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NEARエコシステム入門

NEARブロックチェーンとエコシステムの根幹となるプロダクトを主に紹介していきます。また本記事は、紹介した企業・仮想通貨(暗号資産)への投資勧誘、投資助言を行うものではありません。

NEAR

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■プロジェクト名:NEAR Protocol
■共同創業者:Illia polosukhin, Alexander Skidanov
■トークンティッカー:NEAR
■コンセンサスアルゴリズム:TPoS(Thresholded Proof of Stake)
■エクスプローラー:NEAR Explorer

Near Protocolは、IIIiaとAlexanderが中心になって創設したプロジェクトです。2人はともにICPC(国際大学対抗プログラミングコンテスト)で受賞した経験を持っており、特にAlexはMemSQLという会社に在籍し、シャーディングの実装を担当した経験があります。そのため、Near Protocolは立ち上げ時よりブロックチェーンにシャーディングを実装することによって、スケーラビリティ問題を解決することを目指し続けています。その他のLayer1チェーンとの差異はシャーディングになり、シャーディングによって他のチェーンを超えた分散性とスケーラビリティの実現を目指しています。メインネットは2020年4月にローンチ済みで、ネイティブトークンのNEARは、主にネットワークのトランザクション手数料およびバリデータ報酬として機能します。

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NEARが実装予定のシャーディングは「NightShade」と呼ばれ、4つの段階を経て徐々に実装される予定になっています。2022年4月現在ではフェーズ0が完了しており、フェーズ1が2022年第二四半期に実装予定です。フェーズ0ではシャード化してトランザクションの検証は行うが処理は行っておりません。しかし、シャード化によって分散性が向上し、スケーラビリティも改善しました。2022年3月にはメインネットローンチ後から1億トランザクションを達成しています。


NEAR Wallet

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公式ウォレットとして「NEAR Wallet」が用意されています。NEAR Walletはメタマスクなどのブラウザ拡張機能とは異なり、Webウォレットです。また、ウォレット作成時には「○○○○.near」というアドレスを最初から取得することが可能です。(アクティベートには0.1NEARのdepositが必要)アドレスは有効期間なしで取得したら、更新の必要もありません。早めに取得しておくといいかもしれません。Fractonでは、アカウント開設の手助けとしてアクティベーション用のNEARをエアドロップしています。


Rainbow Bridge

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Rainbow Bridgeは、NEAR、Aurora、Ethereumを相互に繋ぐブリッジプロトコル。NEARとEthereum上にライトクライアント機能を持つスマートコントラクトをデプロイすることで、それぞれのバリデータ(マイナー)のみをトラストするだけで資産をブリッジすることが可能。当初はNEARとEthereum間のブリッジであったが、Auroraのローンチ後はAuroraにも対応。なお、Rainbow Bridgeのメイン開発者は現在1inchのCTOを務めているようです。

Aurora

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NEAR上のEVM対応のレイヤーとして、Auroraが稼働しています。EVM互換ということもあり、ネイティブのNEARチェーンに比べると参入しやすさがあり、ガス代もEthereumメインネットに比べると安い。Auroraのトランザクション手数料としては、Ethreum(ETH)が使用されるが、ネイティブトークンとしてAURORAも発行されている。また、ローンチ等当初は、AURORAがガス代負担しており、ユーザーはガス代無料で利用することもできたました。AURORAはガバナンストークンとして機能する予定になっており、AuroraDAOでの投票に使用される。

NEARのステーキング先にaurora.poolを選ぶと、ステーキング報酬NEARの代わりにAURORAを獲得することが可能。また、EVM互換という観点からクロスチェーンでの資産転送が可能であり、Auroraチェーン独自のdappsも増え始めている。Auroraエコシステムについては別記事で紹介予定です。

Ref Finance:DEX(分散型取引所)

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NEAR独自のAMM型のDEXが主体のオールインワンDeFiプラットフォーム。トークンスワップ、ステーブルスワップだけでなく、流動性の提供、REFのファーミングなどが行えます。All Bridgeなどのブリッジを利用が活発になってからは、Celo、Solanaなどの資産にも対応している。

Metapool:流動性ステーキング

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NEARをMetapoolにデポジットすることで、stNEARを対価として得られる。本来ネットワークに対してNEARをステークするとロックされるため、それ以外の用途で利用できないが、MetapoolにデポジットすることでstNEARを得れば、さらにDeFiなどで運用することが可能になる。Aurora上のDeFiが注目を浴びる中、wNEARのデポジットにも対応している。

OIN Finance:ステーブルコイン発行

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stNEARなどを担保にしてステーブルコイン「nUSDO」などを借りることができるステーブルコイン発行プラットフォーム。Auroraチェーン、Harmonyチェーンにも対応している。今後はさらなるマルチチェーン化を目指しており、Polkadot、Ethereum、Avalancheなどにも対応予定。

Paras:NFTマーケットプレイス

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NEAR上で最も取引高の高いNFTマーケットプレイス。オリジナルのコミックシリーズをリリースしたり、特定のNFTステーキングすることも可能であり、他チェーンのNFTマケプレと比べるとプラットフォームとしての独自性を持ち始めている。ネイティブトークンとして「PARAS」を発行しており、NFTステーキングの報酬や、ガバナンストークンとして機能していく予定。NFTコミックスは無料で手に入れることができるものもあるので、NEARチェーンでのNFTデビューに最適かもしれません。

Octopus Network

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マルチチェーンインターオペラビリティ問題の解決を目指すブロックチェーン。構造としてはPolkadotに類似しており、Relaychainと呼ばれるメインチェーンをNEARのスマートコントラクトで開発しており、Appchain自体はsubstrateで構築されています。AppchainとしてOctopusと繋がりたい場合は、リース料金を$OCTで支払う必要があります。また、将来的にPolkadotとの接続や、IBCパレットの実装によってCosmosとの接続も予定されています。


その他

NEARではWeb3やブロックチェーンを学べるリソースを公式より提供しています。様々なコースがあり自ら学ぶことも可能ですが、NEAR Universityには認定デベロッパー制度があります。認定デベロッパーカリキュラムを修了すると、プロジェクト立ち上げ時にグラントをもらえたり、NEARから恩恵を得ることが可能になりますので、ぜひチャレンジしてみてください。(提供されるリソースは全て英語)

・NEAR認定デベロッパー制度

・NEARアンバサダープログラム(大学生限定)


日本コミュニティもありますので、ぜひご参加ください。

Twitterコミュ:https://twitter.com/i/communities/1497016751779106822
Telegram:https://t.me/nearjp

執筆者:ビニール(Fracton Ventures)


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