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函館記念回顧~ペースは水物~

「よし!決まった!」

と思った数秒後に内からスルスルとアイスバブルが食い込んで、

1着→○トーセンスーリヤ
2着→無アイスバブル
3着→◎バイオスパーク
4着→◎ディアマンミノル

という結果に。完璧に嵌めたかと思ったのにこの結果は悔しかったですね。

そもそも予想軸の一つのペースからして間違えてました、私。

レース前半3Fは34.4秒、5F通過は58.5秒とレッドジェニアル、マイネルファンロンの2頭が競り合う展開になってHペースに。
先週の函館芝1800m~2000mの3F、5F通過タイムを比べても約1~1.5秒は速くクラスの質を考えても速い流れになりました。

これだと前日予想していた、

①Hペース確定→体幹甘くてもスタミナあって脚長く使える馬。
②Sペース確定→体幹高く脚長でスタミナある馬。

の予想していた②のパターンでは無くて、①のパターンになり可能性があって更に「スローで脚長く使える馬」よりも「消耗戦に強い馬」の好走確率が上がったという流れ。

そこに2着のアイスバブルが絡んだ要因があったと考えます。

アイスバブルのレースコメントは、「スタミナ型。スピード劣る。時計・上がり速い決着は厳しい。スローは上がり負けする。平均Pの目黒記念でスタミナ発揮。東京芝2400mで時計限界。21/5/30 超スローで参考外」

の記載。スローは上がり負けするけどスタミナ戦には強いという記載だったんです。

ちなみに1着トーセンスーリヤは「出脚速い。速い上がり使えない。時計速い決着は厳しい。時計遅い札幌芝1800m・時計遅い新潟大賞典でスタミナ発揮。スローで上がり掛かる競馬になれば渋太い。平均Pの新潟大賞典を勝利。Hペースの中山芝1800mで時計限界。21/4/18 レース上がリ40秒の特殊状況で脚上がる」

でこちらもスタミナ発揮歴があって長く脚使える馬という事が分かります。

3・4着馬も前日◎にしたようにスタミナ歴がある馬なので当たり前の話ですが「函館記念はスタミナが必須」なのでしょう。

ただペースというのはゲートが開いてみないと分からず水物で、ここに答えを見出そうとしても結果的に真逆の結果になるという事も同時に覚えた方が良さそうです。
展開重視で予想するとおそらく壁に当たるのだろうなと・・・

1番人気のカフェファラオは9着。見た目は仕上がっていて、シリウスSと同じぐらいのデキと動きだったと思います。
ただ、520㌔超える大型馬で初芝で芝のスピードに乗れず、且つ最内枠で捌き辛かったという面がありました。
しかし、馬群の中でも折り合えてましたし、ダートで何度か見せた揉まれると脆さを見せることはありませんでした。
恐らくですが砂のキックバックが嫌なタイプなんでしょう。速い脚は使えないので芝だと時計の掛かる状況ならもしかしたらやれるのかもしれません。


3番人気のマイネルウィルトスは8着。
この馬の敗因は「体幹の弱さ」にあったと考えます。
マイネルウィルトスは体幹「2」でした。

0718 函館11R

先週の函館芝1800~2000mの体幹を見ると

土曜1R体幹「4」→「4」
土曜6R体幹「3」→「3」
土曜12R体幹「4」→「3」
日曜9R体幹「3」→「4」
日曜11R体幹「4」→「4」

と連対馬は全て体幹「3」以上。
体幹「2」以下の腰が弱い馬は軒並み凡走していました。土曜函館12Rは1番人気・3番人気は共に体幹「2」で2頭とも伸びきれない結果に。
函館記念も同様で体幹「2」のジェットモーションが4番人気→6着、マイネルウィルトスも8着で共に凡走。

理由としては自ら脚が使えないという弱点を抱えているという馬が体幹「2」。自力で加速する状況の馬場だった週なので凡走したという事なのでしょう。

次走以降は馬場やコースや天候の恩恵を受けられるタイミングなら好走できる可能性はありますが、先週のような状況だとまた凡走することがあると思います。

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よろしくお願いいたします。

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