アラフォー独身男、入院で親知らず3本とその他1本を抜く



2018年頃から食後とか食後の歯磨き後に口臭がキツイ?と
一瞬感じる事がたまに出ていたものの、歯が痛いとか歯茎が腫れぼったいなどの症状も特にない。
胃が悪いのか?とか考えて胃カメラを飲むなどしたが
ピロリ菌もいないしキレイな胃の状態でした。

その後歯医者に通院するものの、元から変な位置に生えてしまった上顎の歯がいずれトラブルを起こす可能性があるから抜歯してもいいかもしれないと言われるが、それ以外で虫歯や歯槽膿漏の進行があるなども無いと告げられる。
これが2019年の夏位までの出来事。

それから秋にはラグビーワールドカップが開催され熱狂に包まれてはいたが、
相変わらず口臭がたまに気になる生活はずっと続いた。
そして年が明けて新型コロナウイルス発生に伴う自粛生活を強いられるようになるが
口臭は相変わらずだった。
サービス業に近い形態で働いてる私は感染症対策をしながら過ごしていた。
そうしてオリンピックの延期が決定。
この2020年末位から食後の臭いよりも歯磨き後の方が口臭が発生する事に気がついたが、食べた物の影響なのか、本当は胃が悪いから?とか考えていたのであまり歯が悪いのでは?とは思わなかった。

そうして2021年を迎えてコロナウイルスが2年目に入る。
変わらず仕事はしていたし胃がおかしいなどの症状もなかった。
ワクチン1回目をオリンピック開幕式直前の7月に打つが特段変化もない。
しかし口臭を感じる頻度は増えていた。
少し気にしすぎではないか?とも思っていたがやはり変。
オリンピックが終わった後の8月に2回目のワクチンも接種するが当然変化はない。
そうして延期されたオリンピックとパラリンピックが無観客ながら無事に終わった2021年の9月ごろに就寝前に奥歯をいつもより念入りに磨いていた時に
歯ブラシと歯磨き粉がうっすら赤くなった。

そして

猛烈に臭い

あっ!これだ!と確信に変わりました。
しかし原因がわからない。虫歯?でもここはむしろ歯茎。なんだこれ?と。
そしてネットを調べると 「歯磨き 奥歯 臭い」 などの候補が上がる。
それらを読んだ所

親知らずが歯茎の中で炎症を起こしている可能性が高いのではないかと理解しました。

思い返してみれば確かに歯磨きで左の奥歯を磨いた時が臭いがキツかったんだと…
全くお恥ずかしい話これに気がつくまでにこんなに時間がかかりました。

そうして歯医者を再度探す事にしました。
一番最初の歯医者でも良かったのですが、私自身の休みが不規則な部分もあるので、
今回は休みが少ない所にしようと思って見つけたのが病院の歯科でした。
この選択は後にとても良い選択となりました。

それでは通おうとしている病院のホームページ見ながらの情報収集です。

・内科系の診療は予約制とあるが歯科は予約制とは書いてないので
初診でもいきなり行っても平気そう
(後にこの判断が失敗を生む)

・先生も何人も居て手術もできるよう
(この時は深く考えてない)

とりあえずここへ行く事にしたのが2021年11月の初旬。


初通院

確か午後3時頃に到着

私「初めてなんですがー」と言って差し出す保険証

受付「ご予約いただいてますか?」

えーホームページにどこにも書いてないじゃんと思いつつ

私「してませーん」

受付「そこにも書いてあるんですが、予約制でして…」

それは来た人にはわかるが、来ようとしてる人には分かりようがない。
まぁ確かにホームページには詳しいことは各科に電話と書いてあるが、
電話で確認しなかった私も悪い

私「じゃあ今日は無理ですねー予約入れて帰ります」

と言うと調整するのでお待ち下さい。
と言われ待合室へ座って待つように促される。
病院の待合室と一緒なのでかなり広いが人も多かった。

待つこと15分程どうにかなりそうだからと予診票に記入を指示される。
そこからさらに30分経った頃診察室に呼ばれる。

コロナが少し落ち着きを見せていた頃だったが使い捨てのガウンを皆着用していた。
すると珍しくドクターがいきなり迎えてくれた。
こういう時は歯科衛生士さんが対応して、のちにドクター登場と言う流れが多いと思っていたので驚いた。
早速急に無理を言って入ってしまった事を深々と頭を下げてお詫びする。
歯科が増えたとは言えお医者様。
お金を払ってこちらはサービスを受ける側ですが、相手に対して敬意を示すのが円滑に事を運ぶ第一歩。(ただあまりに丁寧な対応をすると逆にめんどくさい相手かもしれないと思われ警戒されるのでスマートな立ち振る舞いは難しいです。)

そして歯ブラシを当てると左の奥歯から出血を伴う猛烈に臭いがあると症状だけを伝えると、ドクターがまずは全体的に歯周ポケットの深さをチェックしてみましょうと言うので私は口を開けた。

そうして淡々とチェックが進む。
問題の左奥にツンと刺さる痛みが走る。

Dr「6!」

と大きな声で少し驚きのトーンだった。

右の奥もあまり痛くはなかったが深く刺さった感触で同様に6といわれた。
概ね他は2、3で推移していたが、左奥の親知らず由来で歯肉炎起こしてる感じがあると。
続いてレントゲンを撮りましょうと撮影。

レントゲンを撮ってドクターが解説。
トラブルを起こしている左の親知らずが他の人に比べると高い位置に
残ったままであると。

左右を見比べると確かに右はそこまで高くない。

しかしながら左奥を抜くには、外来では困難な可能性が高いかなぁと
ドクターもかなり慎重。
一旦CTを撮影して正確な位置を確認して方針を決めたいと。

ここで普通の個人デンタルクリニックだと紹介状書くので設備のある所に行ってくださいと言われるが、さすが病院内歯科。
医科の設備を使うので撮影できる日をその場で予約。

しかし予約が立て込んでいて1ヶ月後の12月中旬頃に予約。

それから1ヶ月は腫れてるような感じがあるが痛みはないものの臭いがキツかった。
幸いみんなマスクをしているから他の人に悟られることもなく過ごせた。

この間は親知らずの手術の情報収集。
私の場合はなぜかGoogle検索に引っかかってこない。
体験談として見れたのが3つ位。あとはクリニックが書いてる手術の説明ばがりが検索に上がってきたので、読みやすそうなモノを選んで読んでいた。

個人の体験談では術後の腫れを防ぐために氷嚢を顔に当ててるブログや術後の
尿道カテーテルを抜く時に抜歯より痛かったと体験談を語っている人もいた。
この尿道カテーテルは男性にとってはかなりキツイようで、できればやりたくないなぁと思った。
術式の内容もあったが都内の方では4本日帰りでやりますとか、様々なやり方があるしクリニックの手術に対する考え方があるのだなとぼんやり眺めていました。


そして1ヶ月後2021年12月CT撮影のみで終了し翌週ドクターの診察を受ける。

Dr「やっぱり左奥が上すぎるので、外来でやると取れた瞬間に鼻の副鼻腔に落ちるリスクがある。落ちたら外来では対処できないので、最初から全身麻酔で手術をした方が対処がし易いので手術を提案したいです」
「他の親知らずに関しては外来でも対応可能なので後々考えればいいと思います。ただ右奥の親知らずも少し心配なので外来で抜くなら次はそこを考えている」
「ただ左奥一本の為に入院するならまとめて全身麻酔で手術するのも有りかとは思います」
「右下の親知らずは水平方向に寝ていてその先端が永久歯が出てくるのを邪魔しているが、その親知らずの下を神経が触れているので傷つくとシビレなどが起こる可能性がある」
「年齢的にもまだ若いので回復力が強い内に治療は開始した方が良い」

