑波大学大学院 システム情報工学研究群に合格しました

こんにちは!この度、8月に行われた「筑波大学大学院 システム情報工学研究群 知能機能システム学位プログラム」の大学院入試に合格したので、その過程を書こうかなと思います。もし、外部進学を検討している方がいれば、少しでも参考になれば幸いです!

※本記事の情報はあくまで私個人の意見・感想になりますのでご了承ください。また情報が最新のものとは異なる場合がございます。

本記事は FUN Advent Calendar 2023 の Part2 の 23 日目の記事になります。
前回の記事は、ぱぴこ🐢さんの「世界を変える予定」ですが、まだ準備中のようです!


自己紹介

所属:公立はこだて未来大学 知能システムコース(2020に入学)
GPA:2.73
下宿暮らしで、某焼き肉チェーン店でバイトしています。
現在は音楽情報処理という分野で研究を行っています。

受験先

筑波大学大学院 理工情報生命学術院 システム情報工学研究群
知能機能システム学位プログラム 8月 一般入試

経緯

なぜ大学院を考えたか

別の記事で書こうと考えていますが、私は紆余曲折あってB2の冬頃に音楽情報処理という分野に興味を持ちました。さらにB3の冬頃、幣学の特別講義で上記の分野の研究を行っている教授からお話を聞ける機会がありました。お話を聞く中で、その教授と関連した研究を大学院まで行いたいと決心しました。
※プライバシー関係で抽象的な表現が多くなり申し訳ないです。

なぜ外部進学を決めたのか

私が現在所属している研究室で、上記で述べた教授と関連した研究もできました。しかし、教授が私の代を最後に退職してしまう関係で、別の研究室を探すことになりました。ですが、幣学では私が行いたい研究と合致した研究室が無かったので、特別講義で来ていただいた教授の研究室を目指すようになりました。

研究室訪問

まず志望研究室が決定したのがB3の2月中頃でした。そして、研究室訪問のメールを送ったのが3月頃でした。また、もし外部院試を考えている方がいましたら、この時期は学会等があり研究室訪問が中々できないと覚えておくといいかもしれません。(私自身そうでした)
そしてこのあたりは、他の外部院試の方と少し異なるのですが、私は連携大学院という方式で受験しました。これは、研究所に所属している研究員の方をその研究科の客員教員として招き入れ、学生が連携大学院として研究所で研究をする制度になっています。そのため、私は研究室訪問自体はできず、教授から研究室の様子等を説明していただいた感じになります。

オープンキャンパス

私が志望したコースにはオープンキャンパスがありました。これは、対面とオンラインがあり、私はTOEIC受験が当日あったのでオンラインで参加しました。教授や学生の方々とお話しできるので、個人的には対面で行くべきだと思います。院試の情報も質問できたので、進学を考えている方は積極的に参加するべきだと思います。

試験内容

試験は推薦と一般があったのですが、私は成績が少し足らず推薦ではなく一般で受験しました。

博士前期課程 募集要項 | 筑波大学大学院 募集要項

まず、大学の成績が200点ということにとても驚きました。成績がよければ推薦で受ける人が多いと思うので、私の成績は一般試験を受ける人の中では高い方だったのかなと思います。
英語に関して100点換算で、私はTOEICを使いました。
口述試験では、数学研究に関するプレゼンテーションがあり、合計300点でした。ここが非常に苦戦したのですが、私の志望先は過去問が受験の都合上非公開になっていたので対策がとても難しかったです。また、プレゼンテーションは5分間で私はスライド8枚で時間丁度くらいでした。
加えて、受験生調書というものを提出するのですが、そこには現在行っている研究の概要を500字程度記入する欄がありました。これに関しての募集要項の記載がなかったので、提出前にとても焦って書いた記憶があります。
また、私は必要書類に若干不備があって再提出しましたが、少し早めに提出していたので再提出もギリギリ間に合いました。(私みたいになると怖いので少し早めに提出しましょう 笑)

研究計画書

どの方も言いますが、研究計画書は絶対早めにやった方がいいです!!
(私は4~7月くらいの期間かかりました 汗)

