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豆腐メンタル!?

最近わりと聞く言葉に、「豆腐メンタル」
「こんにゃくメンタル」があります。

要は、“弱い”メンタルのことを「豆腐メンタル」と言い
“強い”メンタルのことを「こんにゃくメンタル」と言うのだそう。

私、ヴァータン649も、かつては「豆腐メンタル」だったかもです。

しかし実は、メンタルには、「強い」も「弱い」もないのです。
よく、スポーツ選手などで、メンタルの「強さ」、「弱さ」を言う人が多いですが、メンタルには、「強い」も「弱い」もないのです。

じゃ、“ピンチ”の時でも、平然としてられる人のメンタルってどんなメカニズムなのでしょうか?

よく言われる【平常心】って、どこから生まれるのでしょう?

凄く凄く簡単に言うと・・・

“現実”を“現実以上”に捉えていない」、というだけの話です。

例えば、あなたが“水泳”の選手だったとして、ついにオリンピックの決勝まで勝ち上がったと想像してみて下さい。

そして、この決勝に勝てば、「金メダル」です。

子供の頃から夢にまで見た金メダルが、今、すぐそこで手に入りかけています。

ここまで来るのに、どれだけ苦しい練習に耐え抜き、さまざまなものを我慢し、涙してきた事か。

そして、今、この栄冠をつかめば、全てが報われる!

私はスターになれるのだ!

絶対に勝たなければ、“ならないのだ

こんな想像をすればするほど、足は震えて、全身の筋肉はコチコチに硬くなってしまい、心臓はバクバク、呼吸も早くなって行きます。

一方、『この決勝に勝てば、金メダルだ。』という“現実”を“現実以上”に捉えないで、淡々と試合に挑む人は、

ただ、ただ、自分のいつも通りの泳ぎに徹します。

この二人のどちらが、勝つと思いますか?

多くの場合、“現実”を“現実以上”に捉えない人が、勝利を引き寄せることができるでしょう。

いわゆる、【平常心】とは、「冷静」になるとか「無」の心境になるとか、実はそういう事ではないのです。

【平常心】とは、“現実”を“現実以上”に捉えない心のあり方のことなのです。

ですから、【平常心】は滝に打たれたりとか、火の上を歩いたりして得られるものではありません。

ただ、“ありのまま”に現実を見続けることができる人に宿る精神状態なのですね。

ひと昔前の、古典的なコーチングなどでは、高い【理想像】、つまり、高い『目標』を持つことが良いこととされます。

むしろ、『目標』が無ければ成功者にはなれない、とまで言われます。

しかしその高い『目標』こそが、皮肉にもその本人の首を絞め、潰してしまいかねないケースはけっして少なくありません。

近代的なコーチングでも、もちろん『目標』は重視します。

でも、もっと重要視するのが、「現実」、「現状」、「今」です。目標以前に、まず、「現実」、「現状」、「今」を直視し、

そして、それを“受け入れる”。

「自分自身の力ではどうにもならないもの」は、そのまま “受け入れる”という事です。

その姿勢こそが、「冷静」で「適切」な判断を生み、しいては、勝利を引き寄せるのです。

そしてこれこそが、「強いメンタル」の正体なのです。。。

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