インバウンド需要でますますカオスになってきた難波・心斎橋エリア
梅田や天王寺に比べると、難波・心斎橋エリアは海外からの観光客が圧倒的に多いです。難波・心斎橋エリアは、堀江や湊町が随分とオシャレゾーンになった以外は案外変わっていません。梅田が変貌し過ぎて、難波・心斎橋エリアは逆に大阪の繁華街らしさが残っています。
人の多さでは、大阪で一番多い場所であるのは間違いなく、難波・心斎橋エリアをどこまで含めて良いのか迷うところですが、難波・心斎橋・湊町・堀江・日本橋・恵美須町を全て含んで考えると、かなり広範囲な繁華街と考える事が出来ます。
1.高島屋・南海なんば駅・近鉄難波駅・なんばパークス周辺
高島屋が入っている南海なんば駅自体、昔の高級感を感じられる場所ですが、なんばパークスが出来てからは最も難波・心斎橋エリアで変貌を感じられる場所になりました。心斎橋商店街や戎橋や千日前道具屋筋商店街の辺りは、とても人が多いですが、なんばパークス・高島屋・なんばCITYは比較的過ごし易い場所になっています。
この辺のエリアから、信号を渡って直ぐのエリアに、日本橋(でんでんタウン・オタロード)がありますが、全然雰囲気が変わるのが面白いところでしょう。
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2.湊町リバープレイス
湊町リバープレイスには、コンサートホール「なんばhatch」があります。周辺は商業施設のOCAT、ジュンク堂難波店やセントラルスクエアなんばやダイキなどが入っているマルイト難波ビル、病院・ホテルなどがあり、比較的静かな場所です。
3.なんばウォーク
梅田ダンジョンほどではありませんが、難波にもかなり長い地下街があります。なんばウォークは一番街・二番街・三番街で構成されており、湊町リバープレイス・OCAT・JR難波駅方面から大阪メトロ堺筋線日本橋駅・近鉄日本橋駅まで繋がっています。
3.千日前道具屋筋商店街・日本橋・裏難波・黒門市場
昔はキャバレーとして栄えていた味園ユニバースやなんばグランド花月やNMB48劇場などがある千日前界隈は、黒門市場や日本橋が近いです。様々な包丁や食器などが売られている千日前道具屋筋商店街を抜けると、日本橋(でんでんタウン・オタロード)に出る事が出来ます。また、この周辺には裏難波と呼ばれる多種多様な飲食店が立ち並ぶエリアがあります。
味園ユニバースの筋を抜けて信号を渡ると、黒門市場が見えてきます。
4.千日前商店街・心斎橋筋商店街・戎橋・法善寺横丁
梅田は大地下街やJR大阪駅周辺のビルの構造で迷子になってしまうタイプであれば、難波は商店街で迷うタイプのエリアです。千日前商店街と千日前道具屋筋商店街は似たような名前ですが、場所は離れています。千日前商店街は、戎橋や道頓堀に近い商店街で飲食店が数多くあります。昔からの老舗店も多くあり、観光客は大体この辺に大集結します。
商店街が入り組んでおり、心斎橋筋商店街・千日前商店街・戎橋筋商店街・南地中筋商店街・道頓堀商店街があります。さらに、法善寺の近くに法善寺横丁もあるので、飲食店など非常に数多くの店が軒を並べています。
5.心斎橋(御堂筋側)・アメリカ村
御堂筋側は、高級ブランドショップや大丸心斎橋店などが立ち並んでいます。大丸心斎橋から信号を渡ると、アメリカ村エリアとなっています。このエリアは、老舗のライブハウスが点在しています。ストリート文化などが融合しており、多種多様な店がある分、御堂筋を隔てて街の雰囲気が変わるのが面白いエリアと言えます。
6.堀江
アメリカ村をもっと西に行くと、堀江エリア(西区)があります。かつては家具問屋街として栄えていましたが、現在ではカフェやオシャレショップが数多く出店しており、住宅地としても人気がある場所に変貌しています。
オレンジストリートと呼ばれるエリアは、人気アパレルショップやカフェ・デザート店などが数多くあり、高島屋前や心斎橋筋商店街・戎橋界隈・千日前界隈の喧騒に比べると、かなり静かで穏やかな雰囲気が漂っています。
7.長堀
大阪メトロ御堂筋線心斎橋駅や長堀鶴見緑地線心斎橋駅から直結しているハンズ心斎橋店などがあります。心斎橋筋商店街からせんば心斎橋商店街へと信号を渡っていくエリアのイメージが強いかもしれません。せんば心斎橋商店街を更に北へ行くと、本町方面に辿り着きます。
まとめ
難波・心斎橋エリアは、梅田エリアと比べて、広い面にかなりたくさんの店が広がっているイメージが強い場所です。梅田以上に色々な個性的な店があるので、気になった場所へ行ってみても良いでしょう。かなりディープな土地柄と言えます。