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【cEDH】Unfinity レビュー

初めてのUnシリーズレビュー。というのもホログラムがどんぐりでなければUnシリーズだがエターナルリーガルらしいのだ。エターナルリーガルのカードはScryfallの検索機能を使ってどんぐりを除くと探しやすい。

今回はUnならではの新ギミック、StickersとAttractionsがあるため、レビュー前にそれらの仕組みを簡単に確認する。細かいルールは公式を参照。ちなみにこれらがEDHで使えるかは委員会次第。発表はUnfinityの発売日である10月7日(金)までにあるらしい。

はよ

STICKERS

各Sheetには下記4種類のStickerが含まれている。

Stickerの種類
・Name stickers x3
・Art stickers x3
・Ability stickers x2 (Ticket x2以上が必要)
・P/T stickers x2 (Ticket x2以上が必要)

https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/unfinity-mechanics-2022-09-20

Sheetは全部で48種類あり、これらの中から最低10枚を重複なしで用意しておく必要がある。そしてゲームの開始時にランダムで3枚選んで使用することになる。枚数に制限がないため48種類全てを用意しても良いが、厳選された10種類に絞るのが良いだろう。

Stickerの種類はトークンと共に公式サイトで公開されている。

固有能力なしで活躍するStickerはAbility stickerとP/T stickerの2種類。ただ、ご覧の通りいずれもコストとして最低でもTicket x2が必要となっている。そのため、Stickerギミックを使うのであればTicketに困らない運用が必要となる。

ATTRACTIONS

本ギミックを使うためにはAttractionデッキを組む必要がある。Attractionデッキは最低10枚、Attraction名の重複なしで組む必要がある。数え間違えがなければ全部で22種類あるため、これらの中から10枚を選ぶことになるだろう。Attractionギミックの流れは下記の通り。

Attractionギミックの流れ
1. 呪文や能力で"open an Attraction"する
2. AttractionデッキのトップからAttractionを場に出す
3. 第一メインの開始時に6面ダイスを振る
4. Attractionのランプが付いている数字が出たら能力が誘発
(5. Attraction次第では条件を満たすとclaim the prize!する)

https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/unfinity-mechanics-2022-09-20

エターナルリーガルのAttractionはランプ数が2個か3個のため、3ターンに1回か2ターンに1回誘発する程度に考えることになる。いずれにしても誘発が第一メインとやや悠長なため、アーティファクトであることを活かす等の工夫がなければ採用に至ることは少ないだろう。

白(なし)

《Exchange of Words》

仲良くしようね

テキスト交換エンチャント。色が濃い上にMV3と微妙に重く、テキストを一方的に奪うのではなく交換するため使い勝手はイマイチか。採用するのであればテキストを交換する点を意識してデメリット能力を押し付けたい。

《"Lifetime" Pass Holder》

カード名もイラストも能力もマッチしていて美しい

百合子の種候補。死亡誘発でAttractionが現れる。サイズも2/1と悪くないため、Mox opalを採用する型ならありかも。本当か?

《Saw in Half》

この手のカードを見て真っ先に思い浮かぶのが某赤クリーチャーになってしまった

かなり前から紹介されていた除去面をした呪文。対戦相手のクリーチャー除去に合わせて実質回避したり、ETBを2回誘発させるために使える。

《_Goblin》

肉のある《煮えたぎる歌》

Name Stickersをちゃんと見たら強かったため追加。ETBでName stickerを貼り、その貼られたName stickerの重複なしの母音(Unique vowel: 以下、UV)数だけ赤マナが出る。国内外の情報源によると6UV x1種類、5UV x2種類、4UV x6種類が存在するため、Sticker Sheetの9/10をUV4以上のSheetで埋めることができる。ゲーム開始時に10Sheet中3Sheetを使えるため、約70%の確率で赤を最低でも5マナ生成するクリーチャーと化す

選りすぐりのSticker Sheet

緑(なし)

多色

《Comet, Stellar Pup》

レガシーで強そう(エアプ並感)

ウィノータでワンちゃんあるかも(人間じゃないので多分ない)。

《The Most Dangerous Gamer》

EDH廃人?

Unfinity出身の統率者で可能性を感じているクリーチャー。Attractionの扱いを勘違いしていなければスタックスで盤面を固めた後、Attractionで遊びまくって勝てそう。統率者でなくてもコントロール寄りの構築であれば活躍できる……かも。勘違い。パーマネント破壊の誘発条件がclaim the prizeのため厳しそう。

無色(Attractionデッキ)

Attractionは1枚1枚がシンプルなため、個別の紹介はなしとする。代わりに、百合子で《"Lifetime" Pass Holder》を採用した場合に組むつもりのAttractionデッキを紹介する。

テンションあがるなぁ〜

百合子の攻撃に関連するものとアドバンテージを稼げるAttractionで統一した。本リストは点灯しているランプを意識していないが、百合子の攻撃を通す用のAttractionは各1~6のランプ総数が散るようにしたい。

また、《The Most Dangerous Gamer》を採用する場合は上記の百合子専用Attractionを抜いて《Storybook Ride》を採用したい。

複数のAttractionを並べられるのであれば強力なAttraction

土地(なし)

最後に

Unシリーズなだけあって見慣れないテキストが多く、読み応え抜群なカードが多かった。普段は紙でリミテッドをする機会がないのだが、久しぶりにカラフルな柄シャツでも着て遊んでみようかと検討中。

執筆中に飲んでいるコーヒー代に充てさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。