私「じゃあ手術するなら親知らず全部と変な位置に生えた歯を一緒に抜歯するのもありですか?」

Dr「この変な位置から出てしまった歯もいずれ虫歯を引き起こす可能性があるのでコレも含めて対応するのも悪くないですね」

親知らず4本と変な位置に生えた歯を1本の計5本抜く事になるが、

・まずは問題となってる左奥の親知らずだけオペして抜いて残りを一年くらいかけて通院で抜く

・左奥を抜くオペで全部まとめてやってしまう

この二択だった。
でも人生で最も大事なのは時間であると私は思ってる。

左奥以外の歯を抜くなら一本につきおおよそ3回の通院を伴いますと説明も受けていたが、通院の手間を考えると手術でまとめてやる方が人生の時間を有意義に使えるだろうと思ったので手術でまとめて抜く事にした。


ここで個人クリニックでは大学病院に紹介されて遠くに行く必要があるが、病院併設故に入院から手術まで可能である。なので日程までに術前検査などがあるが全て仮予約ができてしまった。これは幸運だったと思う。

私の行った病院のスケジュールは月曜入院、火曜手術、問題なければ水曜退院というサイクルで動いてるが、いずれの日に祝日が混ざるとその週はスケジュールできないとの事だった。

またこの時はコロナウィルスの感染が落ち着きつつあるので予定通りで問題ないが、
感染者数が増えてきたら延期もあり得るので手術を希望するなら想定はしておいてくださいとのことだった。

一応仮と言う形で2ヶ月後の2022年2月で予約を入れて2日以内に本予約の連絡を欲しいとの事でした。
翌日職場とも仕事の調整したが、一応事前に想定していたので職場と病院で最も条件が良く早かった日程で入院は当初の2022年2月のまま。
2泊3日の入院。ただこの機会を逃すと2022年11月までは難しい状況だったので、
あまり時間をおかずに行動したのが時間を有効に使えたと思う。


人によっては手術をやるなら大学病院に紹介された方がマシだと思う人も居るだろうからここは価値観の違いだと思うので、同じ境遇の人が居たらデンタルクリニック選びは慎重に検討してほしい。

続いて次の予約を2022年、
年明け1月の第2週に予約を入れた。
内容は術前の説明である。

術前検査から入院まで

2022年1月
にわかにコロナウィルス感染者数が増えてきており、延期も有るかと不安を抱えながら生活していた。

入院前には入院計画の説明や術前検査というものがあり、手術に耐えられる状態かの検査もある。

また書類記入などもあるが、医科の看護師の方から入院前の注意事項など含めて書類に沿って丁寧に説明いただいた。
術前術後は絶飲食ですとか鼻からの吸入全身麻酔なので鼻毛切っておいて欲しいや大金の持ち込みはやめて欲しいなど。
もちろんドクターからより詳細な手術内容の説明や限りなく可能性は低いが死亡するリスク、可能性が少しでもある後遺障害、厄介な感染症の説明もありました。
ドクターが気にしていたのは右下側の親知らずの下にある三叉神経の下顎神経が通っているので傷つけると傷付けた側の下クチビルと顎に痺れや感覚鈍麻などが3、4ヶ月続く事も起こるのを気にされていた。もし起きたらビタミン剤を処方して神経の回復を促していきますと説明を受けた。一生涯にわたって後遺する可能性は相当稀とも説明を受けた。
そして全身麻酔なので尿道カテーテルの話が出たが、手術時間が1時間から2時間。長くても3時間程度だし若いから不要とドクターから助け舟(?)を出していただき回避できた。だから術中術後はオムツ使用でした。また全身麻酔だと浣腸をする所もあるようだがこの病院ではやらないとの事。

あと手ぶら入院を目指す病院が多い為入院時のタオルや服のレンタルの希望も聞かれてコレも書類を渡される。
もちろんレンタルを使用した。

あと入院保証人や緊急連絡先も求められる。
これらの書類を記入して入院時に看護師に渡してほしいと指示を受けた。
この入院保証人というのが私の場合、父母兄が健在で書類を埋める事ができた。
が、これを埋める事ができない人が増えてくるだろうとも思った。ネットで調べてみると保証人が用意できなくて困ったなど書いてる人やビジネスとして請け負っている所もあるようだった。
私はこれからも独身であり続けると思うが、自分自身が年齢を重ねた時に誰も頼める人が居ないのは起こり得る未来を思うと人生のパートナーはいた方がいいだろうとも思う。

入院に際して検査が必要になってくるので

・血液検査と尿検査と胸部レントゲンと心電図

・心臓エコー

・入院前コロナウイルスのPCR検査

上記全て医科で検査を受けるが予約は12月時点で予約済みなのでスケジュールに合わせて通院するだけである。


この辺の内容はシンプルに記載する

入院計画説明の翌週
血液検査前に医科の医師から軽い問診と手術確認
その後血液検査と尿検査と胸部レントゲンと心電図
所要時間2時間

さらに翌週
心臓エコー
個室で左側を下にして寝てエコーを当てる
所要時間1時間以内


入院当日

入院前のコロナウイルスPCR検査は感染拡大が著しくなり入院当日になった。
やってみるとわかるが鼻がかなり痛い。確かテレビに出てる人とかこの頃2日に1回とか検査しているみたいな内容を見た気がするがこの痛みはかなりストレスです。

当時私が住む地域では検査体制がパンク寸前で、検査を外注していたのを院内機器に切り替えたので、検査後2時間は待合室で待機となった。当然院外に出れないので暇。
そして鼻が痛い。
その間に病棟看護師の方が来て陽性でなかったらの前提で入院の説明などを受ける。
それも10分程度。
そして相変わらずPCR検査でやった鼻の奥が痛い。それに耐える2時間…
暇なので尚気になる。そしてスマホで時間を潰す。
モバイルバッテリーは必須です。

そしてようやく陰性証明されて病棟へ入る。
人と接する仕事をしているけど、よく陰性だったなと内心は安堵よりも驚きの方が大きかった。
そこで改めて体重測定と身長測定。病室に名前を書いていいかなども聞かれる。
そしてナース室から最も遠い大部屋へ。
荷物を整理していると看護師さんからスケジュールの説明。

・術後はこの部屋には戻らず回復室で過ごす予定。それに伴い荷物は移動しますとの事

・浴室は使えないが今日の状態ならセルフで頭を洗っても良いので大きな洗面台がある所で21時までなら使って良い

・食事は今夜は出るが21時以降は絶飲食。全身麻酔なので手術当日もずっと絶飲食
コレは術中や術後の誤嚥性肺炎防止のためなので理解してほしい

・絶飲食下で脱水症状を回避するため手術前に点滴(ソルラクト)を刺しっぱなしになる

・消灯は基本的に21時だが、寝れないなら他の人に迷惑にならないようになら起きていてもいいが23時か24時までにはできれば寝てほしい

・術後は点滴と同時に周期的に抗生剤を点滴で投与します

あとは備品やトイレの位置、起床時間などの細かい説明でゆっくりお過ごし下さい。
で、終了。

とはいえものすごく暇。

特に疾患がなく体は元気なので暇である。
調子が悪ければ横になりたいと思うけど、夕方から寝ると夜が寝れないので、暇に耐えるためにスマホを頼りました。
ここから入院中はYouTubeにお世話になりっぱなしの生活。

