ナウなヤングは平等の夢を見るか

井戸の底からコンニチハ。皿洗い担当の現身デス。一枚、二枚──

さて、今回は「選挙」についてのお話。表でやったら燃えちゃうからネ。気を付けようネ。


※一個人の見聞を元に作られた記事です。鵜呑みにしないでください。

十八才選挙権のお話は皆様ご存じのこととオモイマス。つい先日ワタシも投票してきマシタ。何か感慨深かったですネ。
その導入に伴い、全国の教育現場ではしきりに「若者の投票率は低い!」「みんな選挙にいこう、そうすれば意見が反映されるよ!」としきりに呼び掛けていますね。

確かに、若い世代の投票率は低い。まず選挙広報なんて読まない同年代の友達はごまんといるし、関心の低さは否めないデス。
結果として何も分からないから、投票にも行かない。
面倒くさがり故にマスメディアを鵜呑みにして軽率に政治家の悪口だけ言うスカポンタンが沢山生まれるのも仕方ないのかもしれませんネ。

でもでも?「意見の反映」については?本当ですか?

多分若者の皆さん知らないと思うんですけど、日本って高齢者がすっごく多いんですよ。え?ご存じ?

では、先程の「若者の投票率が高くなれば政策が変わる」なーんていうのを真に受けちゃってませんか?
いや、ホントに居るんですよ。驚くことに。笑っちゃっていいデスヨ。

極端な計算式にしましょう。

ある一人を母体とする100人のクローン人間集団「A」と、10人の同じ人間から作られたクローン人間集団「B」があります。
Aのうち50%の人間と、Bのうち90%の人間がやって来て、綱引きをしました。

どちらが勝つと思いマス?

流石に現実ではこんな単純なことにはなりませんが、そういうことデス。
「母数が足りない」。
若者の投票率が10%だろうと90%だろうと、大差ないんですよネ。今のところ。

戦後のベビーブーム世代、あるいは第二次世代の一年に生まれる人数と今の若者世代の一年に生まれる人数には大きな差がアル。
結果として多数決で決まる選挙の出馬者的には老人に投票してもらうためにお金を使っておいた方が「美味しい」んですよネ。

だから医療・老人福祉の費用がどんどんどんどん増える。モチロン必要な人には必要なんですけどネ。

(ここは素直に頷くと世間的に怒られるので聞き流してほしいのですが、日本国が若者に使うお金足りてない!!ってなってる理由のもうひとつは軍事費の存在です。
繰り返してはならない戦争、故に国内で兵器の製造がしづらい、から法外に高いお金出してアメリカの最新兵器買ってるわけです。ぶっちゃけ国内で生産した方が安い。日本人ほど安価で従順な労働力もありませんし。)

じゃあ「選挙なんて行っても無駄じゃん」と思う、かもしれませんが、そこは思い止まってクダサイ。上の世代が死に絶えたときに困るノデ。選挙には行きましょう。

しかし変えてほしいのは「今」ですよね。でも投票で勝てない。じゃあどうするか、となったときに───

どうしたらいいんダローネ。