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わたしたちの国はいつ、だれがつくったの? ー先生のための『和の国・日本国』講座①ー

こんばんは。りたろです。

自らの持ち味を社会に貢献する「『和』の学級経営」を軸に発信しています。

例年以上に暑い夏が続いていますが、
いかがお過ごしでしょうか。

感染症も心配ですが、
熱中症にも十分気を付けていきましょう。

武漢肺炎による休校時以降、
久しぶりの投稿になります。

6月から8月までの一学期の間、

久しぶりに再会する子どもたちと一緒に探究する楽しさを感じつつ、

「再び休校になるかもしれない中、
再開した学校で身に付けるべき力は何か?」を

「探求(好奇心)」「自主学習」
「探究」     「哲学対話」

などのキーワードを中心に考え、
実践し、模索していました。


さて、

今日は、視点を少し変えて

「先生のための『和の国・日本国』講座」という主題のもと

お話をさせていただきたいと思います。


【今日の内容】
わたしたちの国はいつ、だれがつくったの?~先生のための『和の国・日本国』講座①〜 
1)2月11日は何の日?
2)ほかの国の成り立ちは知っているのに…
3)なぜ、生まれた国の建国の歴史を知らないのか?
4)実はこんなにすごい!『和の国・日本国』


1)2月11日は何の日?


突然ですが!!

問題です!!


「日本国には、
 たくさんの『祝日』がありますが…

 『2月11日』は、何の日でしょうか?」






そうです!「建国記念の日」!!


昭和41年(1966)、建国をしのび、国を愛する心を養うという趣旨で制定され、翌年から実施。もとの紀元節にあたる。
建国記念日。
        (出典:デジタル大辞泉)


つまり、もともとの日本の「元日」です。

明治以降、太陰暦からグレゴリオ暦に変更したため、2月11日となっています。

では、次の問題です!

 



「日本国は建国して今年で何年目でしょうか…?」

「日本国を建国したのは誰でしょうか…?」



2)ほかの国の成り立ちは知っているのに…


最後の問題。どうだったでしょう。

正直、難しいですよね。

ぼくも、本格的に勉強するまでは知りませんでした。


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このグラフは、

平成27年に日本青年会議所(日本JC)が行った「建国に関する意識調査」の結果です。

調査は1月、
北海道から沖縄まで全国10都市の街頭で
18歳以上の男女約1万人にヒアリング。
「日本が建国された日はいつか」との問いに「2月11日」と答えたのは19・3%で、
年齢別の内訳は25~39歳が14・9%で最も低く、18~24歳が16・2%、40~59歳が19・4%。最も高い60歳以上でも44・3%だったそうです。

(【出典】https://www.sankei.com/life/news/150211/lif1502110026-n2.html)

さらに、

平成25年に福岡県で行われた「高校生建国意識調査」によると、

「日本はいつ建国したか?」

「日本を建国したのは誰か?」

という二つの問いに対して正しく回答できた生徒は、

それぞれ約2%程度しかなかったそうです。




少し、話をかえます。

アメリカ合衆国がいつ、どのように建国したのかをご存じですか?



そうです。

1776年の「アメリカ独立宣言」

今年(2020年)で建国244年目です。


では、

フランス共和国は、いつ、どのように建国したでしょう?


そうです。

1789年の「フランス革命」

今年(2020年)で建国231年目です。


では、

お隣の国、中華人民共和国はどうでしょう?


1949年に毛沢東が建国

今年(2020年)で建国71年目です。


どうして

他国の成り立ちはこんなに知っているのに

自分が生まれた国の成り立ちは答えられないのでしょうか…? 


3)なぜ、生まれた国の建国の歴史を知らないのか?


どこの国も、自国の歴史は建国から丁寧に子どもたちに教えています。

だから、

自国の歴史を知り、時には、外国人に説明することができます。

しかし、

なぜ、多くの日本人は建国の歴史を知らないで大人になるのでしょう。

その理由は、


「学校で教えていないから」です。


では、なぜ学校で教えないのでしょうか。

それは、先の大戦に敗れ、GHQ( 連合国軍最高司令官総司令部)による

「教科書検閲(プレスコード)」が大きく影響しています。


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戦後、教科書に墨を塗られたことから分かるように

日本は、連合国の占領を受けたことで、

教育の内容は大きく変更せしめられ、建国の歴史を教えなくなったばかりか

日本精神についても教えることができなくなりました。

目的は、ただ一つ。

「日本が将来にわたり、
 二度と連合国に歯向かうことが
 できないように

 日本を骨抜きにすること」

でした。

とはいえ、
教科書から建国の経緯を消してしまうと

教科書にぽっかりと穴が空いてしまい、
不自然な内容になってしまいます。

そこで、

占領下の教科書執筆者たちは、

建国の時代は
考古学の知識で埋め尽くす
ことにより

建国の経緯を触れずに、
切れ目なく日本列島の状況を

教科書に収録することができる
と考えたのです。

(だから、
 縄文時代、弥生時代は石の話とか
 土器の話とかが多いんです。)


このように、

GHQに消された部分は、
占領が解除されても教科書に戻ることなく、

現在に至るのです。



4)じつは、こんなにすごい!『和の国・日本国』!


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これは、世界の国の年表です。

どの国も、国の名前が変わり、

建国と滅亡を繰り返してきました。


しかし、


ただ一つだけ、
切れ目なく続いている国があります。

さて、どこでしょうか?




そうなんです!!


じつは、わたしたちの国『日本』!!


『日本国』は、
世界193か国の中の現存する国の中で
「世界最古の国家」であり
2020年で建国2680年目を迎えます。(西暦+660年!!)


日本最古の歴史書『日本書紀』によると、

初代・神武天皇が、橿原宮(かしはらのみや)で即位したこと
がはじまりだとされています。


これだけでも、
なんだかワクワクしてきませんか?

ぼくは、この話を初めて知って、

「なんでもっと早く教えてくれないんだよ!!!日本すごいじゃん!!」

と思いました。



これまで、

「日本はいい国だ!」というと

軍国主義者と言われたり、
危険思想だと思われたりしていました。

しかし、

2011年3月11日

東日本大震災を契機に外国から注目されてから、潮目が変わりました。

じつは、わたしたちが住んでいる『日本国』はすごい国なんです!!

まだまだ、
歴史の闇に埋もれてしまった「真実」が
たくさんあります。


「日本を知ることは、
 『自分のルーツ』を知ること」


わたしたちの生まれた国をもっと学びませんか?

そして、子どもたちに伝えませんか?

自分の生まれた国を誇りに感じることは、

きっと自己肯定感とか自己効力感につながるはず。

一緒に、『和の国・日本』を楽しく学びましょう!

最後まで、お読みいただきありがとうございました。










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