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揺れ動いたAT5分


ルヴァンカップPOステージvs新潟戦を2試合戦っていたために他チームより1試合少ない我が軍ではありますが、J2は今節から後半戦突入です。

暫定ではあるものの前半戦の戦績は11勝6分1敗。
ルヴァンカップと並行しながら戦った前半戦ではJ1磐田と浦和を撃破する試合を見せて公式戦17試合無敗を記録するなど昨年とは180度変わる新しい長崎を見せつけた結果となりました。

そして後半戦の初戦で対戦したのはおれたちに唯一土を付けたベガルタ仙台。第2節での対戦ということもあり、まだ戦術は浸透していなかったとは言え、仙台のアグレッシグな前線からの守備に苦戦していた記憶があります。選手や監督・コーチ陣はもちろんのこと我々サポーターたちも絶対にリベンジするんだ!と意気込んでいましたよね。

結果はどうだったのか、振り返っていきましょう!

畳み掛けた前半45分


前半はほんとに長崎の時間が続いていました。
全体的に長崎がボールを保持しており、仙台は前線からのアグレッシグにプレスを掛けに来ましたが、尽く剥がしていくシーンが続き前回対戦時からの成長が窺えたのではないでしょうか。

前半輝いていたのはこの2人だと思います。

今節のマルコスいつもの8倍速くらいのスピードだった

マルキーと対峙していたのは仙台の高田選手だったかと思うんですけど、彼を何度も置き去りにするマルキーのスピード、特に先制点奪取の起点となったクロス前のドリブルは圧巻だったなと思います!大さんとの息のあったワンツーは綺麗だったし、後半6分あたりの大さんがマルコスのスピードを殺さないパスなんかはマルコスの特徴を活かしてましたよね。

何本も上下動を繰り返すスプリント力は毎試合見せてくれていると思うんですけど今節はそのスピードだけではなく、クロスの質も良かったのかなと思います。相手のハンドを誘発するクロスもですけど、後半立ち上がりのマテウスへのグラウンダーのクロス、相手GKも出れないDF陣も迂闊に足を伸ばせないあのクロスはほんとにマテウスのゴールを演出してもおかしくなかったと思っています!
また自分がボールロストしてしまっての仙台のカウンターをイエローで止めてしまったシーンに関しては早い段階で止めてくれたことに感謝だし、マルキー自身は悔しいとは思うけど自分が責任を持って止める意思を出してくれたことを称えたいです。

そして2人目はやっぱりこの男でしょ!

いつも以上に前線を引っ張ってたと思う

前半4分のCK1本目のヘディングを皮切りに前半だけで7本ぐらいシュート打っていたんじゃないかな。
PKのシーンはほんとに落ち着きてGKの逆を着いて、得点後はエジガルの良さである相手最終ラインを何度も抜け出したり、相手のパスミスを奪ってゴールに迫るなど果敢に仙台ゴールを脅かしていてほんとに追加点を奪えなかったことが悔やまれますね。

ゴール前での仕事だけではなく中盤にボール受けに降りてきたときは起点になってボールを左右に捌くなどいつも献身的に動いてくれることは負担にはなっていると思うんですが、マテウスとマルコスそして翼と連携取りながらサボらず前線から規制を掛けたりチェイシング掛けていることも今季の守備の改善に繋がっていますよね。

エジガルやマルコス中心に攻め立てながらも仙台GK林のファインセーブに阻まれることが多かったですが確実に仙台の脅威になっていた前半でしたね。
秋野の狙い澄ましたシュートも惜しかった〜!

一方で守備に関してもいつものように秋野の読みが素晴らしく先読みで仙台攻撃を潰せてたり、クロスは挙げられたとしても最後の際どい部分まで粘ったりと仙台攻撃陣に何もさせない守備が出来ててほんとに完璧に近い前半だったと思います!


