Projectタイプエル2周年を振り返って ─創作者は孤独─

 おはようございます🔷
 2020年2月9日をもちまして、Projectタイプエルは活動開始から2周年を迎えることができました。
 これも人類の皆様による日頃の応援の声や多大なるご支援、日頃仲良くしてくださるVtuberの皆様のお陰です。

 ……まあ正直なところ、記念日みたいなものに執着のない私はイマイチはしゃげていない部分はありますけれども。

 しかし区切りがいいのもまた事実。
 本日は、2年間の活動の中で学んだ事や印象深かったなどをメモ帳的に書き連ねていきたいと思います。
(↑ここまで1月に書いて今まで放置してた奴がいるってマ?)

エンターテインメントを発信するということ

 私がこうして活動する上で感じたこととしては、まず1番に"エンターテイナーは病みやすい"ということです。
 デュエルでみんなに笑顔を与えようとしたトマトみたいな髪型の奴が闇堕ちしたように、みんなに楽しいと思ってもらうために何かをするには自分が辛い思いをしなくてはならないというエンターテインメントの基本中の基本を見落としている人、あるいは想定以上の負担に耐えられない人など……理由は色々ありますが、とかく配信者は活動開始から一定期間ごとによく病んでいるような気がします。なんなら企業Vの方も。

 なんて言ってる私自身もまた、一時期はかなりのつらみを抱えていました。私の場合は、意識の高い配信者にあてられて自分のやりたいことをやるというスタンスを忘れていたのが原因でした。今は真の男として覚醒を果たし心持ちも変わったので平気です。

 お金なり登録者なり、何かの指標を見て活動する事には大なり小なりの苦痛が伴う事が私にとって最大の勉強になりました。
 まあそもそも、「数字を稼ぐ」という行為自体がビジネスの範疇なわけですし、それが欲しければ経営とか経済学とかの基礎を勉強してからデビューするのが当然だなとは思います。今となってはですが。

やっぱVtuberは孤独が1番だな!!

 私が今後活動する上で最も大切なことは“ 孤独である事”だと感じました。
 特に個人勢の皆様は仲のいい方同士で小さなコミュニティを築いて切磋琢磨されているようですが、私の観測する限り個人勢コミュニティ内でもたらされる影響はいいものよりも悪いものの方が大きいと感じます。
 良くも悪くも線引きがないので、当然事務所の守秘義務に縛られ護られた企業勢に比べれば圧倒的に多くの情報を共有できますし、素直な感情を互いにぶつけ合うことができます。ベクトルが良い方向に向けば縛りも制約もないコミュニティは凄まじい速度で進化するでしょうが、どちらかというと悪感情の方が共有しやすく広まりやすいわけです。
 ですので、マネージャープロデューサーなどを介さない個人コミュニティ内の誰か1人が病むと他の人も連鎖的に病んでいく可能性が非常に高いと思われます。バッドアップルですね。
 ただ心理学的な根拠とかがある訳ではなくタイムラインを眺めていて思った経験談みたいなものなので、エビデンス🦐💃不足だと言われればその通りではあります……。

 そうした事例は過去を遡れば、更に小さいコミュニティを覗いていけば枚挙に遑がないわけですが、これの究極的な解決法は、ネガティヴな感情にストップを掛け、悩み事を相談、管理出来てかつアドバイスをくれる人(マネージャーとか)を付けるか、どこのコミュニティにも属さないかの2択となります。
 個人Vとして活動する、収益が見込めない活動をしていくことを前提として考えた場合、必然的に孤独であることが1番という結論に至るわけです。(タイトル回収)


 「創作者は孤独」とは私が活動初期から唱えていた言葉で、私の座右の銘のようなものでもあります。
 自分の中のアイデアや想像、衝動を形にしてくれるのは他でもない自分自身であり、誰が助けてくれることもありません。行き詰まった創作の続きは誰も書いてくれません。
 他人によってきっかけを得ることはあっても、他人によって自分の創作が作られることは無い。自分自身の手で作るもの。
 悦びも怒りも作品に乗せていかなければいけないのに、上手くいかない燻りをコミュニティによって癒されてしまったら、もう創作をする意味はありません。このもどかしさは私だけのものなのです。

 勿論、あなただけの燻りもあるはずです。

 そういった私自身の思いや、創作者にこうあって欲しいという願望の表れが「創作者は孤独」という言葉です。
 配信者とてひとつの創作者。孤独を愛することが、創作者としてのひとつの到達点、答えではないかと私は考えています。


 ……と言うのが綺麗事の建前で、本当はただ単に私がコミュ障だから黙って作品を作るしか出来ないっていうだけの事なんですけどね!

コミュ障を脱却したら、私にも承認欲求というものが芽生えるんでしょうか……。

🔷タイプエムでした🔷

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