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七夕賞~スタミナ戦~

「37.3」「37.5」これは近2年の七夕賞のレース上がり3F。
芝2000m重賞にとってはかなり上がりが掛かる重賞で、ここまで偏ったレース上がりで行われる重賞も珍しいんです。

上がりが掛かり、時計も掛かるので必然的にいつもの2000m戦よりも長い時間走ることから七夕賞はもちろんですが「スタミナ」が重要になるレースといえるでしょう。

スタミナが豊富な馬体は2種類あって
①非力で小柄。筋肉量が少ないアスリートタイプ。
②体が重たくて大トビな大型馬。

①で分かりやすいタイプはメロディーレーンみたいな馬。馬体重340㌔台でも時計の掛かる2600m戦では無双の力を発揮しますよね。ただこの手のタイプは七夕賞では通用しません。

過去10年の馬体重を見てみると


470㌔以下は[1・1・3・29]
470㌔以上は[9・9・7・94]


と歴然とした結果が出ているんです。①のような小柄でスタミナがあっても直線止まるので割り引いて考えた方が良さそうです。今年でいうと、マウントゴールドやショウナンバルディ、ブラックマジックのようなタイプは「怪しい」という事になります。

なので狙いは②になります。例を挙げるとゴールドシップみたいなタイプ。速い上がりは使えないけどずっと同じ脚が長く使える馬。トビが大きくて完歩が大きく小柄な馬よりも歩数が稼げてスタミナが発揮できるという構造なんです。
そういう馬が七夕賞では好走できるのでしょう。

更に、「paddockシート」で過去に「スタミナ発揮」した馬は記録しているのでそこを参考にし、炙り出します。

「スタミナ発揮」表記があるのは
・アールスター
・ヴァンゲドミンゴ
・クレッシェンドラヴ
・スカーフェイス
・ツーエムアロンソ
・ブラックマジック
・マウントゴールド

の7頭。

そこから前走470㌔以上の馬だったのが
・アールスター
・ヴァンゲドミンゴ
・クレッシェンドラヴ
・ツーエムアロンソ

の4頭。

勝ち馬はこの4頭の中から生まれるでしょう。この4頭の中から狙いはクレッシェンドラヴ。

昨年の勝ち馬で昨年の七夕賞のTPは「72」他馬の近5走平均を見てもトップですし、能力面でも最上位。
ただ「トップハンデは走らない」みたいな話が週中の新聞を踊っていましたが、86年以降の七夕賞で斤量58㌔以上だった馬は[3・2・1・8]勝率23.1% 単回114ー複回122と割り引く材料ではないことは明らか。馬場やレースの特性、能力面を総合すると中心視はこの馬と判断しました。

相手は上記残った馬の3頭が中心。
ただ、ヴァンケドミンゴは5・4走前に同じTP「67」で上積みあっても勝ち負けはどうか?というライン。なら、相手本線はアールスターでもいいのでは?というアイデアはあります。

上位人気ではトーラスジェミニは危険な人気馬。スタミナに課題を残している履歴だし、古馬になってから2000m戦では未勝利。昨年の福島記念では息切れしていたので今回は上位人気にはなりますが飛ぶなら今回なのでは?と推察します。

当日の馬場が不透明なので後は当日の馬場、パドックを参考にして馬券を絞り込みたいと思っています。

◎クレッシェンドラヴ
○アールスター
△ヴァンケドミンゴ
△ツーエムアロンソ
危トーラスジェミニ

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当日のパドック情報はプロキオンSを含め小倉に関してはDISCORDにて無料で提供いたします。(http://paddocklist.blog.jp/
七夕賞を含めた福島、函館は有料になりますのでそちらもよろしくお願いします。

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