19時頃に主治医が様子を聞きに来て手術の話などをして帰っていった。

感じたこと、あったこと
・まともな食事は入院当日の夜1食、退院する朝の刻み食の2食しか食べてないがマズイと感じたことはないし冷えてるなどもなかった。必要にして充分。普段から薄味で酒も飲まない濃い味の生活をしてないし、糖尿病などもないので普通食だったが不満はない。
それに病院はホテルではない。
私見ではあるが不満を述べてる人は、これだけ暇だとテレビと食事位しか楽しみがないものの、その食事が食べたいモノが食べられない不満がマズイ!って言う吐口として出てる気がする

・意外と一日中病棟は騒がしい。心電図の音や認知症がある方が叫んだり、救急車が通り過ぎるのではなく入ってくるなどなど。

・看護師の方とヘルパーさんがいて協力して仕事をしているよう。服装が違うのですぐわかる

・ロッカーに意外とモノが入ったが、病院の古さや設備状況により違うためホームページなどで周知されない。鍵付きロッカーなのかなど気になる方は確認は必須です。

・空調は程よい温度で保たれるが乾燥するから保湿するクリームなどが必要になる人もいる

・病院の自販機は少し値段が高い又は普通価格なので、荷物にはなるが水などは事前に安いところで調達したほうが良い(私もそうした)

・車で来院しないで下さいと事前説明がなくて入院当日にダメですと説明される。そういう事も想定して事前に車で来る許可を取るか家族に送迎を頼むなどした方が良い。私は確信犯ではあったが車で来て説明の時の聞かれて正直に申し上げたが、咎められることもなかった。また大きな病院ではないので料金所ゲートもないため別途駐車場代金がかかる心配はなかった

・電源が一個しかなかったのでスマホを充電すると他のものが充電できなかったり使えなかったりするので複数口がある電源タップか延長コードは必須

そうして頭を洗いradikoを聴きながらネットサーフィンして23時半頃に寝ようと思ったら…寝れない。鼻の奥の痛みはこの頃には忘れていたので、鼻が痛くて寝れないとかはなかった。
午前中は仕事をしてきたが午後はほぼ待ちという過ごし方になったので疲れてないから寝れない。そしてどこからか鳴り響く機械の電子音、叫ぶ認知症患者さん…結局1時頃まで起きていた。耳栓は必須です。結局5時半位に目が覚めたが、またここから暇。絶飲食なので朝飯もない、水も飲めない本当に暇だった。


手術当日

看護師さんの方が夜勤から日勤の方に変わり若い女性看護師さんが担当になった。私は独身のオッサンなのだが、若い子見て全くギラギラしないんだが、若い子だとなんだか恥ずかしいので困ったなと思ってしまう。手際よく体温血圧を測って今日のスケジュールを説明をして颯爽と去っていった。内容は

・ソルラクトを左腕から点滴する

・動脈血酸素を測定するので採血をします

・抗生剤を投与し術着に着替えて弾性ソックスを履きオムツに履き替えてから13時頃に術室に移動

・トイレは術室移動前までには済ませてください

内容はこんな感じであーついに人生初の手術かーと感慨に耽って、
また時間を潰すためにスマホをいじっていた。

そうすると若い看護師さんが戻ってきた。

ソルラクトを点滴をするそうで、先ほどの若い看護師さんが左手首近くからサクッと刺入する。
1発で入れるししかも痛みが少ない。献血も趣味で刺入を受け入れるが上手い方のトップクラスだと思う。
それから30分の放置プレーそして看護師さんが戻ってきた。

若「では採血しますねー」

私「はーい」と右腕をまくる

若「場所そこじゃないんですよー」

私「えっ?」目が天になる私。そんな看護師さんが毅然と私に言い放つ。

若「大腿動脈からなので鼠径部からですー」

もう泣き叫びたい。
危険な尿道カテーテルや色々な羞恥や痛みを伴うリスクを事前に排除していたが、まさかここで起きるとは…。しかも私毛が濃いのでその辺まで毛がある…。
だったら事前に剃っておいてと言ってくれーと思ったし剃ってない事を退院後に大変後悔することになる。

動揺を悟られまいと迅速に仰向けになる私。
カーテンを閉める看護師さん。
ガバッとズボン右側を鼠径部より下に下げる。
そうして正確にスカルパ三角付近を触診して脈動を探してサクッと刺入。無事に動脈血を接収できたようである。太めの絆創膏でガーゼを留めて彼女はまたも疾風のごとく去っていく。まぁナニを見られたかもしれんがまぁ仕方ないと終わってからはさっぱりしたものだった。

それからしばしボーッとしてると担当の若い看護師さんが弾性ストッキングとオムツと点滴と手術着を持ってやってきた。
人生初のオムツである。自ら履けるタイプだったのでサッサと履く。やはり違和感はある。なんというか股がモコモコするというのかな。まぁこれがイヤなら尿道カテーテルだから文句は言うまい。それも10分位経つと慣れてくる。が、これに用を足すとなると抵抗感がある。ご高齢の方が抵抗されると聞くがわかる気がした。
弾性ストッキングはものすごく強烈に硬いモノを2人がかりで履かせられると思っていたらそうでもないので拍子抜け。
その後上だけ術着を着るが、点滴を外すわけにはいかないので若い看護師さんに上半身を手伝ってもらいながら着替えをする。
そしてソルラクトが吊るしてある点滴台に抗生剤(ゼファゾリンナトリウム)が吊るされ元の点滴器具の三方活栓部に接続する。これがものすごく冷たかったが、この時は抗生剤の威力を知る由もない。
この時スマホを充電器に繋いでおいたのが、後に功を奏する。

13時前位に術室へという事だったが、私は元気なので歩いて入室するつもりでいたら、ベットで移動との事で寝たまま運ばれる。
あの天井だけを見ながら移動というのは、ものすごく緊張が高まる。
ついに始まるなぁと思い知らされる。と同時に末代までこの出来事をネタにしてやると意気込みワクワクが同居している感じだった。そして妙なのが看護師さん達は手際よく運んでいるがコレは彼女達にとっては日常の当たり前のことでなんとも感じてない。そこまで感情移入してたら身も心も保たないと思うと、私の非日常感と彼女達の日常感のギャップが何故かおかしかった。
そうして手術室に到着するが、もっとアルコールによる消毒臭などが匂うと思っていたが、全く感じなかった。すでに主治医の先生と看護師さん達は準備して待っていた。

時計が13時半前位だったように思う。

ベットから起き上がり手術台に移動し、名前と今日どこを手術するか確認される。
まずは座ったまま手術中に経鼻管(鼻から管を入れる)するためゼリー状の麻酔を片方の鼻に吸い込む。胃の不調を疑った時に鼻から胃カメラをしてるので慣れたもの。
鼻の奥がじんわり麻痺してくる感じがあるし同時に麻酔も左腕の点滴側から少量入れていたかもしれないが、まだ全く眠くならない。そうして仰向けになる。
続いて吸入麻酔を施すゴムマスクをするがゴム臭が結構キツイ。
そこから吸入麻酔が出ていたのだと思う。
主治医が話しかける。

