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1/8333 * 1/666666 * 1/2 の Engineering Manager

どうも。希代のスラッシャー vur ( DEJAMAIS ) こと達朗です。

なにやらスラッシュワーカーとも言いますよね。

エンジニアでもありアーティストでもあり
Web制作やUI/UX、グラフィックはディレクター/デザイナー/デベロッパーだし、
映像や音楽はVJ/DJ/映像制作/コンポーザー的なこともしていて、カメラマンやMVのカーコーディネートをしたり、
時ぃにはぁ、何処かで知らず知らずのうちに間借りカレーをしていたり、🐃
社会人になってから十数年、基本ずっとダブル(+α)ワークだし。。。

時代の波に飲み込まれたのか・・・
はたまた運良く時代の波に乗りに乗っているのか・・・

私自身の感覚としては、時代の波など梅雨知らず、
気づいた頃には「わい何足の草鞋なるんだ???」なスラッシュだらけの状態に。

1年ほど前、そんな私が「働くひとの健康を世界中に創る」株式会社iCARE に入社し、EMという草鞋も履くことになりました。
今日はそんなお話。

みなさんは EM = Engineering Manager ってご存知ですか???
私は正直オファーを受けるまで知りませんでした。

これまで、テックリードやPdM、シード期のCTOなどしてきましたが、
EM? はて、、 VPoE と何が違うの???🤔」と。
まぁ、そこまで極端ではないですが、企業や事業の規模によって生まれるものと認識しながらも、役割の違いがぼ〜んやりしていました。

そこで、こんな記事やこんな記事を読み漁ったり(といっても漁るほどは読んでない)しました。

ご存知ない方も、これらの記事をお読みいただくと、なんとなく掴めるかと思います。
また、EMというものが、比重をどこに置くか や組織によって、やるべきことが変わる のが分かるかと思います。

私のEMとしての取り組みや詳細に関しては、また改めて記事にしたいと思いますが、ひとまず端的に言うと、
ジョインして一番注力したことは、主にピープルマネジメントです。

"会社にとって必要な場面" "重要視したいところ" というのもありつつ、自身としても、これまで見てきた現場や体験から兎にも角にもピープルマネジメントが現在地点でした。

また、それが今回EMとしてジョインを決断した動機にも繋がっています。

ここで、いよいよタイトルにつけた 1/8333 * 1/666666 * 1/2 に触れたいと思います。

これ なんの数字でしょうね???
まーなんのこっちゃわかりませんよね。

これはとても雑な計算なんですが、とある病気の罹患率を指し示しています。まぁ私の罹患したものなのですが。

  • 1/8333 = 肺気胸(自然肺気胸)

  • 1/666666 = 好酸球性副鼻腔炎

  • 1/2 = がん(大腸がん)

を掛け合わせたものを自身の存在とつなげたわけです。

ちなみに自然肺気胸は原因不明と言われています。
ただ、自然肺気胸は何度か手術していて、最後掛かったのは日本唯一の気胸センターがある病院の権威の先生でして、そこから再発してないのですが、その時先生がおっしゃっていたのが、「原因不明と言われてますが、私はストレスが原因だと睨んでます。」 というお言葉でした。

好酸球性副鼻腔炎も原因不明とされていて、2015年から指定難病に。
これは、なんらかの理由で鼻の奥の部分に好酸球(という白血球)が集まってしまい鼻茸(粘膜の部位)が腫れてしまい、その腫れによって鼻の気道を塞いでしまうものです。

また、大腸がんに関しては食の欧米化が一番疑われるのと、がんそのものにおいてストレスやその他の生活習慣も疑われます。

これらの病気は、違いはあれど、いずれも状況によってかなり危険を孕んでいます。
そもそも病気というものは状況によっては総じて死に至るわけです。

特に最後にあげた病気ですね。

二人に一人がなるとよく言われますが、そのまま数字にしてみました。
よくドラマや映画でセンセーショナルに取り扱われますが、めちゃんこ身近です。あなたが電車に座った時に隣にいる方は "がん" かもしれません。

ちなみにがん細胞ってのはどんな人でも毎日作られてます。
ゆうなれば みんな毎日 "がん" なんです。(※定義として "がん" ではないですが)
その "がん細胞" を体の免疫が駆逐できるかなんですね。

NK細胞やT細胞ってやつです。これらが上手く働くことによってがん細胞をなくしていくわけです。
※ ちなみにNK細胞は笑うことで活性化したりします。笑顔大事。

私が当時 罹患していることがわかった時、担当の医師から「大腸がんは成長がゆっくりなため、最初の細胞ができたのは、おそらく3,4年前かと思います」という話をうけ、思い返して逆算してみると、

