【にじさんじ】あけおめのマリオパーティ2ガチ勝負感想 Vtuberがレトロゲーをやるメリット

笹木咲(以下笹木)/椎名唯華(以下しいしい)/社築(以下やしきず)/花畑チャイカ(以下チャイチャイ)の四人で行ったマリオパーティの配信が面白かったので感想を書く。

この四人は本当にバランスが良く感じる。曖昧な表現だが、四人の持っている突っ込み力の総計とボケ力の総計が同じくらいであることと、誰も突っ込みとボケのどちらかに偏ったライバーがいないからなのだと思う。爆発力というより、安定して面白いものを供給してくれるんだろうという信頼感が凄い。
ただでさえ面白い四人なのに、今回選んだゲームのマリオパーティ2は四人と同世代(笹木としいしいはJKだが同世代)の私の心をがっちり抑えたゲームセレクトで、かなり笑わせてもらった。

今回はタイトルの通りレトロゲーをやるメリットについて書いていく。今回の配信ではレトロゲーの良さがとても出ていたと感じたのでこのようなお題にさせてもらった。マリオパーティ2がレトロゲーかどうかは人によると思うが、20年以上前のゲームなので私の中では十分にレトロゲーだ。

レトロゲーをVtuberが行うメリットについて大きく二つあると考える。それぞれについて解説していく。

一つ目は、粗削りなゲームが多く、今ほど親切設計でないからこその盛り上がりやドラマがある。

本配信を見た方ならわかると思うが、今回四人がプレイした「スペースランド」というマップ、あまりにも粗削りである。
すごろくゲームであるにも関わらず全員が何ターンも同じマスに止まり続けてしまうという所謂「ハマる」状況は昨今のゲームでは絶対に起こらない状況だろう。
プレイヤーが意図的に行う「ハメ」すら極力排除する昨今のゲームから考えると、ゲーム自体に「ハメ」られる状況に爆笑してしまった。
お金を払えばこのハメは解除できるのだが、チキンレースのような状況になってしまいハメを解除するメリットがないから全員で喚き散らすという状況はレトロゲームならではの盛り上がりだろう。

そしてこの粗削りさが騒ぐタイプの配信者ととても相性が良い。粗削りであるが故の視聴者と一体になってのゲームへの突っ込み、盛り上がりが随所に見られた。例えば1VS3のミニゲームはどちらかがほぼ負けるようなゲームバランスになっていたり、「はたあげヘイホー」のミニゲームでは初見では回避不能な罠が仕掛けられていたり、やたら隠しブロックが出現するなど、レトロゲーならではの仕様に突っ込みや怒声が飛ぶさまはとても配信映えしていたと感じた。

レトロゲーといったときに私が真っ先に思い浮かべたのはホロライブの戌神ころねだったが、彼女の多くのレトロゲーム配信でも同様のエンターテイメントが見られ、それで評価されているので、粗削りなゲームが多いことは、レトロゲーをやるメリットといえるはずだ。

二つ目は、定石外のプレイをしても荒れないことだ。


最近桃鉄配信では初心者が誤ったプレイする際に怒ってしまう視聴者が散見される。桃鉄に限らず、新しいゲームを実況する際誤ったプレイをすると怒る人がいる。ただ、レトロゲーム配信ではそのような人は少なく感じる。
正確には、知名度が低いゲームほどこの傾向があると思うが、レトロゲームは最新ゲームよりは知名度が低いことが多いのでこれもメリットとしてあげた。特にマリオパーティのようなレトロパーティゲームは荒れるところをほぼ見ないので配信するにはねらい目かもしれない。

他にもそもそも視聴者層に20~30代が多いので刺さる等色々メリットはあるのだろうが、私的には上記二つが大きなメリットだと考える。

まとめ
今後もこの四人のコラボはどんな内容でも楽しみだし、願わくば今回のようにあっているゲームをまたプレイしてほしいと思う。

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