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依頼主と共有すべき「参考動画」のリサーチ術とおすすめサイトの紹介

こんにちは!VideoWorks事務局の梶谷です。

すっかり暖かくなり、出会いの季節、春になりましたね。
VideoWorksにご登録のクリエイターさんの多くも、新たな依頼主との出会いをお求めのことかと思います。
そんなはじめましての依頼主とのお仕事で重要なのは、
完成品のイメージ共有です!

ということで、本日は、自分自身のアイディア出しにはもちろんですが、
おすすめリサーチサイト、そしてリサーチ方法をご紹介します!


1. 参考動画を提案する目的

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長年一緒に仕事をしている依頼主なら「よしなに…」という言葉でなんとかなることもありますが、はじめましての依頼主とは、完成形のイメージをきちんと共有していないと、
ある程度進めていった後に「思っていたのと違う!」とひっくり返ってしまうことも…。

<トラブル事例>
・想定していたよりも派手なアニメーションを求められ、工数が増えてしまい、追加予算を要求したら、トラブルになってしまった。
・自分の得意ではない撮影手法を求められ、双方が満足いくものが出来上がらなかった。

上記のようなトラブルを回避するためにも、VideoWorksではオファー承認する前に必ず依頼主とZoom面談を実施していただき、共通のゴールを握った上でオファー承認することを推奨しております。

すなわち、依頼主に提案する動画は、依頼主に完成形をイメージさせることが目的となる、ということをきちんと意識した上で提案する参考動画のリサーチを進めてみましょう。

2. おすすめリサーチサイト

では、実際に動画を探すにあたって、定番のYoutube・Vimeo・Pinterest等
以外でおすすめのサイトを複数ご紹介します。

ーストック購入サイト(Shutterstock / PIXTA / iStock / Adobe Stock等)
いわゆる!という画だったり、CGのベーシックな動画は、膨大な素材動画を販売しているストック購入サイトにて探すと高確率で出てきます。ウォーターマーク付きであれば、カンプをダウンロードすることも可能ですので、素材サイトで検索してみましょう。

ー広告/映画等データベースサイト(PR EDGE / ads of the world / Art OF THE TITLE / CGWORLD.jp
どこかで見たことがある…という表現、広告や映画などから見た可能性はありませんか?
思い浮かぶ要素からなんとか探し出したり、的確かつメッセージ性のある動画表現を参考にするという手もありますよね。

ーチュートリアルサイト(​aescripts​ / 3dtotal 等)
CGやアニメーションなどであれば、具体的な動きやテクスチャなどを、チュートリアル系のウェブで探すという手もあります。具体的に詳細を説明してくださっているので、説明方法も参考にできるかもしれません。

ー制作会社/特定のクリエイターの制作実績
多くの制作会社が、自分たちの制作した制作実績を、WORKSにまとめています。アニメーションに特化したプロダクション、CGに強い有名クリエイター、大量の広告を制作している制作会社など、探している映像を制作するのが強そうな制作会社やクリエイターを探して、見てみるのも良いと思います。

3. 参考動画の探し方のコツ

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色々なサイトで検索をしてみたけど、頭の中にある映像がなかなか見つからない…という方向けに、参考動画探し方のコツを3ステップご紹介します。

  STEP 1 : ピンポイント・類義語・ざっくりとの順で検索
リサーチは、沼にハマるとどんどん時間が溶けてしまう…ということも多々ありますよね。できるだけ、短時間でドンピシャなものに出会うために、
まずは頭の中で想像している通りの文言を検索窓に叩いてみましょう。
その際、まずはできるだけ詳細に、こんなの出てこないだろ、と思うくらいピンポイントの文言を検索した上で、徐々にざっくりと検索をしてみましょう。

例えば、

「 女性 学校 部活 水 飲むシーン CM 」

「 女性 飲料水 部活 CM 」

「 飲料水 CM 」

など、まずは細かく、徐々に要素を減らして検索することで、漠然と大量の動画の中から探し出す時間をできるだけ減らす可能性を試してみましょう。


STEP 2 : 多言語でのリサーチ

一通り出てきそうな言葉で検索を済ませた後、それでも出てこない場合は、日本国外の動画も一通り探してみましょう。
2021年のウェブ上の60%以上が「英語」というデータもあります(※1)ので、まずは英語で検索してみるのをおすすめします。

STEP 3 :  動画以外でリサーチ
様々な動画をリサーチしても、求めていたイメージが出てこない場合、
画像やgif、写真、ウェブなどでも検索をしてみましょう。
世界観やアングル、色味、トーンなどは画像でも共有可能です。
動きはこの動画、イラストの参考トーンはこんな感じ、と、全てを一つの動画で表現する必要はないので、必要に応じて動画以外でも検索をしてみましょう。

4. まとめ

参考動画を提案し、事前に共通のゴールをすり合わせることで、
トラブル回避はもちろん、煮詰まったときに戻れる参考動画があると、進行スピードもスローダウンせずに制作することができます。

本日ご紹介したサイト以外にも多くの動画にまつわるプラットフォームがありますので、下記カオスマップを参考にしながら、
最適な動画を探してみて下さい!


Crevoでも多くの実績をアップしていますので、よければ参考にしてみてください!


<出典>
※1  : https://www.visualcapitalist.com/the-most-used-languages-on-the-internet/

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