  • 激務で5徹のあとに1日だけ仮眠(4時間)して4徹せざるえなかった

  • 土日もこっそり働く必要があった + 創作活動

  • 忙しすぎて昼ごはんが夜中の2〜3時。コンビニ弁当か牛丼屋

  • 友達からのお誘いはできるだけ調整するも、色々とお断り

  • 4年付き合っていた当時の彼女とは時間作っていたもののすれ違いが発生で別れることに

  • 身を粉にするも会社の存続危うく軋轢だらけ

そんな中で、どう考えても疲れ切っている徹夜の時はあえて
「あぁああ!実装たのし〜!!🧑🏻‍💻なーんてふざけたりして、先輩や自らを鼓舞してたんですが、当然めちゃめちゃに精神的にも肉体的にもやられていたわけです。

そりゃぁ、もれなく病気にもなるわけですよね。
ただ、友人たちの中にも過酷な状況はあったりで、
世の中にはそんな職場や生活リスクが意外とかなりの多さで存在しているんだなと感じた経験がありました。
また職場だけにかぎらず、プライベートでストレスを抱える部分だったり、睡眠負債や乱れた食生活といった生活習慣におけるシワ寄せもあるわけです。

自身としての対策は、治療と共に改善し、日頃意識づけるようにしていきましたが、病気のことを聞かれるたびに他者に対しても、"実体験からの学びを共有することで、プラスに働いたらいいな!"という思いがあることを自覚させられます。

また、モノ・コトを作るものとして、クリエイションによって、生活に豊かさをもたらすことに喜びを感じる自分にとっては、常にそういった側面で社会と関われる場面を探しています。

そんな中で、エンジニアとしても「働くひとの健康を世界中に創る」をPurpose に掲げる企業 からのお誘いは他人事ではないなと感じるものであったのは容易に想像できるかと思います。

これが、iCAREという企業に興味を持った経緯になるわけですが、加えてEMとしてという部分の話に戻ってみましょう。

ジョインする動機としてEMの役割というところも後押しになってのいまなのですが、それに関しては、私が 企業と働くひと に対して感じていることが関係します。

法人とはよく言ったもので、会社や組織というものには、まるで人のような特性やキャラクターがあるように感じています。

また、それらがCEOやCOOなどの役員、はたまた株主に委ねられているかというと、そうとも限らない。

そう。
その中で働いているひと達のそれぞれの特性やキャラクターが相互作用していたりします。

よく「彼はこのチームにおいてのブレインだ!」とか「この機能がサービスにおいての心臓部分だ!」とか
「〇〇部と■■部の軋轢こそが我が社の "がん" だ!」とか言いますよね。

それは、まさに 法における"人" という感じ。

中で働いている人たちが血となり肉となり、臓器や細胞を担っていると考えると、会社が健康であるためには、働いている人たちが心身ともに健康で健全でなければならないわけです。

それは、医師でなくとも"会社の"、" 組織の" 健康を保つことはできる。という可能性を示唆してくれます。

ましてや、それをプラットフォームとして提供していく会社において、まず自社が、自分達が、健康であることは、とても大切なことです。
そこにマネジメントという形でコミットし、働くひとの健康を実現していく事に大きなやりがい・意義を感じたわけです。

そんなこんなで参画するに至ったiCAREですが、ジョインから一年たった今も社内にもプロダクトにも当然課題はいっぱいあります。
スラッシュで区切られた分母と分子。スラッシュで区切られた経歴や肩書。
誰しも唯一無二の経験がありその人をなしています。

自身の 1/8333 * 1/666666 * 1/2 の体験、そこからの復帰やこれまでのキャリアやスキル、経験がどこまで活かせるかという部分ではありますが、
社内で活躍する唯一無二のタレントと協力し、互いに活性化し合い、
自社の健康、そしてその先の「働くひとの健康を世界中に創る」を成し遂げていけたらと思います。

ちなみに、以前は EngineeringGroup という開発チームを数チーム抱えるグループにてマネジメント担当しておりましたが、現在はDeveloper eXperience 向上のための機関や新規事業の起ち上げに関わっています。そのあたりはまた別の機会にでも綴ろうかと思います。

【余談】 あ、そうそうそう!! スラッシュと言えば、スラッシュルールをご存じでしょうか?
私は大腸がんが発覚後、入院まで一ヶ月ほどあったのですが、病院の治療だけでなく、食事療法も取り入れ、ヴィーガンのような食事と添加物や農薬使用野菜を極力避ける生活を送ることで、慢性的な体調不良が改善されたり、理想の体重に戻るなどしていました。
そんな時目安にしていたのが、簡単に添加物を避けれるスラッシュルールです。

これは原材料の表示の際、添加物はスラッシュ以降に記載しなければならないものになります。
最近ちょっと落とし穴 もあるのですが、「添加物をできるだけでも避けたい!」という場合には、食品表示を見ることで添加物の多寡が判別できるので覚えておくと便利です🙆🏻‍♀️


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