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「マグロちゃんは食べられたい!」衝撃の最終話について語る(考察)

!!!ネタバレを含みます!!!

とりあえず感想

うん……終わってしまったのか…と唖然としてしまった。
初めて最終話を読んだときは結局どうなったんだ?と疑問に思いましたが、単行本を読んでみて自分の中で一つの答えが出ました。

結論から言いますと、最終話時点でマグロちゃんは食べられた後だと考えています。

最終話

考察

最終話では回想パートと電車パートに分かれています。

一話

考察では回想パートと電車パートの間で何かしら起きてマグロに戻り、みさきが食べた話があったんじゃないかと考えました。
みさきがマグロを食べたのは、裏表紙の空のどんぶりがあるので確定じゃないかなと。(きらら公式の「ごちそうさまでした」ポストも)

回想でも「そんなにすぐ死んだりしないし…」「生存率99%のヒトには分からないですよ!」と言っていますし、突然マグロに戻ったのだろうと思います。

しかし、電車のシーンにマグロがいるじゃないかとなりますよね。
これについては答えはないと思いますが……問題の最後のコマ停車待ちのコマではマグロの姿はありません。

最後のページで「アンタと一緒だもの」とセリフがあるように、この電車のパートはマグロを食べた後の話と解釈しました。
二人の会話のシーンは漫画的な表現で、独り言みたいなものと想像しています。正直会話パートあたりは完全に読者の想像に任されていると思います。

マグロを食べたとして、どこに向かっているのでしょう。
みさきの進路先については、作中で語られていません。

挨拶もせずに「忙しいでしょうしね」と言っていますが本当でしょうか。
これは、なぎさやさしみに気を遣って、自分から離れたと解釈してみました。

価値観の違い

単行本では、最終話の前に追加された話があります。(温泉回)
そこで、さしみはクロが魚に戻ったとしても食べないという宣言をしています。
これは最終話のマグロを食べた?ことに対する対比なのかなと想像しました。

この作品は人間とマグロの価値観の違いに関して多く取り上げられていましたが、後半は人間側も別々の選択肢を選んでいく場面が多く見受けられました。

まとめ

きららの考察はもうしないと思っていましたが、この作品の終わり方はモヤモヤとした気持ちが残り、この記事を書いてしまいました。
所謂2巻乙作品はいくつか読んできましたが、大抵フワッとした終わり方が多く、ここまで衝撃な終わり方は初めてでした。
はも先生、連載お疲れ様でした😉


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