Dr「どうですかーまだ聞こえまかー?」

私「あーなんか先生の声が遠くなってきましたー…」

この時返事はしたが、すでに先生の声は頭部全てを金魚鉢で被って聞いてるような感覚でした。その後はスコーンと眠りにつきました。
変な話ですがこの感覚は病み付きになりそうです。もっとやってもいいなと。
そんな事を思っているから…あんな事が起きるとはこの時は知る由もない。

そして夢の中だったのか確信はないですが、
たぶん、一度手術中に目は開かないが意識は覚醒した気がします。
主治医の先生が誰かと喋りながら何かしていた。アレ?って思って脚に思いっきり力を入れた記憶がありますが、その後意識を失った気がします。痛いとかはよくわからなかったけど何かしてるのはオボロケながら感じました。
でもただ夢だったのかもしれないし定かではありません。


そして覚醒の時。

看護師さん達が強く呼ぶ声が聞こえる。正直気持ちよくもっと寝かせてくれとも思ったが起きないと収集が付かない位に強く呼んでいるので仕方なく目覚めた。
まだ酸素マスクはしていて相変わらずのゴム臭。

そこは元の部屋ではなく回復室と呼ばれる部屋でナースステーションの隣でベットは二台あったがいずれも空でテレビもない部屋だった。
大腿動脈採血看護師さんともう1人待合室で入院前説明をしてくれた看護師さんがドタバタしていた。内容は
心電図が取れない!と言うものだった。
寝ぼけてあー私死んだのかと思ったが残念ながら生きていた。
胸にペタペタとシールを貼ってあーでもないこーでもないとやっていた。
試行錯誤の末波形が取れたようで帰っていった。
時刻は16時位だったが心電図事件でバタバタしてたので15時半位に目が覚めたのかもしれない。手術時間は正味2時間位だったと思う。

私の感覚でしか言えない前提ではあるが、はっきりと時間を書けないのはおそらく麻酔の威力は強力で目が開いて起きているけど、起きてない感じが1時間位続くのである。それが過ぎるとようやく動ける意欲が湧いてくる感じである。

荷物は元の部屋から看護師さんが移動してくれたようであった。
スマホも枕元に置いてくれた。

状態は
・酸素マスクが臭い

・経鼻管の影響で若干鼻血出ている

・経鼻管の影響なのか長時間口を開いていた影響なのか耳の奥が痛い

・口の中も痛いが顎関節も痛いそれに伴い口を開けるとそれも痛い

・腫れてる感覚を表現すると顔が口で8割占められてると感じる位腫れてて熱い

・本当にタラコ唇になった(上下)

・痛いから喋りたくない

・口を閉じると痛いから半開きにする、そうすると唾液が垂れるが唾液の嚥下も傷口に響く

・脚にエアーマッサージ器が付いてて電動で動き続けている

・術後は体が冷えるとの事で電気毛布が入れられてるが体が暑くて仕方ないので布団を部分的にはいだ

・ゼファゾリンとソルラクトの投与は続いているようだった

・口の中は血の味がする

・喉の奥に鈍痛と狭くなったような感じがある。これがかなり不快

・痛み止めは投与していたかは不明

・ベットは電動で動くが頭を下げるとジンジンして下げられないので上体を起こして過ごすしかできない

・顎がモノに触れても痛いので、横向きで寝れないから仰向けで寝るが腰が痛くなる

・唾液を飲みたいが飲む動作が傷口に痛みを伴うので飲みたくないが意を決して飲む

・歯を噛み締めたら死ぬほど痛む

ざっとこんな感じで結構壮絶な感じである
ナースステーションの隣という事で窓から大量の薬の在庫が見える。
これを管理して患者さんも管理するんだから忙しい仕事だなと感心していた。
17時過ぎに主治医が手術の説明に来てくれた。

・上側親知らず2本抜歯

・上側歯列からずれてた歯1本抜歯

・下側左親知らず1本抜歯というか粉砕

・下側右親知らず先端のみ削って抜歯せず

という説明だった。
つまり当初予定より抜歯が1本少ない手術となった。

上側の歯は3本とも懸念点もあったが順調に完了したものの、左下側の親知らずと下顎骨の癒合がキツく抜くというより粉砕するしかなかったという事だった。
右も同じように処置したかったが、下顎神経が近いので、とりあえず先端部分を削って様子を見る事にしたと説明があった。この親知らずは永久歯を上から押さえつけており、歯が出れない状態にしていたのでそこを削って、永久歯が出て来る可能性に賭けたと。しかし私の年齢ではもう永久歯の根がそこで張ってる可能性が高く出てくる可能性はわからないとの事だった。
そうして抜いた歯を見せてもらうと、キレイな歯が3本と粉々になった歯を見せていただいた。本当に粉のようだった。先生方が苦労されたのが伝わってきました。
本来の説明と違うじゃないかと言う人もいるかとは思うが、懸案の上3本がどうにかなったから私は怒るとかはなかった。
その後なぜか口の中をゆすぐ事になり主治医が看護師さんに水と容器を持ってこさせる。
強くゆすぐのは絶対ダメと事前に言われていたので、ゆっくり口に含んで吐き出すと血の塊の小さい粒々みたいなのが出たが、思ったより液体としての血が混じってなかった。主治医もこれなら問題ないと(何が?)言って明朝様子を聞かせてくださいと話て出ていった。

この後酸素マスクが外れたが、
体が暑い。ともかく暑い。そして喉の奥が痛い。喉の奥は麻酔の時に何か入れてたのかもしれない。左腕には点滴、脚にはフットマッサージャー、胸には心電図。ベット上から身動きが取れないのである。そして動くと心電図の警告音が鳴り響く。
結局スマホでウダウダする。幸いにも術室に入る前に充電器に繋いでおいたのでバッテリーは十分にあった。ちなみにこの部屋もベット側に電源は一個だけ。

