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🇬🇷日帰りギリシャレポート(カステロリゾ島)

つまりメイス島(カステロリゾ島)です。

🇹🇷イスタンブールからアンタルヤまで深夜バスで12時間と、さらにアンタルヤからカシュまでバスで5時間
地中海沿いの海と曲がりくねった道や崖を走り抜けるとカシュの町が現れる。

中心街は物価高め

カシュの街に着いたのは夕方だったので日が暮れるまでビーチや半円形劇場を散策してホテルにチェックイン。
午後九時を過ぎても治安が良いのでチケットを買いに行った

部屋に戻りチケットを確認すると勝手に日帰りの日程で発行されていたので、日帰りでも良いかと思いながら眠りについた

翌朝

朝九時にイミグレと言われたので朝食を食って乗船場に向かった。
イミグレでは特に何も聞かれなかった。

沖縄の離島に行く船くらいの大きさ

船は出港してから30分もすればカステロリゾ島に到着する。
この島は本当に小さく、市街地も写真で見えるので全てである。
しかし、町並みは一気にギリシャを形容するような白を基調とした建物ばかりになり、距離は近くとも別の国に来たことを実感するのには容易であった。

10時に到着。船を降りて入国審査。特に何も聞かれず。

とりあえず街を散策することにした。
特に裏路地が個人的に好みで、現地の人は何も思わないであろう裏路地をワクワクしながら歩いていった。

そんな裏路地を歩いていたら満開のブーゲンビリアの花の群生を発見した。

こんなに綺麗で心を奪われたのは久々で数十分は眺めてたと思う。

当然ガイドブックやネットに乗ってる訳でもない。現地の人しか知らないような偶然このような景色を見られたことが嬉しかった

↓これは🇹🇷カシュで咲いてたブーゲンビリアの写真だが、それぞれ色味が違うのもまた良い。日帰りギリシャとセットでどうぞ。

中心街のカフェが立ち並ぶエリアに戻ってきた。
あとは青の洞窟を見るくらいで目的は達成だ。
と思ったらちょうどカフェのオーナーのおっさんに「青の洞窟に行かないか?」話しかけられた。
丁度行きたかったので行きたいと答えたら、乗り合いで行くから他の人が来るまで待ってろと言われた。
乗り合いで行く場合は相場は1人15ユーロくらいである。
トルコ人のカップルも一緒に待ってたので、あと2人くらい必要だと思って待ってたら台湾人の学生グループが5人やって来て、先に待ってた俺たちを置いて先に出発しやがったwwww

順番どうなってるんやとおっさんに問い詰めるもまぁとりあえず待て、50分後には戻るからと言われて足早に去っていったのでトルコ人カップルとあのおっさんに絶対に値下げしてもらうぞと誓った。

その後、港で1時間半ほどトルコ人カップルを待ってたんだけどトルコ人カップル来ねぇじゃねぇかwww

この時点で2時半。出国審査は3時半開始だ。で、おっさんにもう高くても良いから一人で行くわと言ったら「もう今日はおしまいや。満潮で洞窟に入れへん」

は?

先に言ってくれよこんな大事なこと
おっさんはまぁうちの店の海鮮美味いから食ってけやとか言うので、さよならして諦めず他のボートを探すことにした。

因みに青の洞窟に行くツアーは無く、ボードを所有してるおっさんや飲食店の人に話しかけないといけないが、どこも相場は貸し切りボートは50ユーロだ。

どこも「今日はもう満潮の時間だからおしまいや」と言われるので自分はプンスカしてたが、唯一ボートを出してくれる飲食店のおじを見つけた。

流石にテンションが上がってお礼に店でドリンクでも飲むわとか言ったらドリンク代は無料でええでとか言われたので、実質47ユーロで乗船(それでも高いけどしょうがない)

「でも満潮でボートは入れないかもだから、もし入れなかったらライフジャケット着て自分で泳いで入ってもええで。」
と言われたので泳ぐ覚悟で出発した。

ちなみにおじさんは黒澤明監督の作品とかラストサムライがめっちゃ好きとか言ってた。

めっちゃ波しぶき浴びた

めっちゃ船を飛ばして洞窟の前まで来たけどこれボート入れるのか?ってくらい満潮であった。

あんた寝てなと言われボートに寝っ転がる。
こうでもしないと満潮になりかけた青の洞窟に入れないのだ。
おっさんも寝転んでボートを操作する。
波が一番低いタイミングを見計らって一気に加速した。

洞窟の中に入ると別世界に変わり、そこには神秘的な輝きがあった。

加工はない。以前は個人的に青の洞窟は画像をレタッチして作られた景勝地と疑っていたがそれは違かった。
テレビやネットで見た景色と本当に同じ色をしていたのだ

神秘的な青色は石灰岩を通して光を反射し、洞窟内さえも青く照らす。
そして洞窟の中にいるのは俺とおじさんだけだ。おじさんは気を利かせてボートのエンジンを切ってくれた。
波音だけが洞窟内を反射して自然だけの音がよく聞こえる。

これがもしイタリアのカプリ島の青の洞窟であればこんなに神秘的にはならなかったと思う。なぜなら人が沢山洞窟内にいるからだ。もしかしたらそもそも定員オーバーで洞窟すら入れなかったかもしれない。
改めて神秘的な空間の中で何も邪魔されない空間に行けたのが嬉しかった。

個人的にはもっと長い時間居たかったが、写真撮影タイムくらいの短い時間で洞窟を出ることになってしまった。満潮が憎い。

帰りもギリギリのスレスレでボートは洞窟を通り抜けた。
ボートは激しい波しぶきを上げながら港町まで戻った。

自分はおじさんにの親切心とボートの操作技術に感謝してコーラを飲んだ。最高に美味かった。
近くにいたドイツ人に感想を聞かれたので写真を見せたら羨ましがってた。

それから雑談してたらもうイミグレの時間が来てしまったので行くことにした。
最後にもう一度だけ満開のブーゲンビリアを見て船に搭乗した。

当然日帰りなので1日で4つスタンプをゲット。EUの船の出入国スタンプは初めてだったので嬉しい。

カシュに戻ったらもう夕暮れ時だった。
モスクからアザーンが聞こえたことで元の街に戻ってきたことを実感する。

この日は疲労が溜まっていたので早めに寝ることにした。
次の日の朝、猫に手を噛まれる事はこの時の俺はまだ知らない…

曝露後狂犬病ワクチン注射編へ続く