研究計画書を書くにあたって、まず始めに先行研究を調べる必要があります。私は先行研究を基に、大学院で行いたい研究を具体化していきました。それに関するスライドおよび計画書を作成して教授に添削していただくということを繰り返して行いました。また研究室の先輩方にも添削していただきました。私が行いたい研究は現在行っている研究とは異なるので、とても書くのに苦労しました。書く際には、ひたすら論文を読んで検討を繰り返していました。特に目的提示とメリットの記載が難しくて、無限に悩んでいた記憶があります。本当に教授や研究の先輩方など多くの方にお世話になりました。(1人で書ききるのはとても困難だと思います!!)
研究計画書はあくまで「計画」を書くものなので、背景や目的等に重きを置いて書いた方がいいと思います。

TOEIC

私は英語がとても苦手だったので、最後の最後まで時間がかかりました。
ちゃんと対策し始めたにはB3の11月くらいからです。主に学習に使っていたものは、「金フレ」「公式問題集」です。金フレは主にabceedというアプリで聞きながら勉強していました。公式問題集は最新のものからやっていきました。(10が最近出たようです)
また、未来大生のような地方の方は気を付けてほしいのですが、TOEICが函館で毎回行われていなかったので、お気を付けてください!(私は3回ほど札幌で受験しました 泣)そして、会場の相性とかもあるので何回か受験することをオススメします。また、TOEICはスコアの結果が出るまで1か月ほど時間がかかるので、出願の締め切りとスコアの提出が間に合うように気を付けてください!
最終的に提出したスコアは685点でした。これはあまり高い点数ではないのですが、試験での英語の配点があまり高くなかったので命拾いしたかなと思います。

数学

数学の出題範囲

数学は口述試験でした。どのような問題が出たかなどは、口外禁止と言われているので詳しく言えません(すみません)。出題範囲は公開されていたので載せられますが、そこそこ広い範囲でした。勉強期間はおよそ2か月程度になります。
使用した参考書は「マセマ」です。マセマはとても分かりやすい参考書で、4分野に該当するものを購入して、解答の作成と導出過程の説明ができるようにしました。幣学では、線形代数,解析学,微分方程式辺りしかやっていない+あまり詳細に授業していないこともあり,新しく覚えることが多くあって苦戦しました(覚え直しが必要な部分もありました)。特に「複素解析」は幣学で学んでいない範囲だったので、学習するのに時間がかかりましたが、意外と内容が面白くて苦痛ではなかったです。わからない箇所は「ヨビノリ」の動画で学習していました(ヨビノリはいいぞ)

試験前日・当日

私は1日目に数学、2日目にプレゼンテーションを行いました。
試験前日は筑波大の友人の家に泊まりました。数学は前日のギリギリまで粘って勉強していました。寝る前は、X(Twitter)やブログで他の受験生の様子を見てソワソワしていました。会場へはスーツで行きましたが、別に私服でもよかったかなと思っています(スーツが入るか一番心配だった)。会場までは友人の家から炎天下の中歩いて行ったので死ぬかと思いました(歩いて45分くらいでした)。大学は非常に広いので、絶対にバスで行った方がいいと思います。
1日目の手ごたえは、そこそこ良かったのでプレゼンテーションで決まると思っていました。2日目のプレゼンテーションは準備と練習のおかげか、しっかりやりきることができました。
試験結果がでるまで2週間程度ありずっとソワソワしていましたが、無事合格できました!!個人的には、プレゼンテーションの結果がよかったのが大きいかなと思います。(冬院試にならなくて本当によかった…)

喜びのツイート

さいごに

以上が私の外部院試の記録になります。私が一番伝えたいことは、研究計画書とTOEICは早めに手を付けるべし!!ということです。外部院試は準備含めて、内部進学より圧倒的に大変ですが達成感は大きいと思います。来年以降に幣学もしくは外部の大学院を受験する方が少しでも参考になるとうれしいです。
もし何か聞きたいことがあれば、答えられる範囲でお答えしたいと思います!(DM等くれますと助かります)

さて、明日24日はバッシュさんの「未来大アドカレ調査 2023」です!
お楽しみに!!