それから2時間位経った頃だろうか。気がつくと暑いのが治まって逆に寒い。体が壊れたかと思ったが…この時は原因がわからなかった。
上体は起こしていたので肩が冷えるのでバスタオルをかけてもらって肩周りを冷えないようにしていただいた。そして寝れない。術後の治りをよくするにはよく食って、よく寝るしかないのだが寝れない。気がつくと消灯21時はとっくに過ぎていた。この頃にはモバイルバッテリーを使い凌ぐ。
あまりに暇なので、いつも聴いてるラジオにこの状態をネタに投稿したら見事に読まれてやはりネタの威力は本物だと笑ってしまった。
そして夜勤の看護師さんが来てフットマッサジャーを外す。ついでに術後一度も行ってないトイレへ行く。
心電図を外して点滴台をガラガラと押して歩く。
看護師さんも麻酔後のフラつき転倒を恐れてついてきてくれるが、
思ったよりフラつかなかった。
そしてトイレへ行き鏡を見て心の中で爆笑。
ボコボコにやられたボクサーみたいに顔が腫れている。
正確には口角から顎の両サイドが腫れにより出っ張り過ぎてホームベースみたいになってるのだ。反面、鼻の両脇から頬骨にかけては下側に比べれば腫れが少なかったように感じた。
用を足し部屋に戻って夜勤看護師さんが心電図を再装着していたら、なんでこんなにシールが貼ってあるの?と不要なシールを剥がし始めた。
心電図が取れないと悪戦苦闘した後なんだなと思って笑ってしまった。
その後抗生剤を入れた。
すると20分位経つと体が熱くなってきた。
あー体が熱くなるのはこれが原因かとやっとわかった。そして気持ち悪くなりグッタリする原因は抗生剤だった。
でも傷口を化膿させない為には避けて通れない必要な措置なので耐えるしかない。そしてスマホいじって時間を潰す。
0時過ぎてだんだん眠くなってきたのでベットの背もたれを下げてジンジンしない位置にして眠る。が、2時前に目が覚める。ともかく熱い。仕方ないのでスマホと睨めっこするしかない。でも尿意が来たので、ナースコールして心電図外してもらおうと思ったら、見回りに来た夜勤看護師さんにヘルプをお願いした。
その後ベットに戻るが寝れない。
ともかく熱いのだ。
どこかのタイミングで抗生剤を入れたのかもしれないがわからない。
寝れないし熱い。
結局スマホをいじりながら4時過ぎまでそんな感じだったと思う。
その後少し寝れたようだが6時前に尿意で目が覚めた。
あー行きたいなーって思ってガサガサしてたら病棟ヘルパーさんがドアを開けたので、トイレ行きたいですと伝えると夜勤看護師さんを呼んできてくれて用を足せた。
鏡を見たが相変わらずボコボコにやられたボクサーだった。
そこから身支度を整えて歯科に行ける状態に整容したりしてたら、
男性看護師さん登場。初めて現場でお目にかかり少し感動。
この後の説明をサラッとして戻っていった。
そして8時過ぎに待望の飯が運ばれてきました。
もう泣きたい位だった。
当然普通食は無理なのでお粥と刻み食だった。
お粥を冷まして喉の奥に流し込む。
熱いと傷口を刺激するし嚥下も痛いのでなるべく奥に流し込む。

「あーうめぇ…なんてうめぇんだ」

お粥を考えた人はマジで神だなとつくづく感じた瞬間だった。
しかし問題はそれ以外のモノである。
野菜は刻んではあったが丸飲みできるわけではないので噛みちぎるのだが奥歯は両方使えない。なのでアイーンをする感じで前歯の上下で小さくするのだが、手術の影響でアイーンをするとただでさえ痛い顎関節がさらに痛む。目玉焼きもあったが噛めないので細かくして丸呑み。それをしてたら味噌汁が冷えてしまって食べる順番をミスりました。
この頃には喉の奥の鈍痛は薄らいでた。

これを元に考えると親知らずを4本抜くなら片側上下の2本ずつがいいと思います。まとめて奥歯をやると時間と通院の手間は省けるが、食事が不便を強いられます。
ゼリーとかで代用と言っても吸う行為が血餅を剥がす可能性があるので皿に出して食べるなどの工夫は必要です。
あと術後3週間程度悩まさせられるのが、間違って口の内側を噛む回数が増えます。
口の中も腫れるのでこれも起こります。

食後に水でゆすいでから、歯ブラシを傷口に当てないように慎重に行い仕上げに説明書通りに水で薄めたネオヨジンガーグル液でうがいをする。

その後点滴台を押しながら歯科に向かうが、外来の患者さん達が待合室にいる前を通るので視線が中々好奇に晒されてるようでイタイ。
幸い時節柄マスク着用が義務だったのでボコボコの顔を晒さなくてよかったのは不幸中の幸いです。
中に入り主治医に様子を伺われるが、顎関節が痛いと言ったら、苦笑いしながら下顎の処置をするときにかなぁと言ったので結構キツイことをやったんだなと理解した。
その後手術した場所を消毒。

とりあえず異常はなさそうなのでお昼までに退院となり、抗生物質(セフジニル)を1日3回5日分処方するので「必ず全部飲み切るように」と念を押されました。
あとは

・顔が熱くてもアイシング禁止

・長風呂禁止

・なるべく栄養のあるモノ食べてよく休んで

・固い食べ物禁止

・傷口に歯ブラシを当てない。奥歯はネオヨジンガーグルでうがい、ただし強くゆすぐのは禁止

・くしゃみは歯茎の負担かかるので注意する

・ベロで傷口を触らない

などの注意を受ける。
加えて、歯を抜いた後の注意点 という書類をいただき目を通す。
そして病棟に戻り最後の抗生剤点滴を受ける。点滴台を持って動けるのでその間に身の周りを整理する。そして着替えるときに気がつく。

「オムツ履いたまんまだ」

慣れとは怖いモノであまり違和感がないレベルになっていたのに驚いた。
だからと言って履いて帰るわけにはいかないのでマスクと一緒にゴミ袋に入れて口を縛ってゴミ箱へ。

片付けをしていると病棟薬剤師さんと思われる方が抗生剤(セフジニル)を渡して注意事項と「必ず最後まで飲みきる」ようにと念を押される。

術後の覚醒から20時間経過していたが顔は痛いし抗生剤の影響で体が熱いが帰れる喜びが大きくテンションが上がる。
またレンタル品と一緒に支給されたコップ、ティッシュ、歯ブラシは置いていっても良いがティッシュ以外はゴミになるとのことで全部持って帰ることにした。
男性看護師さんから退院許可証をいただく。
これを外来の受付に出すと帰れることになる。
あとレンタル品の支払いを売店で済ませる。
これは病院によって対応が違うと思うので病院次第です。

退院許可証を医科の受付に出して待つこと五分で、歯科の外来に呼ばれる。

・請求が確定してないので支払いはその時で良い

・金額が確定したら電話します

・縫合してあるので抜糸をするので翌週の水曜日に予約を入れる

駐車場の車は特に異常もなく午前11時頃病院を後にした。


自宅到着(術後22時間経過)

自宅に着くと家族が顔を見て爆笑。
早速荷物の片付けをするが1泊2日でレンタルも使ったが、それなりに細々した物を整理整頓する。
頭が下に向くと痛いので座って片付ける。
また重い物を持つときに食いしばると出血があるので、力を入れる動作は極力避けた。
座っていると鼠径部に違和感が…覗いてみると太めの絆創膏とガーゼが貼ったままだった。
部屋着にならないで片付けをしていたので気が付かず。
術前の大腿動脈酸素検査の痕跡。
あれから24時間以上経ったのかとえらく前のことに感じて懐かしい心持ちになった。
その時は。
まぁ貼っておいても仕方ないので剥がすことにする。
ところが毛に多めに貼り付いてるので激痛で悶絶するが食いしばれない。
良くみると太めの絆創膏というかホワイトのテーピングみたいなものでしっかり貼り付いてました。
さっきの懐かしさが憎しみに変わるが、彼女はプロとして仕事を真っ当したのだから仕方ない。
さて困った。
どうしたらいいものか。

