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WAIS4、WMS-R、ロールシャッハテスト受験記

 こんにちは、るこるです。
この度WAIS4(知能検査)、WMS-R(記憶検査)、ロールシャッハテストを受験しました。受験までの流れと、今回の経験を忘れないためにも感想を書こうかな~と思います。
 
 まず、先に結果の数値を書きます。

WAIS4

全検査IQ:106 パーセンタイル順位:66
言語理解:112 パーセンタイル順位:79
知覚推理:93 パーセンタイル順位:32
メモリー:100 パーセンタイル順位:50
処理速度:111 パーセンタイル順位:77

WMS-R

一般的記憶:116
言語性記憶:117
視覚性記憶:105
注意・集中力:82
遅延再生:106

 低くもなく、高くもなく……いたって普通の結果なんだと思います。

受験したきっかけ

 ハッキリ覚えてません。気付いたら受けてました。
 ハッキリと覚えてはいないんですが、その時不眠に悩んでいたのと、ついでにカウンセリング受けたろか!の気持ちで突発的に精神科のカウンセリングを予約しました。

 「何喋ろ~生きづらさかな~」とか思いながら当日に臨みました。ペチャクチャ好き勝手に喋ってたら終わりかけに、「診察も併せて続けて~」みたいなことを言われて薬を処方される身になりました。余談ですけど睡眠薬はともかくとして精神薬の効能信じれたことがないんですよね。
加えて「気になるところあるんで、不眠改善されたら検査受けてもらおうと思ってるんですけどいいですか~」みたいな流れだったと思います。ホントに覚えてない。

 なんか知らんが何かわかるんなら受けますよ、と二つ返事で承諾。WAISを受けることになると気付いたのは帰りの電車内のことで、めちゃくちゃワクワクしながら帰路につきました。その後秒で不眠が改善したので受けることに。とりあえずこんな流れです。

 テストの内容を言ってしまうと意味がなくなるので、フィードバックの感想に移ります。テスト自体はメチャクチャ疲れますがメチャクチャ楽しかったです。

フィードバック

 知覚推理とは「図や空間把握とかの言葉を伴わない情報を、正確に把握して、把握した情報をもとに頭を働かせる」みたいな能力らしいです。
 
 で、これと大きな点差を見せたのが言語理解処理速度
それぞれ「知識の多さ」と「素早く正確に情報を処理する能力」らしいです。点差は19点と18点、どちらもこっちのほうが高いです。

 これらの差がある場合、それぞれ何に困るかというと

知覚推理(低)×言語理解(高)

・弁は立つために周囲から高い水準を求められやすく、そのギャップにより負担を感じることもあるかもしれない。

知覚推理(低)×処理速度(高)

・必要なものをすぐに見つけ、パターンが明確なものを扱うことはできる。
・見なきゃいけないものが複数になると急に扱えなくなる
・たくさんの情報を一つに統合する作業が苦手かもしれない
・一度行き詰まるとほかの方法に素早く切り替えるのが難しい

 レポートから抜粋。

以上から、「腰を据えて考えることができるといいけど、瞬発力を求められるとダメ」「考えを膨らませるのは得意だけど、1つにまとめるのは苦手」「0を1にするのは苦手だけど、1になればどんどんできるかも」という傾向にあることと

 「なので統合の作業を外注、分業したほうがいいのでは」「例えば、アイディアを出して、統合の作業はChatGPTにやってもらうとか、こうやって負担が少ない方法を取ることはできるよね」といった対策や、自分と同じ傾向にある方に合った仕事、合わなかった仕事といった具体例、そこからどういった仕事が向いているかなどのフィードバックまでいただけました。

 ASMR?と思ったWMS-Rは特筆すべきこともなかったので次に行きます。

ロールシャッハ・テスト

 俺だ!!!
なんでインク染みだけでこんなにわかるんだろう。「すごく良い人〜」のところについては、ちょっとでも一旦思い込むとどんどんどんどんそっち方向にのめり込むので、後から思うとなんであんなに……と思うくらい嫌ってたりすることはあります。本当になんとかしたい。
 
 まとめ部分には

様々なことを自分で決められないのは、処理速度の低さ、つまり「対応の苦手さ」が関わっているかもしれない

ここにも関わってくるのかと思いました。

 結果としてはだいたいこんなもんです。

思ったこと(8/30)

 ・まとめ部分のことって、知覚推理っていう臨機応変さがない頭で導き出した結果はだいたいあんま良くない。それで自信がなくなるってことか。
 
 ・記憶力と処理能力はあるので、言語理解という物知り力を上げてやればVervalな処理はゴリ押しできるかも。俺はよく「〜のサンプルが欲しい!」って思ってます。

 ・逆にNon-verval、数字とかの処理はベターな方法に行き着くまでにどうやっても時間がかかるってことを自覚しないといけない。

 ・時間をかければ処理できるけどそこまでに時間がかかるから動きがトロくなる

 ・イメージとしては頭の中で物事を具現化させることはできるけど、形作るまでに時間がかかるし、途中で邪魔が入ったら霧散する。

 ・でもふとした拍子に「あ!」って思いだす、理解できるってこともあり得る。

 ・これ全部スマホを触れないときに思いついてて、何回か反芻させてればエピソード記憶にしてわりとパッと思い出せる

 ・でも脈略なく「〜」「6」「A」みたいにまったくカテゴリーも違うことを紐付けて記憶するのはさらに何回も反芻させるか、急に思いだすやつを待たないと難しいかも。

 ・マルチタスクは難しい。音楽聴きながら勉強とかちょっと気が散る。毎回色々流しては結局無音が一番いいなってなる。

 こういう感じのことを素人ながら思いついたんですけど、まぁこういうのはプロに聞けばいいか っていうメモでした。

最後に

 受けてよかったです。ずーーーーっと思い悩んでいるけどモヤモヤしてた箇所が、ハッキリと言語化されてとてもスッキリした気分です。これからのカウンセリングを通じて更に自分の抱えてるものを言語化できたらなと思います。

 重要なのはあくまで自身の数字であり、そこでの相対的な差から自身のできること、苦手なことを分析して、より自分が生きやすい方向にもっていくためのモノなんだろうなと思いました。数値をすぐに30上げろとか、できないことはできないし。

 受験料のことは、具体的な数字を忘れてるだけかもしれないんだけど自分の得手不得手、さらにプロのフィードバックまで得られると考えればものすごく安いんじゃないのかなぁと思います。
 
 気になってる!って方はぜひ受けてみてください!安くはないのでアレですけど、実りある時間になると思います。

 最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

それでは。

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