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Web3ユースケース

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Web3ポケットキャンパスでは、基礎となる概念や技術などを解説した基礎教材の他、Web3事業に取り組んでいる企業に取材するユースケース紹介も、コラムとして展開しています。 Web…
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#暗号資産

コインチェックから始まった国内IEOは今 資金調達方法として普及するために必要なこと(コラム)

コインチェック株式会社は2021年7月、IEOプラットフォーム「Coincheck IEO」の提供を開始し、同月に株式会社HashPalette(ハッシュパレット)とともに日本初となるIEOによる資金調達を実現しました。2023年11月現在、国内IEOの事例は4件あり、コインチェックはうち2件に関わっています。 「国内初事例の経験も含め、コインチェックはしっかりとした審査体制が強みです。IEOの実施を検討している企業へのきめ細かいサポートはもちろんですが、購入者の皆さんが安

日本最大級の暗号資産コミュニティ「KudasaiJP」発のプロジェクトと新しい働き方(コラム)

「KudasaiJP」は2020年春、Uniswap(ユニスワップ)トレーダーのための情報共有コミュニティとして創設されました。その後、DeFiやNFT、GameFiなどトレンドを重視した情報共有の場として活用されるようになり、2022年9月には株式会社Kudasaiを設立。2023年10月現在、X(旧Twitter)フォロワー約8万人、Telegram(テレグラム)グループ約2万人という日本最大級の暗号資産コミュニティとなっています。KudasaiJPから生まれた事業や、K

暗号資産のシステム開発は「人類のチャレンジ」、変化の激しい業界の中で生きる(コラム)

2018年創業の株式会社Crypto Garage(クリプトガレージ)は、ブロックチェーン技術と金融ナレッジを組み合わせ、デジタル・アセット金融サービスの新しいインフラを提供しています。研究開発組織のDG Lab時代を含めると、2016年から暗号資産(仮想通貨)と向き合う中で、ビジネストレンドのアップダウンが大きい業界をどう見ているのでしょうか。COO&CBOの加藤岬造(こうぞう)さん、CSOのJustin Dhingra(ジャスティン・ディングラー)さん、株式会社デジタルガ

法定通貨化に少額取引の非課税化も! 世界でビットコインは今(コラム)

Chainalysisが2022年10月に発表した「2022 Geography of Cryptocurrency Report」によると、2022年世界暗号資産普及指数トップはベトナムで、次いでフィリピン、ウクライナ、インド、アメリカという国が名を連ねています。日本は26位であり、国によって普及率が大きく異なっています。 暗号資産の中でもBitcoin(ビットコイン)に注目すると、2021年にエルサルバドルが法定通貨に採用したのを皮切りに、国や地域単位で法定通貨化が進ん

マイニングを個人がするには? 暗号資産を得るよりも大切なこと(コラム)

Bitcoin(ビットコイン)に代表される、ブロックチェーン上の取引データを承認し新しいブロックを生成する時に、膨大な量の反復計算以外では解けない計算式の解を求め、ブロックチェーンの連続性の正しさの担保に利用する仕組みを、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)やマイニングと言います。ブロックチェーン戦略政策研究所の樋田桂一代表は「マイニングは仕組みやプレーヤーを変えながらもずっと続いていくものです。暗号資産(仮想通貨)を報酬としてもらえることに注目されがちですが、ブロックチェーンエ

セキュリティ・トークンはどんな投資体験を生み出すか - 神本侑季×佐々木俊典対談(コラム)

「セキュリティ・トークン」はブロックチェーン技術によって株式や債券などの有価証券をデジタル化したものであり、デジタル証券とも呼ばれています。日本国内においては、2020年5月施行の改正金融商品取引法によって法令に準拠した取り扱いが可能になり、不動産や債券を裏付け資産としたものから市場が広がりつつあります。 新しい金融商品として注目されているセキュリティ・トークンにはどんな魅力や可能性があるのでしょうか。世界最大のWeb3・デジタル資産報道メディア「CoinDesk」の公式日