1気合いで剥がす

2家族に頼んで剥がす

3毛をカットして剥がす

当然3を選びますよね。
健常者と勘違いした私は1を選択して鼠径部の毛も口の中も無事に死亡。
口の中に広がる血の味。モノグサはやっぱりダメです。

夕飯まで時間があったが腹が減るのでウイダーインゼリーと買っておいたプリンで凌ぐ。
そしてやっと夕飯だが私は大量のお粥と岩のり、煮たカボチャを皮ごと潰したもの。
サツマイモを同じく潰したもの位。
それも本当に流し込むだけ。
噛んで味わうと傷口と顎関節が痛いし、嚥下動作も最小限で済むように奥に入れるので、流し込むという表現しかない。
この食事内容+半熟スクランブルエッグ、プリン、ヨーグルト、ゼリー、とかを続けた。
が、先生には治りを良くするために栄養あるモノを食べてくれと言われてるが、これが栄養があるかはわからない。
お粥も大事ですが、これに何を混ぜて食べるかはもっと大事です。
・岩のり←メイン
・ほぐしたシャケ
これを混ぜたりして食べていた。
でないと食欲が湧かないです。治すためには栄養も大事ですから。
お粥がメイン食で量が必要だったのでほぐしたシャケは業務スーパーで調達。
岩のりはデカいやつはスーパーで調達。
ただシャケも岩のりも値段が高いのは量が少ないけど味と香りが良いので食欲がわかない時はおススメです。
それと唐辛子と梅のような刺激強い味もラインナップにはありますが今回は口の中の状態を考慮して避けました。
ふりかけは健常者の普通の食事に使うのはいいんですが、お粥がメインだと量が足りないし、抜歯したところに入り込む可能性があると考えて選択肢から除外しました。
あと意外なのは肉のコマ切れみたいな薄い食べ物は噛み切るのに力が入ってしまうので歯茎に負担がかかります。最初から小さくしておいて丸呑みする方が歯茎の負担が少ないように感じました。
また咀嚼を最小限に抑えているので、胃の負担があった気もします。
気になる方は胃薬を用意した方がいいかもしれません。

これ以上の腫れの拡大を防ぐため長風呂禁止令が出たが2月なので湯冷めが怖いし汗が出る時期でもないので術後72時間まで見送り土曜日に出勤する前に入ると決めた。それでも頭だけは洗いたかった。でも頭を下げるとジンジンしてくるので仕方ないのでそのままで過ごしました。

歯磨きは手術に関係ない部位はしっかり磨く。
傷口付近はかなり軽めにし慎重にブラシ当てて、血餅を剥がさないように注意する。ゆすぐのも強くやらないように慎重に行なう。ネオヨジンガーグルも説明書通り薄めて使用した。

飲む抗生剤は副作用はなく拍子抜けだった。

それとこの間は親に世話になりっぱなしだった。
特に食事面。本当に親はありがたいと感じて感謝してもしきれない位世話になりっぱなしだった。

ここから術後の経過はシンプルに記述します。

48時間後(術後2日目)
顔は腫れている
下は向けない
お粥継続
歯磨きは慎重
うがい継続

72時間後(術後3日目)
顔は腫れている
お粥継続
下は向けなくはないがジンジンする
仕事に支障が出るので翌日休むことにした
(仕事場にめちゃくちゃ迷惑かけた)
お風呂は中止
歯磨きは慎重
うがい継続

96時間後(術後4日目)
顔は若干腫れが薄れた
お粥継続
少し下を向ける程度でジンジンするのは薄らいだ
お風呂は中止
歯磨きは慎重
うがい継続

120時間経過(術後5日目)
顔の腫れが更に薄れるが、出血の影響で両口角から下顎角、オトガイにかけて黄色くなる。皮下出血班で顔が紫になることはなかったが、黄色は確認できた。
お粥継続
下はどうにか向ける
寒かったが風呂は短い時間にして頭を洗い、翌日の仕事に備える
歯磨きは慎重
うがい継続

144時間経過(術後6日目)
術後初出勤
仕事場ではやはり顔が腫れてると言われる
顔の腫れは前日と変化なし、以後変化が小さく1ヶ月位かけて萎む
黄色の範囲拡大して前日の部位に加えて喉仏付近まで
お粥継続
昼はゼリーを皿に出して食べる
下は向ける
お風呂は前日と同様
歯磨きは慎重
うがい継続

168時間経過(術後7日目)
出勤
黄色の更に範囲拡大し鎖骨胸骨端から若干胸骨まで。ただ色は薄い
お粥継続、昼はゼリーを皿に出す
お風呂は前日と同様
歯磨きは慎重
うがい継続

192時間経過(術後8日目、退院一週間) 
仕事は休み
黄色いは薄くなり近づかなければわからないレベル
抜糸を行い徐々に普通食に戻しても良いと指導をいただく
1ヶ月後に様子を聞きたいとの事で予約を入れる
歯ブラシも軽く当てて磨く、若干痛むが出血はない。うがいは継続
お粥をご飯にし少し硬いモノや薄いモノを食べるが不都合はなかった
抜糸は主治医の方に行っていただいたが、先生があれぇ?これどうなってるの?と呟きながら苦戦していた個所があってかなり不安になった。
糸抜きはそんなに痛くないと言う方が多いけど、結構引っ張ってハサミを入れるせいかその場では結構痛い。その後は出血もなく後まで引きずるような痛みはなかった。


術後9日目
出勤
黄色はほぼわからない
歯磨きとうがいは前日と同様。
食事は前日と同様。
ゼリーは吸うのが怖いので皿に出す

術後10日目
出勤
黄色は消滅
歯磨きは前日と同様のうがい継続
食事は前日と同様。
ゼリーを吸うが出血はなかった。

術後11日目
ほぼ術前の生活と変わらないが歯磨き後のうがいは念の為継続

術後14日目
歯磨きをしても問題はない。うがいは終了

これ以降は普通の生活になるが顔の腫れは徐々に萎む程度


術後1ヶ月
主治医の夜チェックとこちらサイドでのトラブルの有無を確認するが特に問題なし
顔は少し腫れがかすかに残ってるか?という程度
半年後に抜かずに削った親知らずの状態を確認する予約を入れる

と言う感じです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
コンパクトにしようと心掛けたのですが長くなり読み手の方に負担をかけてしまったと思います。
時系列に関して、ここはどうだった?などのご質問をいただければ追記していきたいと思います。



さてここからは掛かった金額などの話、自身の医療保険や共済を使った話、高額療養費制度を使った話、
入院に際して用意した物、そしてどうしてこれほど長々と書く時間ができたかを記述しますが、


術後2ヶ月後なんですが、
骨折で入院中してました(笑)
なので病室で大半を書いて、手術後退院して自宅で仕上げてます。


こういう記事にもできますが掛かった費用が記載されてる診療明細や領収書は絶対に捨てない方が良いです。
特に医療保険の保険金の請求をできる人なら入院手術の明細や領収書はめちゃくちゃ重要ですし、医療費控除をできる方なら尚更です。


まずは初診から掛かった費用を書いていきます。


2021年11月初診(歯科)
レントゲン、歯科検診など
2900円


2021年12月(歯科)
CT撮影
4880円


2022年1月初旬(歯科)
入院の説明など
470円


2022年1月中旬(医科)
尿検査、血液検査、胸部レントゲン、心電図
4470円


2022年2月初旬(医科)
心臓エコー
2640円


2022年2月上旬(歯科)
入院手術
総計 82920円
内訳
保険内 72870円
※高額療養費制度を後日適用

保険外 9130円
内訳
室料差額 8800円
設備利用料 330円

食事負担 920円

レンタル品 2日分で計算 450円×2日=990円


2022年2月上旬(歯科)
抜糸
470円


2022年3月上旬(歯科)
術後観察
470円

以上
総額99740円でした。

これらレンタル品以外は全部カードで支払いました。
これも幸運なんですが、カードを使えるというのはホームページに書いてありましたが、あまり意識しておりませんでした。最初入院するほどではないと思っていたのでここでもポイント貯める事ができました。

