★黒基調インテリアには「ウォールナット」ウッドの華麗な美しさが最高!
ウォールナット木材は、木目の美しいよい材が手に入ったのは1960年代まで。
その事情は、ギター(エレキ)も同じで、材の良さが鳴りにも影響するので、オールドは60年代前半くらいまでのギターに良品が多い。
ローズウッド(特にブラジリアンローズウッド)なんていう材は、その後、ワシントン条約規制で手に入らなくなった。
ウォールナットは、確かワシントン条約違反にはならなかったように思うけれど、私のW124のインパネから左右フロントドア、左右リアドアまで至るウォールナット材の美しさは、60年代イギリス車(たとえばベントレー)感があって夢のように美しい。
93年前後のW124にも280だったかな、このウォールナットのランダムな美しい木目じゃなくて、整然とした横目の材もあったと記憶しているが、色目や木目や格調は断然このウォールナットが美しいと思う。
W124以降は、良質なウォールナット材が手に入りにくくなったためじゃないかと思うけれど、次々とウッドの材が変わっていく。紫っぽくなったり、黒っぽくなったり。
でも、やはりシート等がブラック内装のクルマのウッド仕様には、ウォールナットが色目や高級感、英国名車感で最高に似合うウッドだと今でも思う。
以前、私、60年式のベントレーを古いクルマ専門屋さんで試乗させてもらったことがある。(車内は上の写真ほどじゃなかったけど)
同じウォールナットでも、ウッド使いの厚さが全然いまのクルマと違う。今のは、私の93年式でも、ウッドを薄く剥いで貼ったものだが、60年ベントレーのは木材を数ミリ厚でそのまま削りだして使ってる。
私の試乗した60年製ベントレーもウォールナットのパネルはめっちゃ美しかったが、既にオートマ、パワステ、パワーウインドだったことにも当時驚いた。