見出し画像

NEARと提携したSweatcoinで気軽に健康ロング!

Move to Earnで話題沸騰中の「Sweatcoin」ついて紹介する記事です。なお本記事は、紹介した企業・クリプトへの投資勧誘、投資助言を目的としたものではありません。

Move to Earn

STEPNによって浸透した言葉ですが、読んで字のごとく運動しながら稼ぐということです。STEPNにおいては「ウォーキング」「ジョギング」「ランニング」という運動が対象となりますが、Sweatcoinにおいては移動速度に関係なく全てが対象となります。厳密には「Steps to Earn」というような表現もされていたりもします。Move to Earnについては、STEPNについての記事で紹介しているので、そちらも併せてお読みください。

Sweatcoin

Sweatcoinは、2016年に創業したヘルスケアサービスです。拠点はイギリスにおいており、ヨーロッパを中心に利用者を増やしています。Sweatcoinのビジョンとしては「人々の健康と幸福の増大」です。WHOによると、世界の肥満問題は深刻で、このままだと2030年には10億人が「臨床的肥満」と診断されてしまいます。Sweatcoinは、このような健康問題を解決するアプローチとして、肥満解決のための運動を支援するべく、運動でSweatcoin(ポイント)を稼げるようにしていました。これがまさに「Move to Earn」であり、稼いだSweatcoinはギフトカードに交換したり、商品と交換したり、団体に寄付することが可能です。

よく自分磨きのために美容グッズを購入したりエステに通ったりすることを「自己投資」と言いますが、健康のために歩くことも「自己投資」であり、それによってSweatcoinというインセンティブを得られるという考え方ができます。

NEAR Foundationとの提携

4月12日にNEAR Foundationと提携し、Sweatcoinのトークン化計画が発表されました。この発表はParis Blockchain Summit Weekの中で発表され、多くのクリプト民に知れ渡るようになりました。NEARについての詳細な説明は省きますが、取引スピードも速く、手数料も安いLayer1のブロックチェーンであり、今後発生しうる大量のトランザクションも捌けることを見越した上でのチェーン選定だと考えられます。

そして、Sweatcoinが注目された理由は次の通りだと考えられます。

・STEPNと同時利用可能
・初期費用が必要ない手軽さ
・歩くスピードを気にしなくていい手軽さ
・GPSではなく歩数計との連携

Sweatcoinは最初にNFTを必要とせず、アプリをダウンロードするだけで始めることができます。STEPNの場合だと、靴のNFTを購入する必要があり、日本円にすると10万円以上の初期費用が参入障壁となっています。これまでSTEPNへの参入に二の足を踏んでいた人が気軽に始めることができ、またSTEPNユーザーも同時に利用することができるため相乗効果を得ることに成功しました。また、GPS連動ではなくて、スマホ端末のヘルスケアアプリ(歩数計機能)との連携なので、屋内での移動も対象になり、歩くスピードも気にする必要がありません


$SWEAT トークン

上述の通りSwetcoinは独自トークンとして $SWEAT をNEARチェーン上で発行し、非中央集権化することを発表しました。TGE後はNEP141というNEAR上の規格だけでなく、ERC20でのトークン発行も予定されているようです。現在のアプリでもSWEATと表記されていますが、現段階ではオフチェーンでありポイントとしての認識が正しいように思います。

トークンの発行自体は2022年夏を予定しており、現在アプリで稼ぐことができるSwetcoin(ポイント)と$SWEAT トークンを1:1で交換することが可能になると発表されています。総発行枚数は無制限で、インフレしていきますがインフレ率は年々低下していくように設計されています。

現在は1,000歩ごとに1SWEATを獲得できますが、1年後には1,500歩ごとに1SWEATの獲得できるように難易度調整が段階的に行われます。(SWEATの獲得時には5%の手数料が徴収されます。)これはBitcoinのマイニング難易度を模倣しています。2024年には2,400歩で1SWEATになるように調整される予定です。なお、TGE後はSWEATのミントの対象が1日上限5,000歩に制限されるとのことです。

ちなみにですが、クリプトにする必要性を感じないという方はオプトアウト可能であり、普通のポイントのようにだけ利用することも可能です。ここを選択させるのは素敵だと個人的に感じました。

投資家陣営はクリプト界でも存在感を持つVCなどが参加しています。特に注目すべきはNEARエコシステムを初期から支えているELECTRIC CAPITALで、ELECTRICは技術面に優れたクリプトVCとして定評があります。また、エンジェル投資家としてPolygon(Matic)のファウンダーSANDEEP氏、TerraのファウンダーDO KWON氏らが参加しています。


今回はMove toEarnというよりは、今後発行されるSWEAT トークンに対してクリプト視点で書いてみました。既存企業のWeb3化の事例としても注目すべき事例になるので、今後も情報を追っていきます。

Sweatcoinを始めてみたいと思った方は次のリンクから登録して頂ければ幸いです。(リファリンクです)

登録用リンク:https://sweatco.in/i/vvinyll

日本コミュニティもありますので、ぜひご参加ください。

Twitterコミュ:https://twitter.com/i/communities/1497016751779106822
Telegram:https://t.me/nearjp


執筆者:ビニール(Fracton Ventures)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?