高額療養費制度を使用したのはカード払いができるからです。一旦支払って、後から申請して3ヶ月後に超過分が払い戻される制度です。カードご利用枠と引き落とし残高に余裕ある方ならこちらを使ったほうがポイントが貯まるので良いです。
そして高額療養費の計算は保険内分だけなので、

72870円 ー 57600円 =    15270円

が戻ってくるだけです。

高額療養費制度の書類の提出方法は加盟している団体によって異なると思うので、使用したい方は調べてみてください。

また最初にそんな大金を最初に用意できないようでしたら、限度額適用認定証をあらかじめ用意した方がいいです。今回の骨折ではカードを使えない病院だったのでこちらを使いました。金額は推測ですが骨折の手術はコレを出さないと一時的に40万位払わないとなので金銭負担は大きいです。

この限度額適用認定証は所属保険協会のホームページに
申請から一週間程度とありましたが、本当に一週間かかりました。
土曜日に書類を窓口から郵送→翌週月曜日保険者に到着→翌々週月曜日に郵送にて認定証着



そして今回は加入している医療保険を2つ使えました。

・県民共済
・かんぽ生命

しかし、両者共に使えたのは入院保険金だけです。
両者共に親知らずの抜歯は手術保険金の対象ではありません。
県民共済は加入している県などで違うかも知れませんが、ほとんど期待できないと思います。

私の加入している県民共済は受付窓口に電話して書類を取り寄せて記入して提出でした。
診断書の提出は不要でした。
ただこの部分は失念してしまったが、診療報酬明細と領収書はコピーを付けて郵送した気がします。
これをしないと入院の事実が証明されないはずなのでコピーをしたはずです。
ただ支払われた金額の明細は

生命共済疾病入院共済金 3日 13500円
生命共済手術共済金 10000円
計 23500円

これが月2000円のコースですが、ホームページと金額が違うのですが理由はわかりません。
手術共済金を合計すると概ね1日8000円程度の入院共済金となるので
この位なのかと想定してます。


かんぽ生命はホームページから請求できましたが、
あらかじめマイページの設定はしておいた方がいいです。
これも失念しましたが、これを設定してもすぐにログインできるようにならかった記憶があります。
確か翌日だったか登録完了メールだったか来てからでないとログインできなかったので、面倒だと感じた記憶があります。

ログインしてインターネットから請求をして、細々設問や入院期間や手術日を入力して
領収書をスマホで撮影してアップロードして完了。

その数日後手術保険金が請求されてないから請求して!みたいな書類が届きます。
しかし、親知らずの抜歯なので対象外のはずです。
何か給付金の支払いがあるのか?と思い問い合わせをするものの、
アップロードされた領収書の手術という項目だけを見て判断して書類を送ってしまっているので、郵送されたと説明を受け書類は破棄しても良いとの事。

私の契約内容の場合、最終的に支払われたのは
入院保険金 3日 22500円
入院初期保険金 37500円

計 60000円

県民共済とかんぽ生命合計で 83500円 でした。
請求から支払いまでは10日程度で支払われてます。
かんぽ生命も県民共済のいずれも診断書の提出は求められていません。
診断書は概ね3000円位が相場のようです。



ここからは持っていったモノやレンタル品や備品について書いていきます。
私が抜歯で入院した病院は改装されてキレイでした。
その影響なのか、テレビも冷蔵庫も無料でしたが、テレビ視聴にはイヤホンは用意してと入院前に説明がありました。
骨折で入院している病院はとても古いのでテレビは視聴カードが必須で、使える時間は不明ですが一枚1000円で自販機から買う必要がありました。
また違う病院の入院経験ある方から聞いたのは、テレビカードと冷蔵庫のカードが一体で年中カードを買っていて高くついたという話も聞いてます。入院する際にはよく設備の話は聞いた方が良いと思います。


続いてレンタル品と持っていったモノです
レンタルは骨折時と抜歯時で違ったのが紙スリッパとヘアブラシの有無でした。

レンタル品の内容
・パジャマ上下 3枚/週
・半袖下着 同上
・靴下 同上
・バスタオル 1枚/日
・フェイスタオル 同上
●ボックスティッシュ
●ヘアブラシ
●フタ付きマグカップ
●紙スリッパ
●歯ブラシ
●は全て供与

一応手ぶら入院を目指してというコンセプトはあったが、
できなくはないが結構厳しい印象。

自分で用意したモノであった方が良いと感じたモノ
これは今回の骨折の入院と含めて書いてます。

・有線イヤホン、条件付きで無線の方が良い場合もある
・スマホ充電器コードTYPEc かTYPE-A
・タイプc充電器またはタイプa充電器
・モバイルバッテリー
・電源延長コード(電源口は2つ程度あった方が安心)
・ipod
・スマホスタンド
・耳栓
・マスク
・体拭き
・顔拭き または洗顔道具(保湿剤など)
・ドライシャンプー
・ハンドクリーム
・リップクリーム
・500mlペットボトルの水
・ペットボトルに装着できる蓋付きストロー
・洗濯ネット
・鼻毛切り
・髭剃り、シェービングジェル、アフターシェーブローション
・パンツ
・長袖のヒートテック(長袖のアンダーウェア)
・半袖ヒートテック(半袖アンダーウェア)
・靴下
・ダウンベスト
・ゴミ袋(大と小)
・紙スリッパ
・筆記用具
・印鑑
・a4クリアファイル
・メッシュケース

有線イヤホンはテレビを見るなら必須。
iPhoneで使うならライトニング端子を変換する道具も必要です。
ただiPhoneで有線を使うと充電が無線でないとできなくなります。
それならば無線イヤホンを使用して充電端子を接続するなど工夫が必要です。
私はiPodがあるので音楽はそっちに任せましたが、YouTubeは代用できません。
完全無線イヤホンはベット上だと失くすリスクあるのでそれぞれ条件に応じて考えていただきたい。

スマホの充電器コードは電源延長コードの長さによっては新たにコードを用意した方が良いかもしれませんが状況によるという感じでしょうか。
電源ケーブルはタイプCが充電速いのでおすすめですが、充電器も必要なので、手持ちに合わせて考える必要があります。私は1.8mのタイプCケーブルtoライトニングを使用してスマホを充電して、モバイルバッテリーはタイプCで充電してました。
なのでケーブルは
タイプC toライトニング 1本
タイプCtoタイプC 1本
タイプAtodock端子 1本
という構成でした。
充電器は
タイプC 1個
タイプA 1個
という構成でした。

スマホスタンドは動画を見る時間が長いならあった方が良いです。手の自由度と疲れが全く違います。
100均で見つけても良いです。ダイソーではベッドの柵につけられそうなスタンドもあるのでスタンドの許容重量が手持ちのスマホより軽ければ垂れ下がったりしにくいと思います。

耳栓は病院の夜は色々とうるさい。イビキや認知症の人が叫んだり、機械の警告音、救急車の搬送などあるので、気になる人は必須。ダイソーの旅行用品売り場にあると思います。

