日本でのボーナス事情

ボーナスは基本的に、会社の売り上げ利益が伸びたり成長が期待できる、また実績ができ収益の一部を社員にも回せるようになったなどの理由から支給するというのが元々の考え方です。その観点ではボーナスは仕事で大きな成果を上げて売り上げに貢献した人に対して多く支給するのが妥当とも考えられるでしょう。成果に応じてボーナスを支給するという仕組みは欧米ではよくあるものですが、日本ではそれほど一般化はしていません。日本ではボーナスの金額が成果によらない場合が多いのです。

日本におけるボーナスは基本給から計算する仕組みになっているのが通例です。どのような仕事をしていた人でも基本給の数ヶ月分という形で支給され、大きな活躍をした人もほとんど活躍しなかった人も同じ扱いを受けます。なぜ優劣を付けない仕組みにしているのかが疑問に思われる人もいるでしょう。

このような仕組みでボーナスが支給されているのは平等性を保つためです。たとえば、会社の中には売り上げには直接関わらない仕事を行っている社員も多く居ます。経理や総務、人事のようにバックオフィスの仕事はほとんどが売り上げへの寄与による評価をするのが困難です。このような人たちも後ろから社員を支えているのは確かで、ボーナスを支給する対象として考えるべきでしょう。その為、成果を評価しにくい職種の人達と、成果が数字になりやすい人達を平等に扱えるようにする目的で基本給の数ヶ月分という支給の仕方をしているのが一般的です。

このようなことから、転職などで職場を選ぶ際には、ボーナスがどのような基準で支給されているのか確認しておく必要があります。実際に働き始めてから後悔しないように、このようなサイトを参考にしながら転職先を探してみましょう。

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