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セントウルS回顧~スピード維持勝負~

久々にコラム予想したセントウルSは◎→○→△の決着。危険馬に取り上げたカレンモエは2番人気で5着と予想はまずまずの結果。

なぜこうなったのかタイムや馬体面を見ながら振り返っていきましょう。

先週が開幕週だった中京は日曜に若干通り雨があったものの、芝は良い馬場状況。ただ、スローペースが多くて時計が7秒台は確実だけどどれぐらいの勝ち時計なのかは不透明でした。

結果的には勝ち時計1.07.2で新コースに替わってからは中京で歴代4位の好時計。
前半3F32秒台もこのレース含めて4例しかないので時計面は優秀。

ラップを見ると2F~5F目まではずっと10秒台が刻まれていて所謂「スピード維持」が重要なレースになりました。
この手のペースになると勝ち馬のレシステンシアにはお誂え向きのペースになったと推察します。

レースコメントでも書きましたが、今年の阪急杯で体幹が[5]に上がってスピードを維持できることが可能になって、前半速いペースで先行しても脚は長く続き差し馬が伸びてきたとしても前半の貯金で粘れるのがこの馬の戦法。

まさにこの馬好みのペースになったという事でしょう。

そもそも休み明けは[1・0・1・2]とそこまで得意にしてないローテにもかかわらず、勝てたのはこの馬の能力と馬体が完成した証拠。叩いて次走スプリンターズSは中7週以内になるのでそうなると[2・3・0・0]とまだ連を外しておらず、現状ダノンスマッシュやインディチャンプが出走してきたとしても主役候補は間違いなく本番も楽しみな内容だったと思います。

2着はピクシーナイト。馬体はデキ上がっていました。体幹[3]でも後脚は確り蹴れていて、踏み込めていたので好走は出来るだろうと推察できました。

レースでも時計速く外を回すと厳しい中でしたが、鞍上が上手く乗って最小限のロスに抑えられ首差まで追い詰めたのは好内容だったと思います。
530㌔でスピード維持が可能な馬体は一瞬「S級香港馬」と見間違うぐらいの好馬体になってきているので次走のみならず、来年以降かなり楽しみな馬になったと思います。
スプリンターズS出走でも楽しみだと思います。

3着クリノガウディーは中京得意で体幹甘くても3~4コーナーの下り坂を利用してそのまま坂を駆け上がるのが得意な馬なのでしょう。
なので次走以降中京以外のコース(特に中山)に条件が変われば恐らくパフォーマンスを落とす可能性は高いので着順以上の評価は望めないと思います。

上がり最速で走ったのは4着ジャンダルム。
馬体も前走と変わらず高値安定。ただレースではまたしても出遅れてしまいました。レース後のコメントでは「ゲートの扉にモタレて出遅れた」とコメントしており、癖がついてしまう可能性はあります。
2走前の北九州記念でもその気があったのかもしれません。今後はゲート出がポイント。特に奇数馬番に入った時は出遅れに警戒した方が良さそうです。
レース面は遅れて浮上して凄い脚を使っていますが次走再度の中2週で輸送もあるので上積みがあるか否か?は怪しい所はあります。
また届かない程度の追い込みで馬券外という事も頭の片隅に入れた方が良さそうです。

5着カレンモエはパドックでも緩さがあってデキも仕上げ途上。そもそも7秒台突入した時は今回含め⑤②②と勝ち鞍が無いので時計速い状況だとジリ脚になることは今後考慮に入れておいた方が良さそうです。
ねらい目は8秒台に突入した時。この場合は[4・2・2・1]と崩れていないのでこの状況のみ狙っていけばいいと思います。

0912 中京11R

今週はローズSをコラムで書いていこうと思います。また、今週末は3日開催。月曜日は無料デーの予定なのでこちらもよろしくお願いいたします。


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