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頸髄損傷に至った経緯

2022年4月9日。前日に一年滞在した福島県いわき市から荷物をすべて移動して引っ越しが完了。翌朝の福島県白河市スタートの長距離サイクリングイベント運営手伝いのためロードバイクを車載して準備を終えたら早々に就寝。深夜に新白河駅目指して出発。途中コンビニで朝食を買って運転しながらモグモグ。
スタート受付お手伝いして全員のスタートを見送りしばらくしてから自分もスタート。久しぶりの実走(STRAVAのログを見るとちょうど2ヶ月ぶり)。
いきなりコースを逆走したりミスコースをして時間を無駄使いする。あたふたするのもこれはこれで楽しい。
コースに復帰し先行者を追いかける1時間ほどして一人パス。続いてパックで走っているミニ集団の後ろについた。ここまでソロで走ったのでしばらく付かせてもらう。アップダウンのある道を下りは良いスピードで下っていく。路面は雨水を流すための細かい溝が掘られている。これは苦手な路面、ブレーキをかけると滑りそうな気がする(実際はそんなことないのかもしれない)。
ついていく自分も結構な速度。久しぶりのライドということもありスピードに怖くなってきた。当然ブレーキ握って減速するが苦手な路面が手伝って思いっきりの減速ができない。そうなるとあまりスピードも落ちず‥怖い気持ちのまま。
広い路肩(歩道?)へ逃げ、自転車ごとジャンプして停めようとしたところまで記憶している。
大丈夫ですか?と声を掛けられるまで気を失ってた。ゆっくり目をあけると草地に寝ていた。路肩(歩道)にいるんだと認識。さて起きなければと意識をして体を動かそうとしても動かない。マジか、やっちまった…その後は頭の中まっしろ。
声を出そうにもかすれた声にしかならない。うなずくのと頭をいいえと動かすのはできた。救急車を呼んでくれて到着までの時間が長く感じる。ヘルメットのストラップが苦しかったのでかすれた声でお願いして外してもらった。呼吸が楽になり生き返るw(生きてんだけど)。引き続き頭の中はまっしろ、えーどうしようがヘビーローテション。目を開けているがしんどくて目を閉じる。
救急隊到着すたのが聞こえる。声掛けされて頷いたり、いいえと頭を動かしたり。
声を出しての返答はあまりできなかった気がする。
ただ、体が動きませんというようなことは言った記憶がある。
すると、けいそんのうたがいあり…という救急隊員の声。ドクターヘリ要請というはっきりした強い声。首の固定。ストレッチャーへ移動、救急車のドアが閉まる音、サイレンと車が動き出す振動。
状況はアレだけど「助かった…のかな…」という安堵感に包まれた。
移動中は名前や事故の状況など聞かれて答えてたような気がする。背中のポケットに運転免許証や連絡先の電話番号、スマホがあります…なんてことも話してたかな。
ドクターヘリと合流する病院へ移動、ヘリに搭乗、郡山のヘリが降りれる施設(病院?)、再び救急車で目的の病院(太田西ノ内病院)というリレーで搬送されました。

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