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N-ZAP85を考える〜海女美術大学ガチエリア「抑え」編〜

まえおき


こんにちは。ヴぇるです。今回は前回に引き続き、海女美術大学のN-ZAP85の立ち回りについて考察していこうと思います。そして今回は「抑え編」。海女美術大学はステージの構造としてはかなりシンプルではあるものの、シンプルであるからこそ難しいステージだと僕は考えています。シンプルであるからこそ選択肢の幅が広く、その一つ一つの選択肢をどのように選ぶかによって他のプレイヤーとの差別化を図れる、いわば理解度によって他の人と差をつけられる「良ステ」であるのが僕の見解です。そんな海女美術大学での抑えでN-ZAP85という武器はどのような考えを持って動いていけばいいのか。考えていきましょう。

①前回のおさらい

1.前回の画像

これは前回の最後に示した画像です。「初動の最後」は「抑えの始まり」とも言えるので、もう一度この場面について簡単におさらいしましょう。
この場面は、初動右のスロープから降りて右のブロック裏の敵を警戒しつつ、高台にキューバンを投げて味方のサポートをする事で初動エリア付近で安定した動きが可能になるということを示しています。
では今回は「抑え」についての考察なので、仮にこの動きで初動の対面に勝ち、相手が3〜4落ちした状況になったと仮定しましょう。

②右広場の塗り広げ

2.右広場の塗り広げ

もう手前に敵がいない、完全な抑えに入ったら1番最初にするべきことは「左右の広場の塗り広げ」です。zapを持っている方の中で、抑えの最初に塗り広げをせずに前に出てしまったり、塗り広げをせずに他のことをし始めてしまっている方は多いのではないでしょうか?
その行動、実は後から「相手の打開のきっかけに繋がる」ことになります。ではそれを防ぐ為にはどうすればいいのか?
上の画像は右広場の塗り広げをしている場面です。画像でも示されている通り、この行動のメリットは、「右広場を塗り広げること相手が右高から抜けてきた時にすぐに違和感に気づけるようになること」です。ここが相手インクで汚れていたり塗り広げが中途半端になっていると、違和感に気づくことができず、右から抜けてきた敵に「打開のきっかけを作られる」可能性が高くなります。
よって、まず第一にすることは右広場の塗り広げ。

③左広場の塗り広げ

3.左広場の塗り広げ

その次にとる行動としては、先程「左右の塗り広げ」と述べた通り「左広場の塗り広げ」です。では敵が抜けてくるような場所でもない左広場の塗り広げをするメリットはなんなのか?

5.左広場の塗り広げのメリット①

左広場の塗り広げの大きなメリットは1つ。「敵が打開で前に出て来た時に、高いラインで自分が抑えやすくするため」です。上の画像のように敵が1〜2枚左から詰めて来た時に、左広場が塗られているのと塗られていないのだと対面の勝率や耐えられる時間に大きな差が出ます。
ただ、前回の初動編も読んでくださっている方の中でこう思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。「初動は左に入ると状況的に厳しくなるって言ってたのになんで今度は左で耐えるのが良いと言っているのか?」と。
その疑問の解決の鍵は、初動と抑えの「味方の位置の違い」にあります。

6.左広場の塗り広げのメリット②

当然ではありますが、上の画像のように抑えになると味方は大体「一歩前のライン」まで出てくれます。そうなると、抑えの形は下の画像のようにならことが想定されます。

7.左広場の塗り広げのメリット③

味方の位置が初動と比べて一歩前のラインまで来てくれると、このように左で耐えることで、エリア中央にいる味方と「挟み込む」形を作ることが出来ます。
初動では、左にいても味方がカバーできる位置にいないから左で耐える選択肢は良くなかったのですが、抑えでは左で耐えてる時に味方がカバーできる位置にいる可能性が高いので、これが「良い選択肢」に変わるのです。
高台、右にいる味方も有利状況で2vs2をすることが出来るので、全体的に良い抑えの形が出来上がります。

長くなってしまいましたが、以上が左の塗り広げをするメリットになります。

それでは左右の塗り広げが終わったら次はどうすればいいか。これは様々な選択肢が考えられるので、それぞれの行動の考察をしていきます。

④-1 高台からのキューバンボム

8.高台からのキューバン

1つは高台の上からキューバンボムを投げることです。これはキューバンボムを置く位置がポイントとなっており、リッターや長射程が立ちがちな右奥の網にひっつけたり、中央の木のような部分に投げてボム事故を誘ったり、敵の動きを見て広場に投げたりするのが有効だと僕は考えています。

④-2 エリア奥潜伏

9.潜伏位置

2つ目の選択肢としては、エリア左奥等に潜伏することです。これは左奥に限らず、上の画像の白丸で示した通り高台の真下や、右奥でも良いと思います。
ではどこが1番有効なのか?それは試合によるので一概にここが良いとは言えませんが、潜伏するポイントを決める時「今試合をしている敵がどこから出て来やすいか」を考えて決めるのが重要です。上の画像の緑線で示したような敵の動きを想定して、それを刺しやすい位置に潜伏するのがいいと思います。一応僕のおすすめポイントとしては左奥です。なぜなら先程説明したように、その次の「左で耐える」という行動に繋げやすいからです。是非試合ごとに色々試してみて自分なりの最適解を見つけてみてください。

⑤エナジースタンドの位置

10.エナジースタンドの位置

エナジースタンドを置く際は上の画像のように置くのがおすすめです。このように前目にエナジースタンドを置くことで、「エナジースタンドを取らなきゃ」という意識を利用して、味方の抑えのラインを自然と前に上げさせることが出来る為です。抑えはとにかくラインを前に保つことで敵が打開しづらい状況を作り出すことが出来るので、この意識は目には見えない所で試合展開を良い方向に向かせるように影響してくると僕は考えています。

⑥敵高台への侵入

11.敵高までいってもおーけーだよ

もちろん上の画像のように、敵の高台まで行っても大丈夫です。zapの抑えを考える時には、とにかく「どこにいればチームとしての前線を高く保つことができるか」を考えて行動するのが良いと思います。左で耐えるのもその考えに基づいた上での行動です。

以上が海女美術大学のN-ZAP85の「抑え」についての考察になります。今回も最後まで読んで頂きありがとうございます。今日は最後に僕のゲーミングセットアップを載せて終わりにしようと思います。


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zap指導(実績多数)→https://skilltown.jp/mypage/profile/31027

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