圧を受け守勢に回る後半45分


後半は前半と打って変わって守備に回る時間が増えカウンター主体だったかなと思います。マルキーのスピードを活かした右サイドからの攻撃が後半も目立っていました。

後半立ち上がりから仙台のサイド攻撃とセットプレーから圧を受け徐々に流れを掴まれていきました。長崎はエジガルにボールを当てるシーンも一試合を通じて多く見られ、1失点目はまさにエジガルへの縦パスをインターセプトされ早く展開されここしかないという早いクロスから合わせられ振り出しに戻されてしまいます。

後半も自陣でボールを持てる時間が有りながらも自分たちのミスでボールを明け渡すシーンも多く見られました。その中でもマルコスのスピードを活かしたり、左サイドのヨネや翼に海斗の個人技で押し返していき、最後はフィニッシュで終えるものの林のセーブに何度も防がれました。

そしてATに突入してGKからのロングボールで奥深くまで侵入されたとき、守備陣系が間延びしてしまいポッカリと空いた中盤でパスを回されると帰陣するのも間に合わずフリーで決められてしまいました。

これぞインパクトメンバーの役割

92分に勝ち越され遂にもう終わったかと不覚にも考えてしまった矢先のことです。現在の長崎も過去の長崎も知る二人がチームを救ってくれました。

改めておかえり、慶太
ありがとうファンマ

岳からのロングボールを競り合ってまた動き直し、こぼれ球を拾った慶太が切り返した瞬間にDFの前に入り慶太からのクロスを叩き付ける、ファンマらしい得点の取り方だなって思いましたね。そして苦しいときに決めてくれるのもやっぱりファンマなんですよね。そしてファンマの劇的弾をアシストしたのは怪我から戻ってきた慶太。ここぞという場面でのあの切り返しからクロスを挙げれるのはもう慶太だからこそ出来る技だと思います。復帰して即結果を残す慶太、出来すぎでしょ!やっぱり慶太は後半戦のキーマンに挙げれると思います!かつてから長崎を救ってくれた男達がまたやってくれたことは長崎サポーターならば誰しもが嬉しいことですよね〜!

実はエジガルとファンマは仙台相手に良い数字をこの試合前から残していたんです。エジガルはホーム戦でも途中出場から決めており、22年のアウェイ戦でも先制点をマークする活躍でファンマに関しては昨年2試合で3得点と絶好調でした。そして今節で再び仙台相手に決めたことはもう相性の良さを結果で見せつけてくれましたよね!だから後出しにはなるのでせこいですけどこの二人がやってくれるんじゃないかなと思ってました!笑

負け濃厚のチームを引き分けに押し上げた、これはもう価値しかない引き分けです!ほんとにほんとによくやってくれたなと思っています!!!
この展開の試合を現地で見れて嬉しかったです!


次の三連戦に向けて


6月に入って続いていた連戦もこの試合を終えて一旦終了です。1週間休めばまた3連戦が始まるのでしっかり休息を取って欲しいところですね。リーグ戦とカップ戦を並行に戦う難しさ、メンバーを入れ替えながら戦ったものの気温や湿度が上がり、リーグ戦メンバーはアウェイ水戸、2ndレグ新潟戦、そして今節の仙台戦では試合途中から激しい雨の中を戦うという厳しい環境でもありました。

新潟戦での失点や仙台戦の2失点目などはぽっかりと空いた中盤を使われ、ボールへのアプローチも遅れてしまい長崎らしくない失点の仕方が続いている印象があるので、もう一度チーム全体での見直しや試合中の修正力が問われて来ることかと思われます。一方攻撃陣に関しても決めれるシーンで決めないと敗退したり引き分けで終わることはここ数試合で経験したと思いますので個人、または周囲との連携の確認が必要になるかなと。

必死に掴んだ勝ち点をしっかりと今後に繋いでいくために次のホーム藤枝戦は勝利が必須になります。開幕戦で当たった藤枝にはあの頃の長崎とは一味もふた味も違うことを見せつけなければなりません。またこの結果次第では首位に立てます。仮にこの試合で首位の清水も勝ったとしても延期分となったいわき戦で勝利を収めると長崎が堂々の首位です!

言うならば次からの三連戦は今回の価値ある勝ち点1を数ヶ月後の未来の歓喜のためにどう繋げていくか委ねられると思います。皆さんが17年ホーム名古屋戦での引き分けに重ね合わせているようにあのときも土壇場で得た勝ち点を昇格へと繋いでいきました。今回は昇格だけではなく優勝へと繋げていきましょう!そのためにもホームですのでしっかり後押しもしていきましょう!連続でホームが続きます!現地行かれる皆さんに託します!よろしくお願いします!

 今回も読んで頂きありがとうございました!

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