OSS開発をする将来性

OSSは、プログラムの中身が公開されており、ライセンスに違反することなく無料で改造や再配布ができるため、急速に広がりを見せている。
企業にとっては商品などの情報を低コストで発信できるため、メリットは非常に大きい。
OSSを利用している企業は約80%近くに上り、いまや企業にとってOSSはなくてはならない存在だ。
また、新たなソフトウエアの開発も、既存のOSSをもとにして作られることも少なくない。
どのような業種がOSSを利用しているかみてみると、1位はマーケティングで80%近く、次にインターネット業界と続く。

OSSのユーザーは世界中に存在しているため、頻繁に改良が重ねられている。
安定性が高いことも、多くの企業がOSSを利用する理由だ。
また、利用するに当たって、ソースコードがオープンになっているので、プログラムの不具合などセキュリティ上の欠陥を見つけやすいのもメリットといえる。
ただ、ソースコードを管理している企業は50%ほどにとどまり、企業内で関心が低いことがうかがえる結果となっている。
企業がOSSから受けられる恩恵を最大限に引き出すには、OSS開発の文書化をすることが大切だ。
各部署が開発について周知することにより意思決定が容易になるほか、新しい企業戦略を行う際にもコミュニティの健全化へと繋がる。

また、スタッフ全員が最終目標に到達するにはどのようなプロセスを踏めばよいかを認識し、自分の役割を把握することができれば、OSS開発の将来性はかなり大きくなる。

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