マスクは一応毎日変えましょう。看護師さん達は代えてるか見ていますよ。

体拭きはダイソーなどでもいいし、ドラッグストアで買うのでも良いです。ただ匂いが強いものは周りに迷惑になるかもしれません。
また足を拭く場合は無香料のほうがいい場合も考えられるので、足用と体用で分けるなど考えた方がいいです。
看護師さん達は清潔感には敏感です。

顔拭きは手が使えて洗顔ができても顔が痛くて強く拭く事ができない時は便利ですし、入浴ができない環境では顔のテカリを抑えられます。全身用と顔用で分かれているので一個で間に合わせない方がいいです。刺激が全然違います。

洗顔道具は女性の方が詳しいと思いますが、自分の顔に合うものをケアまで含めてセットで用意した方が良いかと思います。また100均でも小分けにするボトルなどあるので入院の長さやなどを考慮して用意したほうがいいかもしれません。

ドライシャンプーは骨折の入院から投入してます。
メリットのデイプラスという不織布シートを使用しましたが、入院当日と翌日まではどうにかなりますが、その後は頭皮がギトギトしてきますので、不織布タイプのモノで髪の毛をケアし、ジェルやスプレー式で頭皮をケアするものに分担させた方が良いです。ただ両者臭いが結構強いので混ざった時にどうなるかは事前に試した方が良いです。

ハンドクリームは病院内が乾燥しているし、手指消毒を時節柄求められるのであった方が良いです。

リップクリームはマスクを外せない状況ではあまり必要がないかもしれないですが、どうなるかわからないので一応用意しました。

500mlペットボトルの水は荷物になり重いですが、事前にスーパーやドラッグストアで用意しておいた方が安く済みます。またできれば日本のメーカーの水が良いです。というのも寝ながら飲みたい場合や骨折後の入院では頭を上げるなと言われて寝てるしかない時に水分摂取許可が出ても直接はペットボトルからは飲めません。なので元のフタをストロー付きにのフタに変換できる道具はあった方が良いです。これも100均で手に入ると思います。これが海外のエビアンやクリスタルガイザーなどのフタの形状には合わないこともあります。なので水は国産メーカーから選んだ方が良いです。

洗濯ネットは私だけなのかもしれませんが、これの中にビニール袋を広げて使用した方がビニール袋の音が多少マシです。結構袋の音は響きます。なので気になる方は用意してもいいかと。
ダイソーで手に入ります。ただ季節の変わり目は大きいネットが売り切れてる事が多いみたいです。

鼻毛切りは手術計画の中に書いてあったので100均で用意しました。おそらく経鼻麻酔で鼻に管を通す必要があったのからだと思います。術前にも看護師さんに切ったか確認されてます。
入院が長く週や月単位になる人は電動鼻毛切りの方が耳毛までカットできるので良いと思います。
その場合は万が一の乾電池もあった方が良いです。
看護師さんはそういう細かい清潔感まで気にしてる、かもしれない。

髭剃りは親知らずでも骨折でも必須でした。麻酔などで口周りに触れられることもあるので用意しました。
衛生面やエチケットの面でもこれは従った方が良いでしょう。
シェービングローションやアフターシェービングローションも忘れやすいので肌を痛めたくない方は必須です。

パンツはなにがあるかわからないので二枚位多く用意。
でも何かあったらオムツになるでしょうね。

レンタルパジャマがどうも合わないという感じなら長袖のヒートテックやそれ準ずるアンダーウェアがあった方が良いです。あとは季節に応じて素材は選んだ方が良いかと思います。ただ術前には術着になるし、腕に点滴すると邪魔になるので場合によっては半袖のほうが良いでしょう。
それに伴いベストは腕が出るし寒さを凌ぎながら、動きやすさもあるので便利です。小さくたたんでしまえるタイプの方があると荷造りが楽です。私は今回はユニクロのベストを使いました。

靴下は弾性ソックス使うとあまり要らないかもしれませんが、足が冷える時はあってもいいと思います。また足が汗をかくとやはり臭いが気になります。ベット上の生活なので素足でいたいのですが足に汗かくとシーツに臭いが移ったり汚れて清潔感が損なわなれるので就寝以外でベット上で過ごす事が多いなら使用してた方がいいかなとも思います。
状況によりベットではなく部屋の据付の椅子が有ればそっちで時間を過ごすなら(骨折ではそうにしてました)、やはり靴下履いてスリッパなどを使用してた方がいいと思います。なので枚数は入院日数に応じて用意するか家族に洗濯で供給してもらうのもいいと思います。

ゴミ袋は自分が汚物を出す可能性もあるので、一応大小揃えた。着ていた服なども入れて最後は洗濯ネットと一緒にした。

上履きを持ってきてとあるので、100均の白い紙スリッパを使用しました。三泊四日位では耐久性の心配はなさそうです。ただ長い入院になると白い紙スリッパでは黄ばむので、複数用意するか色を茶色などもあるようなので検討した方が良いかもしれないが、100均では茶色は確認できてない。

筆記用具とクリアファイルは書類をもらう事も多いし、印鑑を求められることもあります。
看護師の方が書くモノを持ってるので筆記用具は借りれば必須ではないです。
しかしクリアファイルは必須で入院計画なども事前にもらうし、入院した後に書類をもらうこともあるので必須です。

メッシュケースは100均にありますが、ダイソーはメッシュの目が細かく中身は見えにくく耐久性は高いです。またサイズも豊富です。セリアでも同様のモノはあるのですが、メッシュが粗く中身はよく見えます。またチャックが2ヶ所あって1つの袋で二ヶ所に場所を分けることもやりやすいですが、全体的に華奢な造りです。サイズ展開も大きくてもA5かB5サイズ位までです。
概ね細かいモノは全てこれに分けて入れてました。ビニールケースで代用しても良いかと思いますが、あとは好みかなと思います。


入院前にやっておいた方がいいと感じたのは
スマホのバッテリーが古く満充電できない状態ならバッテリー交換はした方が不便が少ないと思います。私はiPhone8Plusを発売当初から使用してますが、身動きが取りにくい状況ではバッテリー残量を頻繁に気にするのはストレスたまります。

意外なのは部屋の掃除。
特に寝室。
清潔な所に居た分自室の汚れなどは余計に気になります。
時間あるだろうから帰ってきてからやればいいやと思うのですが、思ったより体が動かない状況もあり得ます。私も下を向くとジンジンするので掃除機は困難だったりと。
思わぬ状況も起こり得るので帰ってきてからできるだろうとは考えない方がいいです。
それではここからは結構愚痴っぽいような焦った事を書いていきます。

・全身麻酔の場合手術当日に家族が来れるか確認される。しかも当日に。
・事前にドクターから説明を受けた内容と入院計画が一致しない。
例)
ドクター 吸入全身麻酔です
入院計画 腰椎麻酔です
・中身が似たような書類が多数存在。書類多くなるし、どれも完全な説明になってない
・携帯電話持ち込み禁止とあるが実際はみんな持ってる
・点滴が漏れて腕が膨らんだら直ぐ看護師さんに連絡する
・領収書の保険外項目が部屋代や食事代を除いても金額に驚く事ある

という感じです。

誰かの参考になればと思います。

最後までありがとうございました。

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