ものづくり補助金を活用してShopBotを導入しよう
ものづくり補助金(もの補助)を利用してShopBotを導入したいけど申請が大変そう。
そんなご相談をよく受けます。そこで、中小企業庁の担当の方から聞いたちょっとしたコツとShopBotの特長をお伝えします。
正式名称「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」は、「新製品・サービス開発」「生産プロセス改善等」のための設備投資を支援するもので、ものづくりに携わる中小企業なら誰でも申請できます。補助上限は1000万円、補助率1/2(小規模事業者なら2/3)と手厚い補助金ですから、利用しない手はありません(現在コロナの影響で小規模事業者でなくても要件を満たせば2/3の補助が認められる特別枠があります)。
新製品・サービス、生産プロセスの改善に役立ち、生産性の向上と従業員の賃金アップにつながる計画が認められることで採択されます。
申請するポイント
申請にあたっては、次の事柄を明確にする必要があります。
1.自社の現在の課題
やりたい事は何か、それが実現できない理由は何か(人手・後継者不足、技術不足、設備不足etc,)
2.解決への道筋
どうしたら実現することができるのか、何を支援して欲しいのか、そのためにはどのくらいの予算が必要なのか →ShopBotでできること(ページ下部)を参考にしてみてください。
3.事業計画(効果)
新製品・サービスによって、または効率アップによって自社の売上・利益がどのようにあがっていくのか、それによってどのような効果が期待できるのか
大切な事は、まずこれらを明確にわかりやすく整理し、申請書の「事業計画名」(30字程度)「事業計画概要」(100字程度)にこの事を端的に伝えることです。
ここに書く文は、審査員が次に読み進めるための大事な導入部分、いわば広告で言う「キャッチ」です。そのため、ここで審査員の興味を引きつけることがとても重要です。
<成功事例>「ものづくり補助金」成果事例集平成30年度版(広島県中小企業団体中央会)より
「計画名」
トイシ製品(研削砥石)の大幅な短納期化を可能にする一貫生産体制の構築
「概要」
トイシ製品における顧客からの“小口化”、“仕様の複雑化”、短納期化“等の要望は年々厳しくなっており、本事業では工作機械の独自開発と一貫生産体制の構築によりフレキシブルかつスピーディーな生産を実現させる。
上記の計画名と概要の中には、課題も解決方法も効果もすべて説明されています。ここを読めば、審査員は具体的なイメージが浮かぶので、次の本文が読みやすくなります。
たくさんの申請書の中から、本文に読み進んでもらえる事はとても重要です。審査員の方々も丁寧に読んでくださっていますが、つかみはとても大事です!
ShopBotでできること
ここからはShopBotでできること・可能性を改めてご紹介します。
ShopBotは初めての人でも使いやすいように、また、手頃な価格で導入できるように設計開発された3次元CNCルータで、大規模な設備は不要とする場面で活躍しています。
1. コンピューターで設計する
・CADソフトの利用で複雑な加工も比較的容易に
・イラストレーターを使った図面・ベクターデータで加工が可能(デザイナーが気軽に試作ができる分かりやすさ)
・データの修正でサイズやデザインのバリエーションが出るため、オーダーメイド製品開発が可能
2. 複雑な加工ができる
・手では加工できない・高い加工スキルを必要とする形状を容易に加工することができる
・材を効率的に活用できる
3. 繰り返しの加工が容易
→省力化・効率化
4. 地域で活かすアイデアのいろいろ
ShopBot ウェブサイトもご参考ください。
お問い合わせは sales@vuild.co.jp
申請にはGビズIDが必要(電子申請になりました)
もうひとつ重要なこととして、今年度から申請電子申請となったことも忘れてはいけません。
これまでの申請書にくらべ、記載すべき内容がかなり減った印象ですが、この電子申請システム「Jグランツ」を利用するためには「GビズID」の取得が必要です。取得には2週間程度必要との事ですので、早めに取得をお願いします。申請する内容は以下の様式のとおりですので、ID取得までの間にこちらで申請内容を理解しておいてください。
事業計画書 記載項目(参考様式1)
賃上げ計画の表明書(様式1)
詳細はものづくり補助金総合サイトを参照してください。 第2次締め切り公募要領
スケジュール(公開時点のもの)
令和元年度補正の第2次申請受付が4月20日より始まっています。締め切りは5月20日です。
年間の予定は次のとおりです。
なお、第1次の採択結果が4月末に発表される予定です。残念ながら採択にもれた方も2次に応募が可能ですので、計画名・計画概要の表現を見直して再度チャレンジしてみてください。
文責:中澤泰子(エレクトロニクス・通信・音楽配信業界などで、新商品・新サービス・新規事業開発に関わる。シーズ・ニーズ開発から販売までトータルマーケティングを実践。2018年3月よりVUILD参加)
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