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将来の詩人

イスラエル軍の攻撃で両手を失った男の子が波打ち際で遊んでいる。元気な様子のその子を見て私は思いました。

この子は将来詩人になるのではないかな、と。

この子の心の中には自分の手で、自分の手のひらで素手でさわる触れることの出来なかった海の波や泡の感触が想像力として形作られていくのではないでしょうか?
誰にも当たり前に身近に体験できることが、この男の子には遠い。

この男の子が生き延びていつか、自分が幼い日遊んだ波打ち際のことや、そして両腕のあいだをすり抜けていくばかりだった波や泡のことを書く日が来るのかも知れません。
どんな形式で書かれていてもそれは詩になるのでしょう。
それはもしかしたら絵画かも知れません。
それはもしかしたらなん小節かのメロディかもしれません。
それは短い歌かもしれません。
それはおそらく私達を感動させるのでしょう
それが私達にもたらす感動は痛みと悲しみをともなう感動なのでしょう。

ふとそんな思いにとらわれた私は、この男の子が強く明るく生きてほしいと思う気持ちと同じくらいの悲しい気持ちがわいてきました。まるでその男の子が未来に書く詩を読んだような気がして。

この男の子が将来作るであろう詩、そのような詩を誰も書かずに済む未来を、と願わずに私はいられません。

詩は傷口から生まれるのです。
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